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☆日本語教師☆コミュの「に」と「で」の区別

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こんにちは。
「に」と「で」の識別方法でどのように説明したらよいのかわかりません。
どなたか教えていただきたいです。

■駐車場「に」車を止める。

という場合、なぜ「で」ではなく「に」を使うのでしょうか?

「で」を使うこともできるように感じますが、意味が少し違うように思います。

grammerのサイトによると、
で = by means of
に = to ( when they come before a direction verb)

これをもとにすると、駐車場「で」のほうを選んでしまいます。

よろしくお願いします。

コメント(14)

そうなんです。
多くの日本語文法の教科書は、時に実際の日本語の表現を説明しきれなかったりします。

結論から言えば、この「に」は、「アメリカに行く」の「に」と同じで、帰着点や動作の方向を示す格助詞です。
場所や範囲を示す意味ではないのです。
格助詞「に」が場所や範囲を示す時には、

で (する)
に (いる・ある)

が基本です。

ただ、「〜ている」「〜てある」の形の場合には揺れがあり、微妙にニュアンスの違いをかもし出しますし、そうでなくても、どちらも可能な表現があります。

例:

庭に遊ぶ子供たち
庭で遊ぶ子供たち

学習者が混乱しないように、まずは基本形を教え、そのあとで両方可能な場合の微妙なニュアンスの違いを教えてあげればいいかと思います。
「駐車場で車を停める」

これは、「駐車場」という場所で「車を停める」という行為をするという意味です。

「駐車場で車を停めている人に声をかける。」

などといいます。「で」は「声をかける」にもかかります。

「駐車場に車をとめる」

これは、「駐車場」を帰着点として、「車を停める」という行為をするという意味です。

「ここではなく、駐車場に車をとめてください。」

などと言います。
mixi@sasakiworld? さんのおっしゃるとおり、

> 格助詞「に」が場所や範囲を示す時には、
>
> で (する)
> に (いる・ある)

ですが、こういう言い方もできます。

  A.駐車場<で>車を停める
  B.駐車場<に>車を停める

Aは車を停める行為をする場所、つまり人(行為者)がいる場所が駐車場であることを示します。
例えばタクシーが目的地に着いたときは「ここで停めてください。」ですね。人の場所が重要だからです。

Bは車を運ぶ最終地点、つまり車がある場所が駐車場である事を示します。
そのタクシーに暫く待ってもらう待機場所を示すときは「ここに停めてください。」です。車の場所が重要だからです。

この例の場合、人と車が移動しながら、常に同じ場所に在るので、混乱が起きるのだと思います。

ですから、わたしは次の例文を使って説明しています。

  C.公園<で>ゴミを捨てる。
  D.公園<に>ゴミを捨てる。

ボードに公園(実際には楕円)を書いて、
 Cは公園の中にいる人がゴミを捨てるところ
 Dは公園の外にいる人が公園の中にゴミを投げ入れるところ
を書き加えます。

これでだいたい理解してもらえます。
次に駄目押しとして、

  E.ここ<で>書いてください。
  F.ここ<に>書いてください。

「入管で書類を書きます。入管の人が言います」と前置きして、

 Eを言いながら机の表面を示して、「ここで書きます。」
 Fを言いながら紙を持って指差して、「ここに書きます。」

最後に、かねて準備しておいた練習問題をさせれば一件落着です。(^^)
「にて」という文語調の格助詞がありますね。
これは、口語文法の格助詞「で」にあたりますね。
文語調の「にて」ですが、結構日常会話でも改まった場などでよく使用されています。

例:
まもなく、校庭にて朝礼を行います。
詳しくは、銀行の窓口にてお問い合わせください。

同じような文脈で「において」「におきまして」も使用されます。
「にて」「において」「におきまして」は、当然、書き言葉でも用いられますが、アナウンスや案内など、きちんとメッセージを伝えなければならないような役割を担った人が話し言葉で使用することも多いようです。
というのも、格助詞「に」「で」にはいろいろな機能がそなわっており、場合によっては誤解を招くおそれがあるからです。
帰着点を表す「に」の代わりに、「〜のほうに(へ)」とわざわざ言ったりします(例:こちらのほうにご記入願います)

教室では、こういったバリエーションにも触れて、実用的な日本語を教えるのが望ましいと思います。
わかりました。なるべく、例外という言葉を使いたくないのでとてもためになりました。ほんとにどうもありがとうございます。
nite⇒nte⇒de ですか?

「パリに死す」とか・・・?
>nite⇒nte⇒de

だと私も思いますし、それ以外にあり得ないと思いますが、その辺は通時言語学のご専門にうかがいましょう。


>「パリに死す」

そうですね。
これがまさに2で紹介した「揺れ」の例です。
学習者の混乱を避けるために、まずは基本の
〜にある
〜でする
の法則(例外多き法則)を教えることが先決ですね。

この問題はよく日本語教育能力検定試験に出題されます。
ロシア語でвокзалの「к」って、それに続く有声子音「з」に引っ張られ有声化しますよね。
昔は「к」のまま発音していたんでしょうか。
そして、今後はどうなっていくのでしょう。
たとえば、現在、無声化しているпоездの語尾「зд」が有声化する可能性はあるのでしょうか。

通時言語学のご専門の方がいらっしゃるなら教えてください。

これってコミュ違いでしょうか?
私は一応まがりなりにもロシア語のプロパーではありますが、通時言語学の専門ではありませんし、今後どうなっていくのかまではわかりません。通時言語学者にもネイティブにもわからないのではないでしょうか。
昔どうだったかは、昔の人に聞くしかないですかね(冗談)。
私は、恥ずかしながら知りません。
トルストイの肉声を蓄音機に録音したものが記録として残っているらしいですよ。вокзалという単語をトルストイがその録音で発話しているとは思えませんが、聞いてみたいですよね。
まあ、それを聞くまでもなく、トルストイの時代は子音の有声化については今と同じだったはずです。
もし仮にвокзалが「vokzal」と発音されていたような時代があったとすれば、それは、教会スラブ語の時代あたりにさかのぼらなければならないでしょうね。
mixi@sasakiworld? さん:

#5> 教室では、こういったバリエーションにも触れて、実用的な日本語を教えるのが望ましいと思います。

クラスのレベルや学生の学習目的も考慮しないで、こういう決めつけをするのは、誤解を招きませんか。

このトピックの質問は<「に」と「で」の識別方法>ですから、初級の前半だと考えるのが普通でしょう。特にこの段階では、シラバスの意図なくバリエーションを広げるのは、学生の混乱を招き、肝心の学習事項さえ習得できない危険性があるので注意が必要だと考えます。
これは教え方次第ではないですかね。

確かに、無秩序に「こうもいう、ああもいう」とバリエーションをあげていけば、おっしゃる通り、混乱を招きます。
でも、整理して教えれば問題ありません。
上でも述べたように、まずは基本形を覚えてもらい、そのあとにバリエーションを教えていきます。
> 上でも述べたように、まずは基本形を覚えてもらい、そのあとにバリエーションを教えていきます。

教え方の基本ですね。
しかし、トピ主の質問はその「基本形」の分析と教え方です。別の話は別のトピを立てないと混乱を招くと申し上げているのです。
ま、そうですね。いわゆるトピずれということです。

どういった学習段階なのかは、トピ主にうかがってみなければわかりませんが、トピ主の問題定義は簡単なことのようで結構高度です。

〜に(ある・いる)
〜で(する)

を既にマスターした人が、別の用法の「に」に出くわして、しかも場所が駐車場という広がりをもった場であることもあり、ここでは「で」も可能で、しかも「に」と「で」で言わんとしていることが異なるというケースかもしれません。

わかりませんが。

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