老犬の泊まれる動物宿屋の目安箱

我が家の二人の娘からから紹介します。
長女はシェルティーで女の子１２歳（未婚）、本名はステファンニィー、通称ファニィーちゃん、次女は浪速犬（大阪生まれ、埼玉育ち）名前はナギサ（うちの人間の娘がエヴァンゲリオンの中から拝借しました）女の子でやはり１２歳（未婚）です。
浪速犬って？大阪生まれの雑種じゃん。何ですって？
失礼な、浪速犬は大阪に生まれたワンちゃんたちは全員名乗る権利を与えられているのです。
犬種名って地名から来ている事が多いのですよ。うちのファニィーちゃんはシェルティーですが、これはイギリスのスコットランド北西部シェットランド島が由来ですし、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、土佐犬などあげれば枚挙にいとまがありません。だから、次女のナギサちゃんは大阪生まれですから、人に犬種名を聞かれると浪速犬ですと答えています。予防接種の時も胸を張って「浪速犬です」とこたえています。でも悲しいことにほとんどの人に認知されていません。だからナギサのためにもがんばって普及につとめます。だって、雑種ってどこの馬の骨かわからずナギサがかわいそうなのです。
そんな二人の娘たちも１２歳、お婿さんを取ることもなく、まして未婚の母になることもなく、老犬の域に達してしまいました。
近頃は目も老人性白内障を患い、動作も緩慢になってきました。あるときなどは、私が晩酌をしながら、酔っぱらって騒いでも気持ちよさそうに寝ていました。時々、死んでしまったのではないかと、おなかを見るとゆっくり上下しているのを見て安心します。
僕自身初老となり、近頃身の回りが騒がしい年齢になってきました。（親族の入院・友人の不幸など）
どうしても家内と二人で家を空けなければならなくなったとき、二人を預かってくれるペットホテルを捜そうとすると、年老いたペットや様々な理由でワクチンの接種ができなかったペット君たちを預かってくれる施設がものすごく少ないのに気づきました。
二人の事を考えると不安でいっぱいになりました。おそらくそのような悩みをお持ちの方はまだ数多くいらっしゃるのではないかと感じました。
頭を下げて、無理をいって肩身の狭い思いをして預けたら二人がかわいそうと思い、家内と相談して、「いっそ、自分で作ればいいじゃん」というかなり軽い気持ちでペットホテルを作ってしまいました。
場所は東京都大田区石川町で、名前は「さくらペットケアホテル」です。ホームページも作りましたから、一度見に来てください。
http://fpkj.jp/sakura/hotel/
でも、まだ日本では前例の少ないペットホテルのため、何が必要で何が不必要か暗中模索の日々です
そこで、以前年老いたペットを介護していて助かった事や苦労した事の話せる人、今、年老いたり病気のペットを抱え悩んでいる人、今後、予備軍がいて不安なことを話せる人などが話し合うことによって、皆さんが使いやすい施設が日本中にいっぱい増えることを望みこのコミュニティーを立ち上げました。
皆様のご参加をお待ちいたしております。
日本は人間界では老人介護の発展途上国かもしれませんが、ペット界ではペット介護の先進国を目指しましょう。
このコミュニティーの発展が一助になれば幸いです。