スケールフリーネットワーク

※ご参加のみなさん、どんどんトピック立てていってください。

<スケールフリーネットワーク>

一部のノードが膨大なリンクを持つ一方で，ほとんどはごくわずかなノードとしか繋がっていないようなネットワーク構造をスケールフリーネットワークと呼ぶ。

このネットワーク構造の最大の特徴は，新しいノードが次々に参入しても，ネットワークの形状が変化しない，フラクタル性をもっているところにある（だからスケールフリー）。

※ノード…リンクでつながれる、ネットワークを形成する単位のこと。

※ハブ…沢山のリンクにつながれてるノードのこと。

<具体例>
○WWW
ごく少数の有名サイトが数百万単位のリンクを集めるのに対して大多数のサイトは少数のリンクしかえられない。
○学術論文
研究者をノード，論文の共同執筆をリンクとすると，ごく一部の研究者は膨大なリンク数を持つが，大多数は少数のリンクしかえられない。
○電子メール
やりとりする人をリンクとするネットワークも，一部の人間だけが非常に多くのノードとリンクする構造になる。
○男女の性的関係
ほとんどが生涯に数人としか性交渉を持たないが，ごく一部は100人を超える相手と関係を持つ。 エイズなどの性感染症はネットワークとしてスケールフリーになるために、感染が広まりやすい。

参考文献
新ネットワーク思考〜世界のしくみを読み解く〜
著：アルバート=ラズロ･バラバシ　訳：青木薫