Cécile OUSSET
その輝かしい経歴で有名なフランスのピアニスト。5歳で初めてリサイタル公演をおこない、パリ国立音楽院でマルセル・シャンピに師事、1950年、わずか14歳で首席で卒業。
ロン=ティボー、ジュネーヴ、エリーザベト、ブゾーニ、ヴァン・クライバーン等、数々の国際コンクールに入賞している。世界各地で公演を行い、クルト・マズア、サイモン・ラトル、ネヴィル・マリナー、ギュンター・ヘルビヒ等の著名な指揮者のもと、ブラームス、グリーグ、リスト、メンデルスゾーン、シューマン、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ラフマニノフ、プーランクの協奏曲を含む彼女の幅広いレパートリーをレコーディングした。クルト・マズアと協演したブラームスのピアノ協奏曲第2番はディスク大賞を受賞している。
また、後進の指導に対しても熱い情熱と愛情を注いでおり、このことはアメリカ合衆国、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、極東諸国における多くのマスタークラスでの成果として示されている。1984年以来ピュイセルシで開かれるマスタークラスでも毎年講師を務め期待を集めている。ヴァン・クライバーン、ルビンシュタイン、リーズ等の主要な国際コンクールの審査委員にも数多く招かれている。