第二次世界大戦、太平洋戦争、そして朝鮮戦争に於いて
さまざまな戦闘機が空中戦を繰り広げた
欧州の空で、はたまた太平洋の大空で、
血肉を分ける戦いが繰り広げられていた
その中で各国で多く「傑作機」と呼ばれるものが輩出された。
しかし、その中でも性能を甘んじて、
もしくは高性能であったが、国状により性能をもてあました
「二線級戦闘機」と呼ばれたものも少なくなかった。
アメリカの
セバスキー P-35、ブルースターバッファロー、F4F ワイルドキャット、P-36 ホーク、
P-39 エアラコブラ、P-40 ウォーホーク、P-43 ランサー
フランスの
モラン・ソルニエ MS406、ドボワチーヌ D520、
ブロッシュ152、コールフォーフェン FK58
イタリアの
P-35の派生型レジアーネ Re2000、Re2001
フィアット G-50 G-55 G-58
などが代表例である。
本国では忌み嫌われ武器供与に追いやられたり、
生産数が少なく活躍する機会が無かったりするが、
ひとたび飛び立てば如何なく性能が発揮され、
ある者は太平洋の大空で
ある者は中国の山奥で
ある者はロシア戦線で
ある者はフィンランドの寒空で
ある者は共和国軍と王国軍と分かれて
そしてある者は半島の北と南に分かれて
やがて彼らが勝利へと導いた。
そういう戦闘機にスポットを当て、歴史的検証を交えながら
語っていくコミュニティである。