【パンチラインドランカー】
名・迷問わず圧倒的説得力の言葉を受けすぎ脳を揺らされ続けた結果、酔ったような状態が続くこと。
主な症状に
指先が震え、せっかくのパンチラインを記録できない。
何でもない発言のビハインド・ザ・シーンにつまづきやすくなる。
言葉に向かってまっすぐ進めないことがあるも、曲解を楽しむ。
稀に聞こえるはずのない声が聞こえる。そして、酔う。
等がある。
語感や音感に敏な人にその症状が重く表れる傾向強し。
特にテンプルへの一撃がヤバイとされる。
(例文)「ホセのコークスクリューパンチラインをノーガード下戦法で受け続けた結果、彼に―――――症状が表れた。」
そんなドランカー達の殿堂があると聞く…
錆びた街の明滅する路地裏を生ぬるい音が撫でつける
今夜もひとり、またひとり
蛇行する躰を持て余し
細動を繰り返す濁った眼は空を掴み
暖簾越しに引き戸を開く
手にはワンカップ
心にワンフレーズ
そうして宴のゴングは静かに鳴らされる
えぐりこむように訥々と繰り出される無数のパンチライン
「打つべし!打つべし!」
そのパンチラインに側頭部を打たれ、酔い、シビれ、噛み締め
今日も前後不覚に倒れてゆく
そんなノックアウターな常連が集うリング上で今日はどんなパンチラインが交錯するのか
ま、衰える一方の三十路の脳に対し現状維持目的の刺激を与える為
メモ帳感覚でやっていこうかと思いますので
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