僕の中のAnima (Animus)

詳細 2014年12月23日 01:18更新

【男性の中の女性像/Anima】

【女性の中の男性像/Animus】

男性における【女らしさ】、女性における【男らしさ】である。

Animaとは本来ラテン語で〈魂〉を意味する語。スイスの精神医学者ユングが分析心理学の用語として用い、現在ではその意味で使用されることが多い。

ユングは夢分析の際に，男性の夢に特徴的な女性像が多く出現する事に注目して、其の様な女性像の元型が、男性の共通のイメージ（普遍的無意識）に存在すると仮定し、其れをAnimaと名付けた。

女性の場合は、夢に男性像が現れ、其の元型がAnimus (Animaの男性形)である。

普段、男性も女性も外的には社会に承認されるために、所謂【男らしい】とか【女らしい】という仮面【Persona】を着けている。しかし、内的にはその逆のAnima (Animus) の働きにより、心のバランスを保っている。

Anima (Animus) は共に肯定的、否定的な働きを持っているのだが、其れを可能な限り意識化し、人格の統合を図る事が、個人の自己実現の過程である...と、ユングは主張している。

ただ、其の過程は創造的である一方、破壊の可能性も秘めていると言える。

†特徴†

【非合理的で規律を嫌う】

Anima（Animus）は感情やムードなどの、非合理的な特性を持ち、合理的な意識に対して、非合理的な無意識への開かれた関係を齎す。

「みながルールに従って行動しているとき、それに従わずに怠けていたいムードや、それに反抗してルールを破る強い感情などをアニマは起こさせる。」

（河合隼雄『無意識の構造』）


【生命力や創造性の根源となる】

精神エネルギーや創造性は無意識界に存在する。Anima（Animus）は自我意識と無意識との橋渡しの役割を果たす為、精神エネルギーや創造性はAnima（Animus）を通して自我意識へと齎される。


【Personaを破壊する】

Anima（Animus）は途轍もない、時には神秘的ですらある強大な魔力を持ち、其の人が長い時間と膨大なエネルギーを費やしてきたモノに対し...

「其れに何の価値があるの？」と囁き...誘惑する

†††††

僕は...自分の中に居るAnima（Animus）に気付いている

僕は...Anima（Animus）を飼い慣らしている

僕は...自身のAnima（Animus）に名前を

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