アルルは古代ローマ時代から中世にかけての歴史の息吹が強く感じられる町だ。ローマ時代んは首府が置かれ、今なお闘牛が行われる円形闘技場や劇場、プロヴァンスに現存する最大の浴場や、さらに郊外には大規模な墓地など数多くのローマ遺跡が点在しており、この町の長い歴史に思いを馳せずにはいられないだろう。
中世には宗教の中心地でもあり、ロマネスク様式のサン・トロフィーム教会には彫刻装飾の美しい回廊が残り、大勢の観光客を集めている。
そしてアルルはゴッホが晩年過ごした町としてもあまりにも有名だ。南仏の強烈な太陽を求め、 1888年2月にアルルに赴いたほっごは翌年の5月まで滞在し、代表作「跳ね橋」、「夜のカフェ・テラス」などを含む200点以上もの作品を制作している。今でもそれら絵画に描かれた風景はアルル近郊のあちらこちらに見ることができ、ゴッホを愛する人々が絶え間なく訪れている。
▲アクセス
空路/パリ・オルリー空港からニーム・アルル空港まで1時間10分、市街まで23キロ
鉄道/パリ・リヨン駅からTGV南東線でアヴィニョンまたはリヨンで行き、在来線に乗り換える。約4-5時間
▲観光局
アルル観光局 www.tourisme.ville-arles.fr
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