創作三題噺集：『落語のごらく』コミュの『その３』販売開始！

『落語のごらく－その３』の書店販売がはじまりました。
Ｂ６版ソフトカバーで２５８ページ、定価は１３００円です。

【販売場所】
○梅田・紀伊國屋書店（文具売場近くの壁棚・落語本コーナー）
○堂島・ジュンク堂（２階学習参考書横・落語本コーナー）
○難波・ジュンク堂（３階エスカレーター上がったスグの棚・落語本コーナー）
○池袋・ジュンク堂（おそらく古典芸能なんかのコーナーの落語本の棚に差しこんであると思います。見つからない場合には、９階の網野さんって方に訊いてみてください。）
○ついでに、「酒蔵九州」っていう店
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=40827761&owner_id=306693
にも置いてもらっています。

☆『その１』『その２』も好評発売中です。

【追伸】
「大阪の本屋まで買いに行けない！」という方には、
Ｒｏｂｏまでメッセージにて送付先の住所を連絡いただければ、
送料Ｒｏｂｏ負担にて郵送させていただいております（代金のお支払いに関しては、振込用紙を同封させていただいています）。

是非ご贔屓くださいますよう、お願いいたします。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 02月22日 08:46

【目次】
落語73・三題噺「虹・試験・雨降って地固まる」
落語74・サゲ指定噺「蛍池」
落語75・Dear Shinichi Hoshi「タイムマシン」
お話76・「トラエもんの最終回」
落語77・「３つのお願い」
落語78・三題噺「毒薬・美女・花束」
ＳＲ79・三題噺「阪神・優勝・日本一」
苦し紛れ80・三題噺「夜景・ワニ・坂」
落語81・三題噺「花火・歯ぎしり・５円玉」（５円玉20枚の謎）
飲み屋紹介82・三題噺「大阪のおばちゃん・猪・ヤジ」
落語83・三題噺「人間関係・立場・前世」
夢七夜
落語84・三題噺「友愛数・大学受験・宇宙」
落語85・三題噺「さつまいも・5000円・写真」
三題話「さつまいも・5000円・写真」by.コーセー
落語86・三題噺「名人・試験・誕生日」
ショートショート87・「記憶喪失」
夢八夜
恐い話88・三題噺「祈り・呪い・言葉」
大阪弁89・三題噺「イト・カボチャ・夕暮れ」
ショートストーリー90・「秘密」
語り91：六題噺「魔女と人間・星空の下・１円玉・扇風機・雨・豆腐プリン」
短い噺92・「落し物」
三題話93・三題話「ご飯・規律・テレビ」
怪談(？)94・「冬の幽霊」
夢九夜
落語95・「わかめ」
雑談96・「エイリアン」
落語97・三題噺「スライム、ミッフィーさん、アザラシ」
落語98・三題噺「箱・透明・パランス」
落語99・「饅頭こわいぃ？」
ショートストーリー100・「ヒーロー」
ショートストーリー101・「主人公」
夢十夜
連作102・魔法使いの弟子－ prologue
連作103・魔法使いの弟子－ epsode-1
連作104・魔法使いの弟子－ epsode-2
連作105・魔法使いの弟子－ epsode-3
連作106・魔法使いの弟子－ epilogue
落語107・三題噺「鉄砲・卵酒・毒消しの護符」
落語108・三題噺「酔っ払い・芝浜・革財布」

[2] mixiユーザー 02月22日 08:52

折角なので、「落語のごらく　その１」に掲載の小噺を一つ紹介させていただきます。

「ほたら何か、君は動物の事には詳しい云うんやなぁ。」
「そうですねん。動物の事、ごっつう好きですねん。」
「ほな、フクロウやらコウモリちゅうモンが夜行性やて知ってるか。」
「当たり前ですがな。せやけど、夜行性の動物ちゅうたら、それだけやおまへんでぇ。有名なところではコアラ。あんたもジーとしてて全然動けへんコアラ、動物園で見たことくらいありますやろ。」
「はぁはぁ、あれなぁ。動けへんよって見てても全然面白ないねん。」
「それに、珍しいところではムササビやモモンガも夜行性でっせ。」
「ホォ～。」
「それから進化の生き証人、カモノハシもそうですワ。」
「君、なかなか詳しいようやなぁ。ほな訊くけどなぁ、キリンも夜行性やて知ってたか。」
「エッ、そら知りませんでしたワ。それ、ホンマでっか。」
「あぁ。麒麟はアサヒが嫌いやねん。」

というワケで、『その1』『その２』同様、『その３』もよろしくご贔屓くださいますよう、お願いいたします。

[3] mixiユーザー 03月10日 14:42

折角なので、『落語のごらく－その２』に掲載の’夢日記シリーズ’から「夢五夜」を一つ紹介させていただきます。

手術室から夢が始まります。
といっても、手術される方ではなく、する方として。

普通人の私は、メスを握ったまま、どうしたらいいのか分からず、どうしょどうしょと頭の中は？？？？？状態で、手術台の横に立っている、そんなところから夢が始まります。

「先生、早く執刀お願いします。」
「え゛っ」
「先生、早く」
「・・・」
「先生!先生!」
「でも、僕、医者やないし」
「何云ってはるんですか。先生、早く手術を!」
「でも・・・」
「先生!先生!」
と、周りの看護士からヤイヤイ云われるモンやから、「なんとかなるワ」とばかり、患者のお腹のあたりを適当にメスでシュッと、ドキドキしながらメスを入れたん。

人を切る感覚・メス触りがキショク悪かったけど、意外にスッと切れて、血もほとんど出ていない。
結局無事に手術が終わって、最後に傷口を縫っているその感覚が'ムニュっ'として、やっぱりキショク悪かった。

と、そこへ突然警官が入ってきた。

「医師免許を見せろ」
「そんなモノは持ってない」
「無免許医療行為のため逮捕する」
(せやから、最初から「医者やない」て云うてたやん)
と思ってたら、今手術が終わったばかりの患者が起きてきて、
「先生は私を治してくれました。それのどこが悪い事なんですか。先生ありがとうございました。」
「うるさい、患者ふぜいがゴチャゴチャ云うな」ってピストルでバキューン。
胸から血を流して死んでしもた。

「オレの患者に何すんねん!!!!!!!!!!!!!!!」私がノドも張り裂けんばかりに叫ぶと
「無免許医が勝手に手術して、失敗して患者を殺したことになるだけや」
「何ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
哀しいやら、腹立たしいやらで半泣きになりながら警官を殴りに行こうとすると、
バキューン!
今度は私に向けてピストルを撃ってきやがる。

ガラガラガッシャン!
シャーナイから手術台やら棚やらを倒し乍ら、思いっきり走って逃げたん。
そしてその時、一瞬ガラスに写った自分の顔は、どことなくブラックジャックに似ている気がした。

おわり

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