【Marquis de Sadeの作品を愛する人が集まる会です】
● Marquis de Sade / マルキド・サド ●
フランスの作家。通称マルキ・ド・サド、本名はドナシアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド(Donatien Alphonse Francois de Sade)。1740年、プロバンス地方の貴族の子としてパリに生まれる。司法官の娘と結婚した後、20代のとき精神異常の徴候が出始め、男色などの罪で入獄。40年近くを監禁されて過ごし、獄中で多くの作品を書き上げる。大革命時にはバスティーユ監獄に収監されており、民衆蜂起のどさくさによって解放された。1803年にシャラントン精神病院に監禁され、1814年に死去。代表作に『閨房哲学』、『ソドムの120日』『美徳の不幸』『悪徳の栄え』など。
のちに精神科医・クラフト・エビングによって造語された、加虐的な性的志向を指す「サディズム」の語源とされた事もあって不当な評価を受けてきたが、20世紀になってアポリネールによって再評価され、シュールレアリストや実存主義思想に影響を与えた。
日本では澁澤龍彦によって翻訳・紹介が始まったが、訳書は猥褻文書であるとされ、「サド裁判?」が起こった。なお、現在は未知谷と水声社から完訳版が刊行されている。
●代表作●
・美徳の不幸
・ジュスティーヌあるいは美徳の不幸
・アリーヌとヴァルクールあるいは哲学小説
閨房哲学
・新ジュスティーヌあるいは美徳の不幸
ジュリエットの物語あるいは悪徳の栄え
・恋の罪
・悲惨物語
・ソドム百二十日あるいは淫蕩学校
・司祭と臨終の男との対話
●雑談トピック●
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