マーダー・Ｓ（スナイパー）

マーダーS（スナイパー） / ドーベルマン
奥羽軍の元司令官。
旧奥羽軍時代にリキが本拠地を自分一人で守り、軍団員全てが赤カブトとの決戦の為に日本中の猛者のスカウトの旅に乗り出す中で地位を守る為に兼ねてより頭角を現してきたベンの下に自らの腰巾着のハイエナを送り込み妨害し、更には総大将の地位を狙い度々背信行為を繰り返し最後には公然と銀に襲い掛かり敗北し地位を失った。
その後も赤カブトとの決戦時に双子峠に現れベンに襲い掛かるが自らが見限ったハイエナの妨害を受け激流に転落しそのまま流され右耳、右目、両後ろ足を失い右側の頭蓋骨が欠損しており、鉄仮面の下は脳が露出している。
顔には鉄仮面と全身には傷の治療痕や金属の義足などその姿は既に犬というよりサイボーグのような姿となっている。
その後、人間の老婆に助けられて一命を取りとめるが、すぐ後にその老婆を殺している。
以来、銀を殺すことを唯一の生き甲斐として生きて来た。
宿敵・銀への怨みは消えず、銀を殺して二子峠を手中に収めようとするため、法玄に加担する。
登場時には車輪をつけていたが、その下には金属製の義足が隠されており、その義足を武器に大木さえへし折ってしまう。
ただし、この義足は武器であるものの弱点となっており、行動が制限されてしまう上に水中での活動はできない。
銀との戦闘中に義足の重さにより川に落ちそうになり、命乞いを始め改心を信じて助けようとしたウィードを道連れにしようとするが、ウィードもろともヒロにより水に漬けられ天然のトンネルの川の中の激流に流されて鉄の義足が仇となり水底の落石に押し潰され二度と浮上できなくなる。その最後にマーダーを救うことができなかったウィードは涙した。
名前の由来は老婆を殺したため、マーダー＝殺人とスナイパーまたはサディスティックの「S」。