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地には平和を!

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詳細 2018年2月21日 23:50更新

東北地方太平洋沖地震の被災者の皆様に対し、謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧されますことを心からお祈り申し上げます。

【はじめに:コミュ管理人より】
私は岩手県一関市に生まれました。近くには気仙沼/陸前高田等の漁港/海岸があり、夏は海水浴をし美味しい魚介類を食してました。その後福島県会津若松市に移り住み小学〜高校まで過ごしました。相馬の馬追祭、いわき市でテニス県大会/美術部での合宿等々、すべてが幼少〜少年〜青年期の思い出の場所であり、そして故郷です。
それらの場所が今回の震災で壊滅状態となり、かつ福島第一原発周辺は今後数年立ち入りが禁止される「死の土地」となりました。胸が張り裂ける思いです。

今回の原発事故は、悲しいかな我が故郷「福島:FUKUSHIMA」を世界に「スリーマイル」「チェルノブイリ」に匹敵する原発事故の固有名詞として後世まで語られ、また今現時、終息の目処さえ立たない現在進行形の未曾有の世界的事故となりました。

現在、震災発生からあらゆる情報が錯綜してます。
特に原発関連は政府、東電、国内外メディア、そしてネットの情報が入れ乱れてます。その中で情報を選別して、出来るだけデータを集めたく、また今回の事件の備忘録として当コミュを立ち上げました。

地元のため小さな頃から原発に関心があり、大学では経営学を専攻してましたが、教授の配慮で卒論は「原発」をテーマとしました。
その20年前の卒論は「地震発生」→「津波」→「原発制御不能」でした。
これは今回当局が言っている「想定外」では決して無く、当時から至極当たり前かつ当然のシナリオでした。
悲しいかなその20年も前の状況から進歩していなかったのです。

私の基本姿勢は「原子力は電力として使うにはリスクが大きいエネルギーだ」です。それは単純に「人が制御できない代物」と思いますし、肝心の「核廃棄物の処理方法」がまだ決まってなく、かつ「核廃棄物は1万年単位の管理が必要」という人類の未来に負担を掛ける代物だからです。
それが政治により電力供給の主流に乗せられた事は今後のエネルギー問題に繋がる極めて難しい問題です。

ネット・メディアでは「電源さえ喪失しなければ原発は安全に停止してたはず」「女川原発は安全に停止している」「原発をいま止めたら電力の3割は供給されなくなり停電は必至だ」という主張があります。原発が無くなれば日本経済の成長は望めず、生活レベルが下がるとの思いにとらわれているのでしょうか?
また事故が落ち着いたらいずれは原発推進論が盛り返すのではないでしょうか?

無論、異論や色々な考え方とそれぞれの立場の方がいらっしゃると思います。
私はただ「地には平和を!」そして「平和な日常生活!」その想いでいっぱいです。それにはどうすればいいのか、を考えていきたいのです。

行き届かない点や間違い等々あるかもしれませんが、誹謗中傷なく前向きに運営できればと思ってます。


【原子力安全神話に関して】
原子力発電所は以下の「5つの安全壁」がある多重防護のため、放射能は漏れない「絶対に安全」と宣言し「安全神話」を語ってました。

【多重防備/5つの安全壁とは?】
■第一の壁:核燃料のペレット→ウラン燃料を陶器のように焼き固めたもの/放射性物質を内部に閉じ込める
→被覆管が加熱して壊れ、ペレットが溶け出した可能性がある。東電も「可能性は否定できない」とのコメント

■第二の壁:燃料被覆管→ペレットを入れるジルコニウム合金の丈夫な管。いわゆる燃料棒。
1号機:燃料棒の70%損傷→現在、半分くらい燃料棒が露出している状態
2号機:燃料棒の30%損傷
3号機:燃料棒の25%損傷

■第三の壁:原子炉圧力容器→厚さ16センチほどの鋼鉄製の容器
→2号機は融解した燃料が圧力容器底の損傷部を通って格納容器へ漏れ出している。

■第四の壁:格納容器
→厚さ3センチ鋼鉄製の壁
→今回の事故で、2号機で破損。
■第五の壁:原子炉建屋→コンクリートの壁
→1,3,4号機で水素爆発が発生して、崩壊しました。多くの建屋が吹き飛び、原子炉の格納容器や使用済み燃料の貯蔵プールはいわば野ざらし状態。
原子炉が安定しても放射性物質が漏れ続ける恐れがあり。
現にプルトニウムの拡散、地下水、海水への放射能汚染が進んでます。


【原発は地元へ一時的な利益をもたらしました】
★原発は現在日本で54基あります。そのうち現在15基が被災して運転を止めてます。福島、福井、新潟の比較的過疎地域へエネルギー供給と地元振興の役割で設置されてきました。さらに14基の新たな原発を作る計画があります。
→地元への利益
・地域振興が進む
・雇用の確保
・首都圏へ電力を送り出すプライド
・電源設置に伴う国からの交付金
・発電所完成後の固定資産税の税収
・原発・関連会社企業への雇用
※ちなみに、東電含む電力事業は役人の天下り先でもあります。

【今回の原発事故の原因は?】
■大津波による停電
→4月以降情報が入るに従い、津波ではなく3月11日の地震でかなりの部分が崩壊したと言われだしてます。耐震性が無い原発の構造が浮き彫りになりつつあります。

■福島原発は津波を5,7メートルと想定し設備は水面10メートルの高さに建設
→津波が敷地にある電源の重要機器を押し流した
(女川原発は津波を9メートルと想定して設備は水面15メートルの高さに建設)
→「非常用ディーゼル発電機が2個とも起動しない事態を想定したのでは原発は作れない。わりきらなければ設計なんて出来ない」(原子力安全委員会委員長過去の弁)

【現在の事故の状況は?】
事故発生後、既に約1ヶ月超だが、終息出来ていない。それどころか長期化かつより悪い方向へ向かっている。

→非常に危険な状況
→制御棒を使って原子炉を緊急停止させ、核分裂を繰り返す臨海状態は止まったと思われる。核燃料の中では核分裂生成物の崩壊が続き熱を出し続けている。
スリーマイル(事故レベル5)、チェルノブイリ(事故レベル7)を超える(放射された量は超えている)事故である。
既に事故レベル5を超えレベル6と7の間との意見がある。
→福島原発は1号機〜4号機まで崩壊→他の事故は1つだけ

追記→レベル7になりました。

【問題は?】
■結論ありきの東電の「安全神話」
→「想定外」という言葉が頻繁に使われており、東電に対する無責任かつ事故に対して第三者的発言が気になります。

■精神論/犠牲の美学の強調
→警察、自衛隊、東電(下請け)の現場の方々が危険な対応をしているのは重々理解してます。
ただしその事柄と今回の事故と危険は別に語られるべきです。

■何故、止められないのか??
建屋までの電気は通ったが、使用済み核燃料プールや原子炉に冷却水を送る補給水系ポンプ、モーターなおの損傷が激しくすぐに動かせない。

■状況が不明
→内部に入って調査が出来ない。高い放射線により目視出来ない。

■温度計測も不能
■放水が成功してもプールの水はどんどん蒸発してしまうので毎日水を継ぎ足す必要がある

■低汚染水の海への放出
通常の100倍の放射濃度の汚染水を「低汚染水」ということに疑問を感じる。


【危険要素は?】
1原子炉内の燃料棒
2原子炉建屋に保管する使用済み燃料
→上記1と2が加熱の危機→冷温停止して安全な状態を目指す
緊急炉心冷却装置(ECCS)が津波で電源が壊れ冷却装置が働かない

【使用済核燃料】
1号機/3号機/4号機の建屋が水素爆発
使用済み核燃料プールを守る建屋の崩壊
→核燃料プールの詳しい状況が不明
→強い放射性物質が飛び散る危険性が生じている
→プールの水位が下がって使用済み核燃料が露出している可能性、そして水素爆発
→外部に放出された放射性物質が敷地内にとどまって放射線を出し続けてる?

【核燃料】
格納容器につながる圧力抑制室で爆発→2号機
→燃料のウランが核分裂しててきる放射性のセシウムが外部で検出されている
→圧力容器内の放射性物質を含む蒸気が格納容器へ出た後、破損部分から外にもれた??
【追記】
地震発生の翌12日から14日に原子炉の融解が始まり短時間で原型をとどめない状態になった。
原子炉安全委員会は3月28日に2号機について融解した燃料が圧力容器の底の損傷部を通って格納容器へ漏れ出している可能性を公式に認める。

【不安】
本来、原子炉内にあるべき放射性物質:プルトニウムが野外でみつかっている。
これは非常に深刻な事態と言わざるを得ない。

■水位含めて機器が故障している疑いがある→ただ正しいく作動しているのかすら確認する方法が無い
■「根拠無き安心論」→官邸、東電、日本のメディア
→「直ちに健康に影響をあたえることは無い」の繰り返し。
■原子力建屋の無残な映像、骨組しか残らない
→これで安心出来る??
■正しいパニックが必要
→1つひとつの数字をみてパニックに陥るのは禁物。ただ甘く見るのはもっといけない。
■「直ちに健康に影響は出ないが、注意が必要」
→人体のDNAを痛め、癌を起こす可能性は数年〜10年以上の時間尺度で考えるべき

■被爆限度量の緩和の方向
→大丈夫??
少なくとも妊婦と乳児幼児の避難が必要では?
乳児は体内の細胞分裂が盛んなので、放射線の影響を大人より受けやすい

■農作物/水への汚染
・ヨウ素131 半減期8日
・セシウム137 半減期30年
・プルトニウム239:半減期2.4万年
東電は当初、「プルトニウムの計測器が無い」と発言。本当?? 

放射線→生体の設計図といわれる遺伝子を傷つける/白血病/がん/白内障
人体のDNAを痛め、癌を起こす可能性は数年〜10年以上の時間尺度で考えるべき。
プルトニウムを吸い込んで体にとりこんだ場合、骨や肝臓にたまって内部被曝も含めて健康に及ばすことがありうる。

放射線から身を守るには、発生源から「距離をとる」「当たる時間を短くする」「遮る」
※放射性物質の農産物への影響についての調査を、宮城・山形両県と仙台市は実施していない。(3月時点)

■計画停電
・もっと東電・政府は頭を使うべし。
→実施方法/伝達方法/企業へのお願い
→北海道電力60万kw中部以西100万Kwしか供給できない
→関西60Hzと関東50Hzの解決

■避難地域
・3Km→10Km→20Km→??今後はどこまで??
→米政府は80Km圏外へ退避勧告
→福島県飯館村は1平方326万ベクレル
※チェルノブイリでは1平方あたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域は強制移住の対象となった

【解決方法】
■速やかな情報公開
→何故、海外含め東電は情報を隠蔽していると思われるかを考えるべき。

■危険の度合いの分析
→数値の信憑性と数値を測る場所の選別

■国民・住民への説明
→正しい理解を求める

★【原子力発電所の現状の解決】
3つの手段
A「運転を止める」B「炉心を冷やす」C「放射能を閉じ込める」

A「運転を止める」
→1〜3号機は核分裂反応を抑制する制御棒が差し込める「止める」動作には成功
B「炉心を冷やす」
→冷やすための電力源が損壊。
C「放射能を閉じ込める」

★【原子力発電所の解決方法】
1電源の復旧
2中央制御室・計測機器の修復
3冷却装置類の修理
4核燃料を100度C以下に冷やす
5漏れを閉じ込める

■電源を復活させて水を循環させ冷やす。
■チェルノブイリ施設全体を石棺のようにコンクリートで固めて放射性物質を封じ込める方法→廃炉

■冷却水の代わりに液体金属を原子炉に注入し、放射性物質の流出を根本的に防ぐ

【エネルギーの未来】
原子力は日本の電元供給の29%を占めている。
「田舎」で電気を作り、「都会」で電気を使う構造
1位アメリカ100基の原発
2位フランス59基の原発(総電力の80%)
3位日本 54基の原発(総電力の29%)

代替エネルギー
・火力・水力・風力のPowerUP
→40年以上前から原子力を主エネルギーとする国策のため、他のエネルギー活用方法・研究がおざなりになっていた。
→一時的にも官民が連携して原油や天然ガスの確保を急ぐ必要
・太陽光発電(各家庭)
・企業の自家発電(各事業所)
→計画停電で電力会社に振り回されないように自立する必要
※また廃炉にするにも何十年と掛かる。
→チェリノブイリは今だに3000名が廃炉に従事している。
→原子力のコストは本当に安いのか??

★その他
【チェルノブイリ】
炉心がむき出しになり1週間大量の放射性物質が放出。
一部の地域で、問うs時子供だった人に甲状腺がんの発生率が100倍に上昇
→大気中の放射性物質が原因では無く、多くの人が汚染された牛乳や食べ物をとったためと言われている
原発から何百キロメートルも離れた地域に放射性物質が流れて斑点状に汚染地域が出来た。

【世界のメディア】
http://www.chosunonline.com/news/20110328000014
■オーストリアの気象地球力学中央研究所(ZAMG)は、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した事故により、大気中に放出された放射性物質の量が、旧ソ連・チェルノブイリ原発の事故(1986年)をすでに超えているとの見方を示した。(URL参照)

http://www.fast-fasting.com/news_skWrI6miJ.html
■チェルノブイリ原発事故の、人や環境に及ぼす影響を調べている、ロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士が、福島第一原発事故による放射能漏れについて、危惧している。(URL参照)

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開設日
2011年3月29日

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