諸君、私は太極拳クラヴが好きだ
諸君、私は太極拳クラヴが好きだ
諸君、私は太極拳クラヴが大好きだ
プーブー(仆歩)が好きだ
マーブー(馬歩)が好きだ
ゴンブー(弓歩)が好きだ
シューブー(虚歩)が好きだ
シェブー(歇歩)が好きだ
屋上で
中庭で
北の丸公園で
時折拝借出来る体育室で
敷地不足の煽りを受けた狭い教室で
この地上に存在するありとあらゆる太極拳クラヴが大好きだ
普段の練習が好きだ
誰かが名言を発s(ry上達したと感じる時など心がおどる
新しい動きを習うのが好きだ
うっかり忘れてしまったけれどまた思い出せた時など胸がすくような気持ちだった
基本功が好きだ
精を出しすぎて筋肉痛になった時など感動すらおぼえる
筋肉痛を通り越してついに基礎運動力がついてきたような気がする時などもうたまらない
もう足がつったとしても最高だ
太極拳はスポーツというよりむしろ健康体操だくらいに認識していた人々が
最近密かなブームを呼んでいるれっきとしたスポーツだと思い知らされた時など絶頂すら覚える
ウーロンパンダ(烏龍盤打)も好きだ
自分の手足の動きが自分で把握出来なくなった瞬間はとてもとても悲しいものだ
クロスステップが好きだ
自分の足が絡まって危うく転びそうになった瞬間は屈辱の極みだ
諸君 私は太極拳クラヴを 部員達の魂の在り処のような太極拳クラヴを望んでいる
諸君 ソウルメイト諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なる太極拳クラヴを望むか
野球で言えばホームベース、城郭で言えば本丸、モビルスーツで言えばコックピットのような太極拳クラヴを望むか?
つまるところ我が家のような太極拳クラヴを望むか?
太極拳クラヴ!!
太極拳クラヴ!!
太極拳クラヴ!!
よろしい ならば太極拳クラヴだ
だが、活動の基盤となる学校内で冷遇されることに耐え続けて来た我々には
ただの太極拳クラヴではもはや足りない!!
限界突破太極拳クラヴを!! 一心不乱の大太極拳クラヴを!!
我々はわずかに小数
バトン部や吹奏楽部に比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の、揺るぎない信念の持ち主だと私は信じている
ならば我らは総兵力100万と1人のタイチーアマゾネス集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、ノーマルな青春を謳歌している奴らを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう
連中に我々が部活に昇進しようと孤軍奮闘している事を思い出させてやる
連中に我々だって部費が欲しい事をを思い出させてやる
太極拳クラヴには奴らの哲学では思いもよらない前世からの宿縁と絆と底力など素敵な物がたくさんある事を思い出させてやる
世界を共立女子中高太極拳部のOGで埋め尽くしてやる
目標 「巣立ちの日が来ても、ウザがられても、ちょくちょく覗きにくる」
『帰巣本能をナメんなよ作戦』 状況を開始せよ
逝くぞ 諸君