- 詳細 2012年10月10日 07:46更新
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”美の歴史”STORIA DELLA BELLEZZA
ウンベルト・エーコ・編著
日本語版
東洋書林 植松靖夫・監修 川野美也子・訳
序論
?ギリシャの理想美
?アポロ風の美とディオニュッソス風の美
?均衡と調和の美
?中世の光と色彩
?怪物の美
?牧場の少女から天使のような貴婦人へ
?１５・１６世紀の魔法の美
?貴婦人と英雄
?優美から不安の美へ
?理性と美
??崇高
??ロマン主義の美
??芸術至上主義
??新しい物体
??機会の美
??抽象的な形から素材の深みへ
??メディアの美
教科書的に幅広く網羅しているわけではなく
エーコ氏のかなり趣味的要素のある内容。
文学・哲学等からの引用文章のセレクトは絶妙。
西洋の美の観念の変遷と追求の歴史をたどり
音楽・天文・数学等の他の知・思想・技術
これらとの普遍的関連性も浮き上がらせて
つまり人間が求め続けているもの
絶対性？真実？永遠性？神聖なる物？
などの答えの出ないようないもの
今、まず流して読んだ感じでは
終盤の章については”美”の歴史と同じく
やや失速感がある。それまでの歴史と
流れ方が全く変わってしまったからか？
もう少し時代が進んでしまってからでないと。。。
ということでしょうか
研究者としてだけではなく
文学者として創作する側の者が触れることのできる
残された作品に示されている物
追求する側からの真実の視点があるから
この本は面白いのかもしれないと感じました。
この本で述べられていること
引用されている文章・作品について語りましょう！
もうとっくに読んだ方も、これから読もうかどうしようかという方も、質問してから読もうとしている方も
それは違うと反論のある方も、ちょっと突っ込みいれたい方もどうぞお気軽に〜☆”
〜トピ立てはご自由にお願いします〜
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