日本屈指の柔道家、斉藤 仁さんを応援しましょう。
1980年代に活躍した往年の名選手です。
1983年〜1985年、全日本選手権の決勝では無敵の山下選手と3年連続で当たりました。互角の攻防が続きましたが、3年連続僅差の準優勝でした。最後の1985年では山下選手の支え釣り込み足を絶妙のタイミングで返して、山下選手の背中が畳に付きました。しかしポイントにならず、その後守勢を取った斉藤選手は判定負けを喫しました。
この大会を最後に山下選手は公式戦203連勝のまま現役を引退しました。
1988年ソウルオリンピック、完全アウェーの場内の雰囲気で日本柔道陣が総崩れする中、最終日、日本選手最後の砦として登場したのが斉藤選手でした。95Kg超級で金メダルを死守、日本のお家芸の面目を保ちました。
選手を引退後は全日本選手団の監督を努め、母校の国士舘大学では教授として、鈴木桂治、石井慧といったオリンピック金メダリストを育成しました。
■主な経歴
1980年:全日本学生選手権 優勝
1981年:全日本学生選手権 優勝
1983年:モスクワ世界選手権無差別級 優勝
1983年:全日本柔道選手権大会 準優勝
1984年:全日本柔道選手権大会 準優勝
1984年:ロサンゼルスオリンピック柔道95kg超級 金メダル
1985年:全日本選抜柔道体重別選手権大会95kg超級 優勝
1985年:全日本柔道選手権大会 準優勝
1988年:全日本選抜柔道体重別選手権大会95kg超級 優勝
1988年:全日本柔道選手権大会 初優勝
1988年:ソウルオリンピック柔道95kg超級 金メダル