Skelton Infill

詳細 2014年1月7日 13:03更新: 　今までのように数年で立て替えられる木造住宅の場合と違い、５０年～１００年のサイクルで使っていこうとする長寿命建物に求められる考え方です。

　スケルトン・インフィルとは建築躯体（skelton）と内装設備(infill)を分離した建築設計の手法である。この設計概念は、躯体、内装の分離により、リフォームを容易にし住宅自体を長寿命化するものである。本研究ではスケルトン・インフィルを「可動の内装（skelton）で大空間（infill）を分割し高齢者施設環境にフレキシブルに対応する」と概念定義し、高齢者施設のリフォームニーズにも可動内装で対応できるものと考えた。（広島県立東部工業技術センター研究報告より）
　
　ストック活用の観点から、既存ストックの有効活用が重要性を増している昨今、高齢者向けのバリアフリー化はもとより、同居家族の生活環境の変化に対応したリフォームをするうえで、スケルトン・インフィルの手法は、居住空間の可能性を最大限に引き出してくれるものである。