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THE PSYCHEDELIC FURS

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詳細 2024年1月29日 17:52更新

Psychedelic Fursはパンク隆盛の1977年にヴォーカルのRichardとベースのTimのButler兄弟と、このバンドのサウンドの骨格を常に担う事になるギタリストJohn Ashton(Guitar)を中心サックスプレイヤーのDuncan Kilburnやアート・スクールの学生などで結成された六人組。Martin Hannet プロデュースで "Susan's Strange" "Soap Commercial"を録音後79年に、Single "We Love Youで正式デビューしセルフ・タイトルの1st Albumを Steve lillywhiteをプロデューサーに迎え発表した(2002年のリマスター・ボーナス・トラックCDにはハネットプロデュースの二曲も収録されている)。2ndシングル"Sister Europe"に代表されるようにサックスが鳴り響く中、街の外れの倉庫で録られたようなまだ混沌と白黒カオスが入り交じった文字通りサイケデリックなサウンド、それにバトラーの低音でデカダンスな歌が絡み合うような他には無いオーラを放出していた。裏ジャケットがVelvet Undergroundに似ている事で象徴されるように、そのV.Uの影響下とRoxy Musicを合わせた音で、当時、広く知られるようになったのはDavid Bowieが彼らを賞賛していた事による部分は大きい。実際彼らはメンバーが四人となった82年にはニューヨークに拠点を移している事でもわかるように、デビュー当初からニューヨーク志向が強いバンドでもあった。それでも1stアルバムの時点では、本国や欧州各国の評価は高いものの、米国では、まだまだカルトな人気でしか無かったが、音にポップな色彩を加えた翌81年の2ndアルバム"Talk Talk Talk"で無事米国トップ100入りを果たす。このアルバムに収録されたシングル"Pretty In Pink"は、のちの86年に青春映画にニューウェーヴバンドを起用する事でサウンド・トラック・アルバムをプラチナヒットさせていた事でも著名な John Hughs監督作品の映画タイトル曲として再録され彼等の代表曲の一つとなった。このアルバムからのシングル"Dumb Waiters"も1stアルバムからの流れを汲んだ名曲。そして82年サックスとサイド・ギターが抜け正式メンバーが四人となった彼等は、念願のニューヨークに移住を果たしたのち、Todd Rudngrenプロデュースによる3rdアルバム"Forever Now"を発表し、このアルバムからのシングルで、のちに数々のアーティストにカヴァーされた名曲"Love My Way"で遂に米でのスマッシュ・ヒット(44位)を果たすのであった。因みに三枚目まではジャケットが二種存在し3rdに至っては曲順が違ったりする。その後、波に乗ったファーズは 84年に、SparksやSimple MindsのDon't Youのプロデュースで知られるKehth Forseyを迎えキャリアの転機で彼等の頂点とも言える4thアルバム"Mirror Moves"を発表、このアルバムからのシングル"Heaven""Heart Beat"は数々のディスコで当時プレイされた泣きのダンス・チューンでもあり彼等の踏んできた道の頂点となる。邦題が "幻を追いかけて"と名付けられたシングル"Ghost In You"は "Love My Way"と並ぶ泣きの名曲。この頃、東京と大阪の小さなホールで唯一の来日公演もあった。85年に、Simple MindsやO.M.Dのサントラヒットを意識したのか5thアルバムアルバムを前述の"Pretty In Pink"を再レコーディングで収録した"Midnight To Midnight"を発表、一大プロモーションに出て念願の米国での大成功を目論むが、このアルバムは、シングル曲以外が、どうしても曲が弱かったりオーバーな飾り付けが過ぎていて狙ったほどのヒットしなかったのだと思う。実際、この期に予定されていた来日公演も中止の憂き目になった。しかしファーズは 88年に、初期ドラマーVince Elyが復帰させ これまでの1〜5thアルバムまでのシングル・ベスト盤"All Of This Or Nothing"の中に新録のシングル"All That Money Wants"を収録。更に6thアルバム"Book Of Days"で5thアルバムの反動に満ちた原点回帰な混沌カオスな世界を表現、91年に7thアルバム"World Outside"で今までのキャリアの集大成的なアルバムを作り上げるが時既に時代は彼等に目を向けてはおらず John Ashtonは脱退を決意し90年に解散。直後バトラー兄弟はグランジ化したファーズとも言われたLove Spit Loveを結成し二枚のアルバムを発表後、ファーズは再結成し現在も活動中である。リチャードは2004年にキャリア初のセルフ・タイトルの内省的なソロ・アルバムを発表している。1〜5thアルバムをBox化した"Original Album Classics"が3000円程度で一枚単価にすると600円になる低価格で08年に発売されているので彼等のキャリアを知るには一番手っ取り早いと思う。
2000年の再結成ライヴはDVDも出ていて、"Beautiful Chaos"というタイトルでCDも発売されている。

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2006年2月17日

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カテゴリ
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