環境的投資革命コミュの勉強ｼﾘｰｽﾞ１　誰がエラい？

京都議定書は皆様ご存知ですね？

2012年（つまり今から約5年後）までに、
1999年比でCO2を始めとする温室効果ガスを
マイナス６％まで下げる、という奴です。

マイナスにする、というからには2つのアプローチがあります。

１．ダイエットする（使う量を減らす）
２．吸収させる（出しちゃった分を回収する）

では、２．の「吸収」による方法には何があるでしょうか？

実は、これは今のところ「森林」が（ほぼ）唯一の頼みの綱です。

まず以下のリンクを見てください。PDFファイル上のP.38のグラフです。

http://www-gio.nies.go.jp/aboutghg/nir/2006/NIR_JPN_2006_J.pdf

グラフの下側に緑色のマイナスの棒グラフがありますね？
これが森林です。
この内訳詳細は、P.42にあります。田畑等、いわゆる「ミドリ」とされているものでも、森林以外は全部プラスになってますね。

つまり、先述の２．のアプローチのうち、特にCO2について言うと、森林が最も優秀かつ唯一の「吸収源」であることになります。

要は、森林ってエラい訳ですね、すごく。

新聞紙上では、よく海外の排出権の話として、メタンの固定化技術等が報道されていますが、これも吸収の方法の一つです。しかし、吸収の効率性や規模の面で言うと森林（すなわち光合成）にかないません。

じゃ、その森林は今どうなっているか？？
次回はその話を書きましょう。

（以上）