竜胆(りんどう)科。
・学名 Gentiana scabra var. buergeri
Gentiana : リンドウ属
scabra : 凸凹ある,ざら付いた,粗面の
buergeri : 採集家「ブュルゲル」さんの
Gentiana(ゲンティアナ)は、紀元前2世紀頃の
イリリア王「Gentius さん」の名前にちなむ。
・秋の代表花(山道でよく見かける)。
ラッパ形で筒形。5裂する。
紫や青色のものが多いが、白やピンク色のものもある。
・花は日光を受けると開き、夜は閉じる。
雨や曇りの日は閉じたまま。
(種類によってはずっと開かないものもある)。
・根が薬用になり、苦味健胃剤として広く使われている。
・各国で薬草として昔から重用されてきた。
・竜胆 写真集(写真9枚) もどうぞ。
・漢名の「龍胆」の音読み「りゅうたん」が
いつの間にか「りんどう」になったらしい。
この草の根が胆汁のように苦く、その苦みが
特別強いので、最上級を表す龍の字を冠して
名づけられたとも、また、
ただ単に龍の胆のように苦いから、との説もある。
・切花としてよく見かけるのは
「蝦夷竜胆(えぞりんどう)」や
「深山竜胆(みやまりんどう)」。
・9月13日、10月23日、11月25日の誕生花
・花言葉は「正義と共に、勝利を確信する」(竜胆)
・長野県と熊本県の県花(竜胆)