現在確認されている太陽を周る天体の中では、最も遠い距離に存在している星『セドナ』。
セドナはカイパーベルト天体(EKBO)としては太陽からの距離が離れすぎており、また、1万〜10万天文単位に広がっているオールトの雲には程遠い。
発見者のマイク・ブラウンは、内オールトの雲(inner Oort Cloud)と新たに定義されるべき天体ではと主張している。
まるで太陽系のスローライフ♪といった感じでゆーったりと周っている星『セドナ』が気になる人のコミュです。
■データ
・太陽系では火星に次ぐ赤い色をした天体
・直径は1,700km程度(冥王星の約4分の3)
・小さめの衛星を従えている可能性がある
・公転周期は10,500年
・自転周期は40日
・軌道は楕円形
近日点76天文単位、遠日点850天文単位
(冥王星〜太陽の平均距離は40天文単位)
・国際天文学連合(IAU)による仮符号は2003 VB12
・小惑星番号90377番
・2006年8月24日の国際天文学連合(IAU)総会で定義され
た矮惑星(dwarf planet)に分類される可能性がある。
■歴史
2003年11月14日にパロマ天文台のサミュエル・オースチン望遠鏡で最初に観測された。数日の内にチリ、スペイン、アリゾナ、ハワイの望遠鏡でも観測がなされた。スピッツァー宇宙望遠鏡でも観測を行おうとしたが検出することができなかった。
セドナという名前は、北米極北地方に住む原住民族(特にカナダのイヌイット)の海の女神セドナに由来している。太陽からの光がほとんど届かず、表面温度は-240℃以下と考えられることから、厳寒の北極海の海底に住むという伝説を持つ女神セドナの名前を当てられた。
2004年3月16日に、いくつかのマスコミが「第10番目の惑星を発見」と報道したが、大きさや周囲の天体に対する影響力から、セドナが惑星として分類される可能性は当初より低かった。しかしあまりにも変わった特徴から、現在も神秘的な星として天文学者のみならず興味を集めている。
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