アドルフに告ぐ

詳細 2024年4月16日 19:17更新: 何度でも読める、世界に誇る傑作。

『陽だまりの樹』と並び、綿密に設定された手塚治虫の後期の代表作。

作品の視点は主にカウフマンとカミル、狂言回しである日本人の峠草平の視点から描かれている。

第二次世界大戦前後の時代、ナチスの支配下にあったドイツと、戦前の日本を舞台に、「アドルフ」というファーストネームを持つ3人の男達（アドルフ・ヒトラー（本書での表記は「アドルフ・ヒットラー」）、アドルフ・カウフマン、アドルフ・カミルの3人）を主軸とし、ベルリンオリンピックやゾルゲ事件、日本やドイツの敗戦、イスラエルの建国など、登場人物たちは様々な歴史的事件に関わる事になる（ただしヒトラーが登場する場面は、峠草平とカウフマンの目から見た描写と終盤のみ）。

機密文書を巡って、2人のアドルフ少年の友情が巨大な歴史の流れに翻弄されていく。

その他の人物も数奇な人生に翻弄される。

参加コミュ一覧に加えて自己紹介の一部としてください。