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2009年12月19日20:34

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桜色の時代(5) 1998−「Alice−ON WONDER NET」の頃

○【TVアニメ】「アンドロイドアナMAICO2010」(98年4月6日〜9月28日放送)

ラジオドラマ終了と入れ違いにスタートしたアニメ版。
でも私は、ラジオドラマ版と設定や雰囲気が違ったので、数回しか観ていません。

好みの問題ですが、、、。

放送開始順で言えば、これが桜さんの初主演アニメでした。
当時桜さんはすっかり人気声優の1人だったので、
デビュー5年目で初主演、というのはかなり意外な気がします。
「カードキャプターさくら」が最初ではなく、
こちらのほうが「1日」早かったです。


桜さんが歌うアニメ版「MAICO」のOP「MAICOは踊る」のTVサイズ映像。



ED「デフォルトの笑顔」のフルバージョン。
画像はアイマスですが気にしないでください、、、。




○【TVアニメ】「カードキャプターさくら」(98年4月7日〜00年3月21日放送)

『CLAMP先生の作品は、私も大好きなんですが、
この作品を知ったきっかけは、本屋さんでコミックスの第1巻を発見したときだったんです。
そのときは「ワーッ、CLAMP先生が『さくら』って作品を描いてる。いいなぁいいなぁ」
って思いつつ、読んでたんですけど。
そうしたらアニメ化が決まり、オーディョンに呼んでいただいたでしょ。
最初はオーディションに呼ばれただけですごく嬉しかったんですけど。
いざ受けるとやっぱり「絶対にやりたい」という気持ちがすごく強くなってきました。
きっとこれで落ちてたら、泣きまくってたろうなぁと思えるほど、ホント嬉しい役なんです。』
(「声優グランプリVol.17」より)


たぶん、今丹下桜さんと言えば、
この「カードキャプターさくら」をまず思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、私自身はこのアニメは全話を通して、たぶん10回くらいしか観ていないと思います。
だから、作品の内容について深く語ることはできません。

でも、たまにテレビをつけて放送していると、つい観てしまっていました。
そのたびに、
「ああ、やっぱり桜さんのさくらちゃんはハマりすぎてるなぁ〜。
ハート飛ばして演じてるなぁ〜。」
と感動していました。

「さくら」は、放送終了後も、この10年間ほとんど途切れることなく再放送が続き、
その度に新たに子供向け雑誌などで特集されたりしていました。
そして、今現在もNHKデジタル衛星ハイビジョンで再々々放送中、
さらにキッズステーションでも放送されています。

新作製作ではなく、再放送が10年間続いているアニメなんて、他には知りません。

この10年間に生まれた子は、みんなどこかで「さくら」を観て育っているのかな、
と思うと、まさに国民的アニメであり、
それだけの大きなものを持ったアニメなのだと思います。

桜さんが声優活動の(ひとまずの)最後に、
このような「出会うべくして出会った」ような運命的な作品にめぐりあうことができ、
放送後10年経った今でも、
この作品を通して幸せな気持ちになってくれる方、
この作品を通して桜さんの声を好きになってくれる方がいるというのは、
本当に素晴らしいことだと思います。



○【TVアニメ】「YAT安心!宇宙旅行(第2期)」(98年4月11日〜10月3日放送)

桜さんは第2期から登場の新キャラ・マロン役で出演。
伝統の小動物系キャラ。
98年春は一気に大きなレギュラー3本を獲得し、
アニメ声優・丹下桜さんが本格ブレイク、といった感じでした。



○【ラジオドラマ】「トラブルチョコレート」(98年8月4日〜放送)

ラジオ「氷上・丹下のトラブルチョコレート」内でオンエアされたラジオドラマ。
桜さんは、主人公の木の妖精・ヒナノ役で出演。
「ヒナノイ」と書いて「ヒナノ」と読む場合もあります。
口癖は「じゅうぶんです!」。

翌年アニメ化もされました。
個人的にはアニメ版のほうが印象が強いのですが、
ラジオドラマ版のナンセンスなノリもこれはこれで好きです。

第1話




○【6thシングル】「FREE」(98年9月4日発売)
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これまでのシングルとは異なる雰囲気の曲。
流れている間、空気が変わるような存在感があります。




○【3rdアルバム】「New Frontier」(98年9月23日発売)
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『タイトルの意味は「新天地」という意味なんです。
セカンドアルバムのコンセプトが「自分の居場所を探す心の旅」だったので、
その旅を終えて、たどりついた場所から、セカンドステージを始めよう、ということです。
今回は特に強さとやさしさの両極、両面性とか二面性というものを
出したいなと思ったんです。
元気で明るい笑顔だけじゃなくて、不安や、さびしさとかも、
等身大で出せるんじゃないかなと思うんです。
初めてだけど、懐かしい、そういう二面性の感じも出ればいいかなと思いました。』
(「声優グランプリVol.19」より)

私事ですが、プライベートで、それまで楽しかった毎日が
ひょんなことから一変してしまい
新たな壁にぶつかり苦しんでいた時期に聴いたアルバム。

このアルバムを聴いていると、
現実はつらいけど、少し休んで自分を失わなければ、なんとかやれそう。
そんな気持ちになれました。

個人的にいろいろと救われたアルバム。
完成度的にも、合計4枚発売された「丹下桜」名義のアルバムの中で
最高傑作だと思います。





○【1stライブ】「Sakura Tange First Concert Tour “New Frontier”1998」(98年10月3日 大阪・HEAT BEAT、10月11日東京・赤坂BLITZ)

桜さんの1stライブツアー、、、なのですが未参加です。
当時は、プライベートがいろいろ大変だったので。



○【TVアニメ】「ガサラキ」(98年10月4日〜99年3月28日放送)

桜さんは村井沙生役で出演。
このアニメはテレビ東京系での放送で、
当時放送圏外に住んでいた私は、観れませんでした。



○【イメージビデオ】「New Frontier」(98年10月9日発売)
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ミュージッククリップやストーリーテーリング、収録風景などで構成されたイメージビデオ。
桜さん唯一の映像作品で、翌年DVD化もされました。



○【ラジオ】「Alice−ON WONDER NET」(98年11月1日〜3月28日放送 NACK5)
『自分でゼロから企画して時間をプロデュースしたいな
っていうことから始まっているんですよ。
やりたいことを全部、紙に書いてお願いしたのが、ほとんどそのまま入っていて。』
(「アニラジグランプリ 第20号」より)

桜さんがゼロから企画して作り上げた「丹下桜ブランド」なこの番組。
「現代のちょっぴりデジタルな不思議の国のアリス」をモチーフにしていて、
心理テストや夢を通して深層心理を覗くラジオドラマなど、
桜さんのオリジナル世界を具現化した不思議な雰囲気に満ちています。

ドラマでは、お互いに「桜」「浩史くん」と呼び合う仲だった、事務所の同期・神谷浩史さんと
それぞれ「さくら」「ひろし」役で共演されていました。

実はこのラジオ、当時受信不可能な環境だったので、
リアルタイムでは聴いたことがありません。
だから、これは最近になって初めて某ニ○ニ○動画で
きちんと番組を聴いた人間の感想でしかないことをご了承ください。

その上で描かせていただくと、
この番組、当時発売された、番組内のドラマを集めたアルバムを聴いた時は、
シュールな印象でピンと来なかったのですが、
30分の番組として通して聴いてみると、
桜さんが本当に作りたい世界感でやりたい番組をやっている楽しさ、嬉しさが
伝わってきました。

「もっと!ときめきメモリアル」の頃に比べると、
やや大人になった部分や、落ち着いた印象は受けるものの、
やっぱり桜さんのラジオに対する姿勢の本質は変わっていない、そう思いました。

『この30分を通じて、いろんな心のドアを開けていくっていう番組なんですけど、
人の心のドアってやっぱり1つだけじゃなくって、だくさんのドアがあると思います。
でも、全部無理して一気に開ける必要は私はないと思ってて、
今はまだそっとしておきたいドアもあれば、
どうしてもやっぱり踏み込まれたくないっていうドアもある。
なんか私もそういう気持ちすごく分かるんですね。

でも、この番組を通して、どこか1つだけでも、なんか他人にそっと委ねられるよるな、
そんな心地よさとか、安心感とかをみんなにも知ってもらえたらいいなって思っています。
私も、うん、あの、見つけたいと思っています。

もし、あなたがこの番組に前向きな興味を持ってくれたら、
それが私とリスナーのみなさんをつなぐ1つのドアになると思っています。
もう、ほえほえハッピーになりたい心ひとつあれば、誰でもOK、大歓迎です。』
(第2回放送より)

↓「Alice−ON WONDER NET」ラジオパーソナリティCD
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○【7thシングル】「Stand by Me」(98年11月27日発売)
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後期の代表曲とも言うべき、元気の出るナンバー。
この秋スタートした「丹下桜のRADIO・A・La・Mode」では
この曲のアコースティックバージョン(新録?)がEDに使われています。





○【8thシングル】「Wonder Network」(99年3月5日発売)
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「Alice−ON WONDER NET」の世界観を表現したような曲。
カップリングの「private link」では初の作曲に挑戦されました。

『「Wonder Network」はネットの、個人から外に広がる世界を
「private link」はその世界に向き合う個人の内面の世界をモチーフにして作りました。』
(「アニメージュ」99年11月号より)







○【ミニアルバム】「Alice」(99年3月26日発売)
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「Alice−ON WONDER NET」の番組内で使用されていた曲の別アレンジバージョンと
「Alice」の世界観の強い新曲3曲で構成されたコンセプトアルバム。
不思議な世界感の漂うアルバムです。
この頃から桜さんの音楽性が変化していきました。




「声優グランプリ Vol.17」
桜さん、2度目の表紙。
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