思い出深いレストランです。父が存命の頃1999年以前、年末か年始に家族で食事をする店として利用させて頂いておりました。今は閉店してしまったようですが、とても懐かしく、コミュ作ってみました。
この地図がわかりやすいですhttp://
●愛する家をレストランに〜ル リス ダン ラ バレ
西片の住宅地の中の仏料理店をご紹介します・・・。
西片は本郷から少し白山に向かった丘の上にあります。とても静かな住宅地です。閑静な住宅地の中に、フランスの国旗が掲げてある家を見つけました。オーナーさんの家を改装してつくられたという、フランス料理のお店・・・・・
「Le lys dan la Valle(ル・リス・ダン・ラ・バレ)」です。 “谷間のゆり”という意味だそうです。
こちらの美しい家の建築はフランスで造船学を学ばれた方が明治の終わり頃お建てになったということです。店内のウェイティングに通されて、少し待つ間、当時からの古い飾り棚や調度品を目にしました。とても奥ゆかしい深い味わいある、おそらくオーダーでつくられた家具です。ウエイターがテーブルまでエスコートしてくれました。(いつになく、上品におしとやかにしなくては・・・。)お庭の景色が一望・・・この静けさは、まるで軽井沢の別荘に来たかのようなです。葡萄、柿、藤の木などがあり、静かで、優雅な、素敵な空間がそこにありました。なんともいえないつやの窓ガラス。これは明治に一般的に使われてた温かみのあるガラスです。その間間には、よく見ると太さがそれぞれ違う、コクのある間柱が家を支えてました。本日のランチは・・・前菜はボイルホタテと温野菜、続いてメインディッシュにカモ肉or魚料理。ゆっくりと味を堪能できるのがフランス料理の楽しいひととき・・・更に、オプションでチーズを6種だしていただきました。感激!です。ヤギのチーズはまろやかで、羊のチーズは生まれて初めての刺激的な味です。最後はお菓子にキャラメルのケーキとピーナッツのアイスクリーム・・・・身も心もとろけそうになるくらいのスイートな贅沢。最後まで私の心をとらえて離しませんでした。オーナーさんがテーブルまで出てこられました。小柄で、とても洗練された・・・大人の素敵な女性。この心に残る“谷間のゆり”のレストランを愛し、大切に守られてきて、人々に感動を与え続けているアーティストの一人・・・だと私は思いました。また、ひとつ“素敵な出会い”にめぐり会えた、秋晴れの昼下がりでした・・・。
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●ル・リス・ダン・ラ・バレ (フランス料理)
【閉店しました】
店名 ル・リス・ダン・ラ・バレ
〒 113-0024
住所 東京都文京区西片2-7-15
TEL 03-5684-0770
営業時間 12:00-14:00 18:00-20:30
定休日 無休
南北線 東大前駅 1番出口より徒歩6分
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