栗崎　曻

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詳細 2009年10月31日 23:52更新: 栗崎さんの活ける花は、美しい。
そして、生々しく、エロティック。
花に対する溢れんばかりの愛が、彼の活ける花たちを濡らす。

『活けた花が美しいのに造花が美しくないのはなぜでしょうか？造花は死なないからです。活けた花が美しいのは、それが死にゆくものだから。』

mixiにもきっと、栗崎美学に惹かれた人がいるはず、そう思い、僭越ながらコミュを立ち上げさせてもらいました。

■栗崎　曻　プロフィール■

1937年福岡県に生まれる。

16歳の時に家出、上京。独学で花を活けはじめる。

単身渡欧し、ヨーロッパ各地で袴姿で花を活ける。これがファッション業界の各トップの目にとまり、バレンチノ、イタリアvogue誌などで専属で花を活ける。

1964年、六本木にてサロン「西の木」を始める。100平米のワンフロアの店内には、足が沈むほどの絨毯。ガレ、ドーム、ティファニーから野々村仁清、藤田嗣治まで、芸術品が惜し気なく飾られた店内。そして何より、訪れた人が溜息をつくのは、四方八方に活けられた飾花のこの世のものとも思えぬ美しさ。選び抜かれた東京の粋人、京都の芸妓、そしてパリ、ニューヨーク、ハリウッドのセレブリティ達と、世界中の耽美主義者たちが、この店に引寄せられた。

1975年、エリザベス女王来日時の晩餐会ならびに舞踏会の館内装飾。のちに女王陛下より感謝状をいただく。

ドンペリとラトゥールしか出さない、というこの伝説のサロンを惜しまれながら、2001年にしめる。

現在は、青山にて「花教室」、京都にて「飾花の会」を主宰。