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今日のニュースコミュの2005年8月16日(火)-東京-雨

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★吉田、伊調らで金ラッシュ
└イズミル・ユニバ第5日

★全米プロゴルフ選手権、ミケルソンがメジャー2勝目

★イラク、憲法草案策定期限を7日間延長

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★宮城南部で震度6弱

 16日午前11時46分ごろ、宮城県の南部で震度6弱の地震があった。
 東京23区内でも震度4を観測した。






★「ガザ撤退、死活的に重要」
└イスラエル首相がTV演説

 イスラエルが占領地のガザとヨルダン川西岸の一部からの撤退に着手した15日、シャロン首相は国民向けのテレビ演説を行った。ガザ撤退を「イスラエルにとって死活的に重要」と強調。パレスチナ側がテロ組織を解体し、和平への姿勢を見せれば和平交渉を再開すると述べた。

 演説の多くは、撤退に反対している入植者への呼びかけにあてられた。入植者を「パイオニア(開拓者)」と称賛しつつ、ガザ撤退が「イスラエルの将来の利益になる」として理解を求めた。また、パレスチナ自治政府に対しては「今度はパレスチナ側が証しを見せる番だ。和平の手かテロ行為か、世界がパレスチナの反応を待っている」と述べた。ヨルダン川西岸地区で撤退対象になっている4入植地のうち2カ所では、15日中に入植者全員(55世帯)の退去が完了した。ガザ北部の3入植地(約400世帯)でも、ほぼ全員が17日午前0時(日本時間同日午前6時)の最終期限までに退去する見通し。一方、ガザ中南部の3入植地では15日、入植者が入り口を封鎖し、最後の説得に向かった兵士の立ち入りを拒むなど抵抗ムードが強い。





★「中国人被害者に補償を」呼びかけ人に佐藤琢磨さんも

 戦後補償問題に取り組んできた弁護士らが15日、旧日本軍の非人道的行為を受けた中国人被害者に補償するよう国に求めるアピール文を発表した。呼びかけ人には、F1レーサーの佐藤琢磨さん(BARホンダ所属)も名を連ねた。

 佐藤さんは今年、憲法を特集した法律雑誌の対談に登場し、「日本は過去にひどいことをしてきたし、そのことを次の世代に伝えなきゃいけない」などと語っている。参加依頼に対し、F1で海外転戦中の佐藤さんから了承の返事があったという。呼びかけ人には、弁護士や大学教授のほか、広島市立大・広島平和研究所長の浅井基文さん、作家の森村誠一さんらも加わっている。アピール文は、毒ガスの使用や遺棄、村人を抹殺した「平頂山事件」、731部隊の生体実験などが日本の裁判所で事実認定されたとしたうえで、「日本政府が被害者に謝罪し、ふさわしい補償を行って、事実を未来に記憶することを求める」と訴えている。







★靖国神社、20万人参拝
└60年の節目の8月15日

 終戦記念日の15日、靖国神社には、閉門直前まで多くの参拝者が訪れていた。神社によると、天候が悪かった昨年同日の参拝者は約6万人だったが、今年は20万5000人に増えた。「戦後60年という節目を多くの人たちが気にかけている表れではないか」とみている





★キプロス機墜落で本社家宅捜索
└6人は墜落直前まで生存

 キプロスのヘリオス航空522便ボーイング737機(乗客115人、乗員6人)がギリシャで墜落した事故で、キプロスの捜査当局は15日、ヘリオス航空の本社を家宅捜索した。また乗員乗客121人全員が墜落前に死亡していたとの情報について、アテネの主任検死官は同日、少なくとも6人は墜落直前まで生存していたと検死結果を明らかにした。アテネのクツァフティス主任検死官は、「6人について司法解剖を行った結果、死亡時には心拍があり、呼吸もしていたと判断した」と述べた。この6人が死亡時に意識があったかは不明だという。

 ギリシャ当局は同日までに、行方不明の2人を除く119人の遺体を収容。ほとんどの遺体は「カチカチに凍っていた」という。またキプロス政府報道官によると、捜査当局はヘリオス航空の資料提出が不十分だと判断したため、家宅捜索に踏み切った。今のところ、墜落原因は酸素供給か気圧関係の問題ではないかと見られている。一部報道は、事故機が過去にも空調関係の修理を受けていると指摘。またチェコ通信は、事故機がキプロス・ラルナカを出発直後、機長と副操縦士が空調の問題を報告していたと伝えている。一方、ヘリオス航空のドラコス社長は15日、家宅捜索を受ける前に記者会見し、事故機が「出発前に国際基準、製造会社、キプロスの民間旅客基準などの検査や点検基準を全て満たした上で、離陸している」と話していた。


◇「凍えている」メールはうそ-ギリシャ当局が男性逮捕

 アテネ――キプロスのヘリオス航空522便ボーイング737機(乗客115人、乗員6人)がギリシャで墜落した事故で、ギリシャの捜査当局は15日、乗客として機内にいた親族から「操縦士は真っ青になってぐったりしている。いとこよ、さようなら、私たちは凍えている」というメールをもらったとテレビ局に話した32歳男性を、うその情報を流したとして逮捕した。逮捕されたのは、ネクタリオス・ソティリオス・ボウタス容疑者(32)。

 ギリシャのテサロニキ警察は「男性は機内からメッセージを受け取っていない。虚偽情報を広めた容疑で逮捕された」と発表した。ボウタス容疑者は事故発生直後にギリシャのテレビ局に対して、機内のいとこから携帯メールを受け取っていたと話していた。警察によると、メールを送ったとされる「いとこのコスタス・ペトリディス」が乗客名簿になかったことから、同容疑者の話がうそだと判明したという。うそをついた動機などは明らかにされていない。事故機の乗客・乗員の状態について、ギリシャ国防省関係者は、事故現場から収容された遺体の多くが「かちかちに凍っていた」と話している。ギリシャの検死官は司法解剖の結果、少なくとも6人は墜落時にはまだ生存していたと判断を下した。







★BA、ヒースロー空港での運航を再開、地上職戻る

 ロンドン(CNN) 英航空大手、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)に機内食を供給する会社の労使紛争、従業員ストでヒースロー国際空港離発着の同社便が全面欠航に追い込まれていた問題で、BAは12日夕(日本時間13日未明)に運航を再開した。このストにより、旅行客ら約10万人以上に影響が出たという。ストに同調、職場を離れていたBAの地上職スタッフ約1000人が12日朝に業務を再開。スト後の第1便はモロッコのカサブランカ行きで、午後6時半に空港を飛び立った。

 地上職の職場復帰は、英政府管轄の助言・調停・仲裁委員会(ACAS)が労使紛争の解決に向け、調停の考えを示したことを受けたもの。BAは、ストは旅行者ら11万3千人以上の足に影響したと発表し、フライト運航が正常に戻るには数日間かかるとの見方を示している。13日には半分程度の短距離便、40%の長距離フライトの再開を見込んでいる。ストは、機内食を納める「ゲート・グルメ」社で10日、季節労働者の採用に反対した従業員約350人が解雇されたことが発端。同社従業員によるストに、ヒースロー空港で手荷物などを扱うBAの地上職員らが共鳴し、騒ぎが拡大した。






★体外受精児、先天異常は3.3%
└自然妊娠と変わらず

 体外受精で生まれた子どもの先天異常は5歳までに3.3%に見つかったという結果を、日本受精着床学会がまとめた。「長期影響」の全国規模の調査は国内で初めて。中村幸雄理事長は「先天異常の率は、自然妊娠児と変わらないと考えられる」と言う。調査は昨年12月〜今年5月に実施。97年に全国44の施設で、通常の体外受精と、体外受精の一種で顕微鏡下で精子を卵子に注入する顕微授精で生まれた計672人について、満5歳のときの身長や体重、それまでに見つかった先天異常、発達状況を尋ねた。染色体異常を含む先天異常があったのは、22人(3.3%)だった。ファロー四徴症や心室・心房欠損といった心臓の病気が多い。

 生後まもなくわかる先天異常については、自然妊娠児も含む全体の1.8%で見つかったという調査結果を日本産婦人科医会と横浜市立大が02年に出している。同大の平原史樹教授(産婦人科)は「先天異常の率は世界的にはおおむね4〜5%とされ、3.3%は自然の頻度を超えるものではない。ただ、体外受精の方が若干高いという印象はある」という。中村さんは「最終的な評価は、出生児が生殖年齢に達するまで見届けなければわからない。長期の大規模調査が必要だ」と話す。





★イラク、憲法草案策定期限を7日間延長

 イラク暫定国民議会は15日深夜(日本時間16日未明)、同日を憲法草案策定期限としたイラク基本法(暫定憲法)条項を修正、同期限を7日間延長して新たに22日とする案を、圧倒的多数で可決した。連邦制やイスラム教の役割などの文言をめぐり、イスラム教シーア派、スンニ派、クルド人勢力各派が最終合意に達することができなかったためで、大統領評議会も修正案を承認した。

 これにより、草案が策定できなかった場合の暫定国民議会と移行政府の解散、同議会選挙の再実施という最悪のシナリオは土壇場でひとまず回避され、各派指導者と起草委は新たな時間的猶予を得て、各派が合意できる草案の策定を目指すことになった。だが、各派の主張の隔たりは狭まっておらず、22日までに草案が策定され、議会で採択されるかどうか、なお楽観はできない状況だ。また、草案策定の遅延に乗じ、武装勢力が攻勢に出る懸念もある。憲法起草委は、10日間の延長を要請していたが、移行政府指導部は、期限内策定を強く主張してきた米国の立場も考慮し、7日間とした模様だ。

 15日の議会開会は当初、午後6時(日本時間同11時)に設定されたが、草案が採択に付されるのか、期限延長のための基本法修正案が出されるのか不明のまま、深夜にずれこんだ。議場周辺には、約230人の議員がじりじりしながら待機したが、結局、午後11時20分ごろ開会。ハサニ議長が「あらゆる努力にもかかわらず、誰もが満足できる解決には至らなかった」と述べ、期限延長案を提案した。出席議員の挙手による採決で可決されたのは同40分で、午前零時の時間切れまで20分という、文字通りぎりぎりでの政治危機回避となった。移行政府のジャアファリ首相は採決後、「拙速に走るべきではない。憲法は国民各層が納得する完成したものでなければならない」と述べ、延長に理解を求めた。







★ライブドア堀江社長に自民が出馬打診

 自民党が衆院選で、ライブドアの堀江貴文社長に同党公認候補としての出馬を打診していたことが15日、明らかになった。福岡1区での出馬案が浮上している。同党幹部は同日夜、堀江氏との接触を認めた上で、「堀江氏は重要な候補の一人だ。ぜひ自民党から出てほしいと思っている」と語った。堀江氏は、プロ野球への参入問題や、ニッポン放送株をめぐるフジテレビとの激しい争奪戦などで注目を集めた。また、同党は、藤野公孝参院議員の妻で料理研究家の藤野真紀子氏を小選挙区で擁立する方向で調整に入った。愛知4区などが検討されている。



[世論調査]衆院選「刺客戦術」50%が肯定

 毎日新聞は13、14日に実施した全国世論調査(電話)で、小泉純一郎首相が郵政民営化関連法案に反対票を投じた自民党前職の公認を認めず、反対派の選挙区に対立候補を擁立する手法を取っていることへの評価を聞いた。それによると、「評価する」は50%で、「評価しない」の43%を上回ったとはいえ、その差は7ポイントで、評価が二分していることが分かった。

 自民党支持層で「評価する」と答えたのは71%で、「評価しない」の23%を大きく上回ったが、同じ与党の公明党支持層では逆に「評価しない」が51%で「評価する」の46%より多かった。民主党支持層でも、「評価しない」(60%)が「評価する」(38%)を上回った。「支持政党はない」と答えた無党派層では、「評価する」(45%)と「評価しない」(47%)がほぼ並んだ。一方、衆院選後に期待する政権の枠組みをたずねたところ、「自民党を軸にした政権を望む」と答えた人が51%で、「民主党を軸にした政権を望む」は35%。衆院解散直後の前回調査(8、9日実施)の「自民軸」50%、「民主軸」35%とほぼ同率だった。無党派層でも、自民党軸が42%で民主党軸の36%より多かった。また、各選挙区で投票するつもりの候補者の所属政党をたずねたところ、自民党(38%)、民主党(24%)、公明党(5%)、共産党(5%)、社民党(1%)の順。比例代表の投票先の政党についての質問も自民党(36%)、民主党(27%)、公明党(6%)、共産党(5%)、社民党(2%)と同じ順位だった。

 無党派層では、選挙区で投票するつもりの候補者の所属政党は、自民党が26%で民主党の17%を9ポイント差で上回ったのに対し、比例代表では、自民党が26%で民主党が23%と、3ポイントの差しかなかった。ただ、無党派層は選挙区で28%、比例代表で24%が回答しておらず、政党支持層と比較して態度を決めていない人が多い。





★吉田、伊調らで金ラッシュ
└イズミル・ユニバ第5日

 ユニバーシアード・イズミル大会第5日は15日、当地で11競技を行い、初採用のレスリング女子は55キロ級で吉田沙保里(綜合警備保障)、63キロ級で伊調馨(中京女大)のアテネ五輪女王2人が勝ち、59キロ級の正田絢子(東洋大)67キロ級の新海真美(中京女大)も金メダルを獲得した。

 体操の男子種目別では冨田洋之(順大大学院)がつり輪に続いて鉄棒でも優勝し、団体総合、個人総合と合わせて今大会4個の金メダルを獲得。鹿島丈博(順大大学院)は平行棒を制した。競泳女子100メートル背泳ぎの寺川綾(近大)は1分1秒38で勝ち、男子100メートル背泳ぎも山口雅文(中大)が55秒00で優勝。陸上女子1万メートルは佐藤絵理(名城大)が34分12秒06で1位となった。大会第4日まで4個の金メダルを手にしている日本は、第5日だけで10種目に優勝し、合計の金メダル数は14個







★少女の間違い電話で治安当局が緊急警戒体制に=台湾

 AP通信によると、12歳の少女が今月3日にかけた1本の間違い電話で、台湾治安当局が緊急警戒体制に入っていたことが15日、わかった。事件は、3日の夜、台湾の12歳の少女が、待ち合わせをすっぽかした友達に嫌がらせの電話をかけようとしたことから始まった。少女は“友達”に電話をかけ、低い声で“ユー・ウィル・ダイ(おまえは死ぬ)”と英語で脅かした。ところが、少女が話した電話の相手は友達ではなく、アフリカ・スワジランド大使公邸の女性大使だった。大使は警察に通報、台湾治安当局はただちに緊急警戒体制に入った。だが、通話記録を調べた警察は、電話をかけたのが12歳の少女だったことを突き止めた。警察の取り調べを受けた少女は、「間違い電話をしたことに気がつかなかった」と述べたという。一方、スワジランド大使館は、「大使は、子供を持つ母親として、子供が時にとんでもない過ちをすることを知っており、少女を責めるつもりはない」として、少女の情状酌量を求めた。







★犬に衝突、車の会社員死亡
└飼い主がロープつながず

 15日午後7時5分ごろ、北海道弟子屈町弟子屈原野の町道で、同町泉、会社員古館定吉さん(45)の乗用車が、同町の無職男性(50)が散歩に連れていた犬にぶつかった後、約100メートル先の側溝に転落した。古館さんは首などを強く打って死亡した。飼い主の男性は犬をロープにつながずに散歩させており、弟子屈署が事情を聴いている。調べでは、男性は古館さんの進行方向の右側を歩いていた。古館さんは近くの実家に行く途中だったとみられる。犬は中型犬で、瀕死の状態という。現場は片側1車線の直線道路。







★関空で夏休み帰国ピーク・2万人超、16日もラッシュ

 夏休みを海外で過ごした旅行客らの帰国ラッシュが関西空港で15日ピークを迎え、国際線到着ロビーは大きな荷物や土産物をカートに載せた家族連れなどで混雑した。関西国際空港会社によると、同日だけで約2万500人が帰国、16日もほぼ同人数が帰国する。

 オーストリアに留学中の妹に会いに行った滋賀県大津市の大学院生西沢温子さん(24)は「妹の寮に行き現地の人との交流を楽しんだ。普段味わえないことが味わえた」としながらも相次ぐ飛行機の事故に「航空会社はきちんと点検してほしい」と不安を口に。家族とグアムで過ごした大阪府和泉市の会社員松井弘好さん(53)は「家族での海外旅行は初めて。単身赴任なので久しぶりに一緒に過ごせて良かった」と日焼けした顔をほころばせた。







★大物キャスターの死で肺がんに関心集まる
└禁煙者も急増の気配

 米大手放送局ABCテレビの看板キャスター、ピーター・ジェニングス氏(67)が8日に肺がんで死亡したが、それをきっかけに肺がんについて一般の人々の関心が高まっている。全米がん協会や米国肺協会には、禁煙について一般からの照会が急増し、肺がんに対するメディアの取材も活発になっている。米国では、肺がんは成人の死因の上位を占めるが、これまでその撲滅をめぐっては活発に論議されることが少なかったという。

 ジェンニグス氏はことし4月、自らがアンカーを務める夜の報道番組「ワールド・ニュース・ツナイト」で、肺がんであることを告白、今後化学療法を受けることを明らかにした。同氏は、20年前にたばこを断ったが、意志が弱く、01年の9・11同時多発テロ事件の後、たばこを吸い始めたと語った。肺がんの原因は喫煙といわれてる。同氏の告白は、録画したものだったが、トレードマークの滑らかな声は、かなりしわがれ声になっていた。健康が回復すれば現場に復帰するとも述べたが、これが最後の出演となった。

 ジェニングス氏が死亡したのをきっかけに、ニューヨークにある非営利団体「米国肺協会」が提供しているオンライン「禁煙フォーラム」へのアクセスが急増している。また禁煙に関するホットラインを開設している全米がん協会への照会数は、記録的な数字になっているという。この間、ジェニングス氏が死去した翌日の8日には、かつての米TVドラマ「ダラス」に出演した女優バーバラ・ベル・ゲデスさん(82)が、肺がんで死亡した。ベル・ゲデスさんは長年の喫煙歴があった。また9日には、米映画「スーパーマン」の主役を務め、昨年10月死亡した俳優クリストファー・リーブ氏の妻で女優ダナさん(44)が、肺がんの治療を受けていること告白した。クリストファー・リーブ氏は、1995年に落馬事故で脊髄を損傷し、車椅子の生活を余儀なくされた。生前、ブッシュ米大統領に対し、万能細胞といわれるES細胞の研究実現を強く働き掛けていた。

 妻ダナさんは、たばこは吸わないという。レッドノバ(電子版)は、喫煙者の煙を吸ったり、アスベストなどの有害物質に晒された場合、非喫煙者でも肺がんになる可能性があると指摘している。このように有名人が相次いで肺がんに襲われたことも手伝って、メディアの肺がんへの関心が一段と高まっている。米紙ロサンゼルス・タイムズなどによると、肺がんは米国の成人男女の主要な死因になっており、04年には、16万3510人が死亡している。末期症状のケースが多く、生存率が低いのが特徴だ。しかし、死者数が多いにも関わらず、治療研究費への政府の支出は乳がんなどに比べ、少ないという。肺がんにあまり関心が向けられなかったのはなぜか。米ウイスコンシン大学のジョアン・シラー博士(腫瘍学)は、米PBSの番組の中で、その理由として(1)肺がん患者の生存率が低く、がん克服者による治療研究底上げへの働き掛けが弱い(2)肺がんは、たばこの喫煙と関係しているとされるため、自業自得との風潮がある――などを挙げている。米紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューンは社説で「肺がんへの研究費は明らかに少ない」と述べ、治療方法の向上のためにもっと連邦予算を配分すべきだと主張している。







★全米プロゴルフ選手権、ミケルソンがメジャー2勝目

 男子ゴルフの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権は15日、当地のバルタスロールGC(パー70)で悪天候により順延となった最終ラウンドの残りを行い、フィル・ミケルソン(米国=35)が通算4アンダー276で大会初優勝を飾った。昨年のマスターズ以来、自身2度目のメジャー制覇となった。

 今季メジャー3勝目を狙っていた世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米国)は通算2アンダーの4位。ビジェイ・シン(フィジー)は通算イーブンパーの10位。片山晋呉は通算3オーバーの23位に終わった。







★旅客機マニュアルをネット販売した男逮捕
└全日空乗員室で流出したジャンボ旅客機の操作マニュアル

 羽田空港の全日空乗員室から流出したジャンボ旅客機の操作マニュアルをインターネットオークションで売ったとして、警視庁東京空港署は15日、盗品等処分あっせんの疑いで、東京都江東区東陽、航空機関連商品販売店従業員、三上宣吉容疑者(21)を逮捕した。三上容疑者は容疑を認めており、同署で入手先を追及する。調べでは、三上容疑者は7月19日、インターネットの「ヤフー・オークション」に「ボーイング747−400飛行機運用規程」などジャンボ機の訓練用マニュアル6冊を出品し、売却した疑い。

 6冊はいずれも羽田空港第2ターミナルにある乗員自習室の本棚から、昨年末から今年初めにかけて紛失したもので、全日空側がネット上の出品に気付き、計30万円で落札、同署に届け出た。自習室に鍵はかかっておらず、関係者は自由に出入りできるという。







★野生チンパンジー、左利きが多数派

 アフリカに暮らす野生のチンパンジーにも人類と同じような利き手が存在し、左利きが多数派であることが米エモリー大などの研究でわかった。現代人の約9割は右利きで、このような偏りを生じたのは、脳の発達や道具の使用と密接な関係があると考えられ、類人猿にも同じ傾向があるか否かが論争になっていた。

 今回の成果は、人類とチンパンジーが、500万年以上前に進化の道筋を枝分かれする前から、利き手の偏りや脳の左右の機能区分が存在していたことを示唆するという。15日の米アカデミー紀要(電子版)に掲載された。研究チームは、1998年から2001年にかけて、タンザニア・ゴンベ国立公園で、チンパンジーが大好物のシロアリを細い木の枝や草の茎を使って、アリ塚(アリの巣)から取り出す時、どちらの手を使っているか調べたところ、17頭中12頭が左利きと判明、明らかな偏りが見られた。これまで、日本の京都大霊長類研究所などが別の野生チンパンジー集団で木の実を割るときなどの利き手について同様の調査を行っているが、今回ほど明確に傾向が出たことはない。研究チームは「木の枝でシロアリを釣り上げるという繊細さが必要な行動のため、利き手の傾向が出やすいと考えられる。人類に比べると未熟なものではないか」と推定している。

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★<地震>宮城県で震度6弱
└震源地は宮城県沖

 16日午前11時46分ごろ、東北地方で強い地震があり、宮城県川崎町で震度6弱を記録した。北海道から近畿にかけて震度5強から1を観測した。気象庁によると、震源地は宮城県沖で、震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.8と推定される。気象庁は宮城県の沿岸に津波情報を出し、警戒を呼びかけている。

 宮城県では室内プールの天井ガラスの落下で80人程度のけが人がでているもよう。現在消防が詳しい状況を確認中。

<東北新幹線全線で運転見合わせ>

 宮城県南部で震度6弱を記録した地震で、JR東日本は16日、東北新幹線全線で運転を見合わせている。また、上越・長野新幹線も一時運転を見合わせたが、その後再開した。


 各地の主な震度は以下の通り。

 震度6弱=宮城県川崎町
 
 震度5強=石巻市、湧谷町、田尻町、栗原市、東松島市、仙台市宮城野区、泉区、名取市、蔵王町、国見町、川俣町、相馬市、新地町、福島県鹿島町

 震度5弱=岩手県陸前高田市、二戸市、花巻市、北上市、一関市、江刺市、前沢町、衣川村、平泉町、仙台市若林区、宮城県白石市、角田市、福島市、福島県東和町、中島村
★<地震>宮城県川崎町で震度6弱
└各地で被害-けが人多数

 16日午前11時46分ごろ、東北地方で強い地震があり、宮城県川崎町で震度6弱を記録した。北海道から近畿にかけて震度5強から1を観測した。気象庁によると、震源地は宮城県沖で、震源の深さは約42キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.2と推定される。東北地方で震度6弱以上の地震を観測したのは、03年7月26日の宮城県北部の地震(M6.4)で震度6強を観測して以来という。

 この地震で、仙台市泉区松森にある「スポパーク松森」でプールの天井が落下、宮城県警によると、20人近くが重軽傷を負った。他にも同県蔵王町と大河原町、福島県新地町で各1人がけがをした。午後0時12分、石巻市鮎川で0.1メートルの津波が観測された。気象庁は今後さらに大きな津波が到達することも考えられるとして、宮城県の沿岸に津波情報を出し、警戒を呼びかけている。また、埼玉県加須市志多見で午前11時46分ごろ、木造瓦ぶき平屋建て家屋が倒壊。この家に住む女性(80)が一時閉じ込められたが午後12時34分、消防に救出された。

 仙台市など各地でマンションやビルのエレベーターに閉じこめられたとの救助要請が入っている。JR東日本によると、地震発生の午前11時46分、東北、上越、長野新幹線の全線、東海道新幹線東京―小田原駅間で早期地震検知システムが作動し、緊急停止した。その後、同54分に上越、長野新幹線、同58分に東海道新幹線が運転再開した。在来線は、宮城、福島、山形県で全線が停止。関東では横須賀線大船―逗子間が停車した。また、仙台市営地下鉄でも全線で運転停止。乗客は全員、最寄り駅で降り、けが人はなかった。

 また、日本道路公団東北支社によると、仙台北部道路が上下線で全面通行止めとなったほか、東北自動車道など福島、山形、秋田、岩手県の自動車道8線で一部通行止めとなっている。

 国土交通省仙台管理事務所によると、仙台空港は午前11時48分、一時、空港を閉鎖。その後、安全が確認されたため、正午に再開した。この影響で11時40分発予定だった仙台発那覇行きの全日空463便が24分、出発が遅れるなど、計2便に遅れが出た。また羽田空港でも午前11時55分から5分間、安全確認のため、空港を閉鎖した。

 気象庁の関田康雄・地震情報企画官は会見し、今回の地震について「太平洋プレートと陸のプレートの境界付近で発生したとみられる。今後1カ月間程度は震度5弱程度の余震は今後もある」と述べた。想定される宮城県沖地震との関連については「地震の規模は想定されるものより小さい」との認識を示した。
★BSE対策で違反1000件超
└米の安全性根拠揺らぐ

 牛海綿状脳症(BSE)の人間への感染を防ぐため、米政府が食肉処理業者に脊髄(せきずい)など特定危険部位の除去を義務付けた規制について、2004年1月から今年5月までの間に1036件の違反があり、米農務省も把握していたことが15日分かった。米メディアが伝えた。

 同省は危険部位の除去を前提に米国産牛肉の安全を主張してきたが、多数の違反が確認された上、同省が公表しなかったことで、米側の安全性をめぐる主張の根拠が揺らいだ形だ。大詰めの対日牛肉輸出の再開問題にも影響しそうだ。農務省は、危険部位を含んだ牛肉は消費者に流通していないとしている。
★温水プールの上に天井落下
└施設内にガラス散乱-仙台

 内部が崩落したスポーツ施設=16日午後1時すぎ、仙台市泉区で

 地震で多数のけが人がでた仙台市泉区の「スポパーク松森」は、屋内プールの天井が崩れた。温水プールの上一面に建物の半径約20メートルの扇形の天井が落下、施設内には割れたガラスが散乱した。同市消防局泉消防署によると、地震直後に、プール全体を覆っていた天井が落ち、救急車で救出に向かった。施設の駐車場で消防がけが人の手当てにあたり、崩落現場では、警察が鑑識作業を進めた。

 施設の職員は地震直後、「いまは施設内が混乱している。状況はこちらでも分からない」と動揺した様子で話した。スポパーク松森は仙台市の施設で7月1日にオープンした。PFI方式で民間企業が運営している。屋内に25メートルプールや流水プールなどの温水プールのほか、温浴施設もそろえる。屋外にはフットサル場やゲートボール場などもある。

 お盆の帰省や観光客で混雑していた仙台駅は、地震発生直後から自動券売機が停止状態に。午後0時40分には、復旧まで約6時間以上かかるとの場内放送が流れ、改札には、払い戻しを求める人など問い合わせが殺到した。生後10カ月の息子と妻と3人で帰省中だった名古屋市内の会社員、滝澤幹人さん(32)は「改札に来たときに地震にあった。天井部から断熱材のようなものがはがれたり、落ちたりした。外に出ようと思ったが、揺れで出られなかった」と話した。
★大阪府摂津市がDNA保存
└災害時に備え計画

 大阪府摂津市は16日までに、大災害に備え市職員の希望者を対象にDNA組織の保存を行う方針を固めた。身元確認や市職員の防災意識の向上が狙いで、自治体では異例の試み。

 同市によると、DNA鑑定の専門会社「日本ジェノミクス」(本社・東京、松尾啓介社長)からDNA保存キットを100セット寄贈されたことから計画を開始した。9月の防災週間に合わせて市職員に呼び掛け希望者を募る予定。募集は総務防災課など災害時に現場出動を求められる部署を対象に行う。今回導入予定のシステムでは口の中の組織を採取し、常温で保存できるため同市役所の金庫内で保管。「究極の個人情報」とも呼ばれるDNA細胞の保管とあり、同市は個人情報保護法に留意し取り扱い要領を作成した。
★最大震度5強の余震も
└想定とメカニズム同じ

 宮城県南部で16日午前、震度6弱を記録した地震について、気象庁地震火山部の関田康雄地震情報企画官は記者会見し「今後1カ月程度は余震に注意が必要で、最大震度5強程度の余震がある可能性がある」との見方を示した。

 また地震のタイプについて「陸のプレートと太平洋プレートの境界付近で起きた」と述べた。予測されていたマグニチュード(M)7クラスの宮城県沖地震との関連について「地震発生のメカニズムは想定された宮城県沖地震と同じだが、規模が小さめ。今後震源域などを精査して総合的に判断する」と話した。午前11時24分に福島県で震度1を観測する地震があったが、気象庁は前震かどうかは不明としている。その後、気象庁は地震のタイプについて、西北西と東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型とみられると発表した。
★ドーン猛烈な横揺れ…天井の建材、プール客直撃
 
 プールの天井から、夏休み中の親子連れなどの頭上に骨組みやパネルが降り注いだ。

 16日正午前、東北や関東の広い範囲を襲った宮城県沖を震源とする地震。仙台市内では、屋内プールの天井から建材が落下して十数人が負傷したほか、市営地下鉄が全線でストップ、エレベーターが止まって人が閉じ込められるトラブルも相次いだ。同県で震度6を観測するのは一昨年7月の宮城北部地震以来。震度6弱を記録した同県川崎町の住民たちは、「ドーンという音の後、1分近くも横揺れが続いた」「壁づたいにやっとの思いで外に出た」などと、引きつった表情で発生直後の様子を語った。天井の壁がはがれ落ち、白い建材がプールの水面やプールサイドにめちゃめちゃに散乱している。多数のけが人が出た仙台市泉区松森の市営の運動施設「スポパーク松森」周辺は救急車やパトカーのサイレンが鳴り響き、近くの住民たちは、けが人の搬出作業を不安そうに見つめた。

 スポパーク松森の女性従業員によると、地震直後、まずウオータースライダー付近の天井が崩れ始め、長さ25メートルで8コースある室内プールに建材の破片が次々に落下。泳いでいた人にも直撃した。当時、プールには265人がいた。プールサイドで監視員をしていた宮本康司さん(20)によると、天井の一部が落ちてきて、さらに揺れが強くなると、天井の真ん中付近から建材が一気に崩れ落ちてきた。けが人の救出作業中、破片で指を切ったという宮本さんはそう語った。

 近所に住む無職男性(70)は「ラジオでニュースを聞いて駆けつけた。孫をプール遊びに連れてこようと、楽しみにしていたが、オープン直後にめちゃくちゃに壊れるようでは不安でしかたがない」と話した。同施設は、7月1日にオープンしたばかり。25メートルプールや流水プールなど五つのプールとウオータースライダー、温浴施設などがある。16日は夏休み期間のため、営業時間を1時間繰り上げて午前9時からオープンしていた。仙台市環境局によると、問題の天井は直径約40メートルの建材のほとんどがはがれ落ち、天井の板を支えるワイヤも大半が大きく折れ曲がった。天井は室内プールでよく使われているという「岩綿吸音材」が張ってあり、地震でその岩綿吸音材が落ちてきたという。同局の担当者は未確認情報としながら、「落下物の大きさは、一番大きいものでプールの面積の3分の1程度のものもあった」と語った。

 東北大学病院には、スポパーク松森から男5人、女3人の計8人が搬送された。同病院救急部によると、いずれも軽傷で、男性1人が歯を折って口から血を流していたほか、女性の1人は動転して自力で歩くことができず、ストレッチャーで院内に運ばれていった。一方、宮城県大河原町役場に入った連絡によると、町内のショッピングセンターのガラスが割れ、買い物客の男性(30)と男児(9か月)の親子がけがをした。また、震度6弱を記録した川崎町役場では、地震発生直後、本棚が大きく揺れ、中に入っていたファイルや書類がバラバラと床に落ちた。休みの職員が多く、3階建ての庁舎にいた職員は通常の半数ほど。職員たちは強い横揺れが続く中、壁伝いに外に避難するのがやっとだった。総務課の職員は「庁舎の建物はしっかりしているが、民家や農家のハウスなどがどうなっているのか心配。早急に調査したい」と語った。

 自宅2階で掃除中に揺れに見舞われた川崎町在住の自営業佐藤昭光さん(57)は「こんな地震は初めて。2階がもげて家が壊れるんじゃないかと思った」と語った。最初にドンという縦揺れを感じた直後、大きな横揺れに襲われ、棚の本や神棚の物がバラバラと落ちてきたという。佐藤さんは「いつまで続くのかと思うぐらい長く感じた。めまいがした」と話した。
★BARホンダがバリチェロとの契約を正式発表

 ほとんど確実視されていたルーベンス・バリチェロの移籍が、BARから正式に発表された。契約は2006年から複数年。一方でジェンソン・バトンの残留は正式にアナウンスされていないものの、佐藤琢磨の去就が気になるところだ。

 ミハエル・シューマッハーのサポートドライバーとして、フェラーリに6年間在籍したバリチェロ。だが既にフェリペ・マッサがザウバーからフェラーリに移籍することが発表されており、フェラーリから出たバリチェロの行き先として、BARが有力視されていた。「2006年にBARの一員となることに興奮している。5度のコンストラクターズタイトルを獲得したフェラーリでの6年間は素晴らしいもので、チームのみんなに感謝の言葉を述べたい。しかし、ドライバーズチャンピオンになるという私自身の目標はまだ残されており、そのためにも気持ちを新たにする必要があった」とバリチェロ。

 一方、迎えるBARのニック・フライは「ルーベンスはすばらしいドライバーというだけでなく、レースとチャンピオンシップで勝つチームを築きあげてきた経験を持っている。これらの経験と能力は、我々BARとホンダが次のレベルに進むために重要なことだ。ルーベンスが我々の可能性を認めてくれたことは非常にうれしいし、そう遠くない将来に共に目標を実現できることを願っている」と力強くコメントした。

 なおこの発表で、チームはバトンと佐藤の来季については一切触れていない。ウイリアムズへの移籍をもくろんでいたバトンは、現在BARへの残留を狙っており、そうなると佐藤のポジションも微妙なことになる。
★3000人が新幹線に缶詰め
└停電、駅間で立ち往生

 宮城県南部の地震で16日、東北新幹線は福島(福島)−白石蔵王、仙台−古川(以上、宮城))間の2カ所で架線が切れ停電。東京−八戸(青森)の全線で運転が止まった。夕方になっても岩手、宮城両県内で計4本が駅間で立ち往生したままで、乗客計約3000人が車内に缶詰め状態となった。


 JR東日本によると、地震発生当時は上下で14本が走行中。いずれも地震を感知して自動的に非常ブレーキが作動、緊急停車した。仙台駅近くに止まった2本の列車の乗客計約1000人は、扉につけたはしごで線路上に降り、駅員や乗務員の誘導で高架橋を歩いて仙台駅にたどり着いた。宮城県内の白石蔵王−仙台間では、乗客約500人が保守車両用の通路から高架下に下り、バスで仙台に向かった。JR東日本は郡山(福島)−いわて沼宮内(岩手)間で作業員が徒歩で線路や高架橋を点検。安全確認と通電作業が終わり次第、運転再開する。
 在来線も宮城、山形、福島県内で全線が一時運行を見合わせた。
★歳出削減「3年間・10兆円」=郵貯資金8年で半減
└民主・政権公約

 民主党は16日、衆院選のマニフェスト(政権公約)を発表した。財政健全化を最重点項目に掲げ、3年間で歳出を10兆円削減し、8年後にプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化すると明記。郵政改革では郵便貯金・簡易保険資金を適正規模に縮小するため、郵貯資金220兆円の8年以内の半減を目標に掲げている。一方、イラクに派遣した自衛隊は12月までに撤退させるとしている。 

 財政再建について同党は、前回の参院選向けマニフェストで「10兆円程度削減」を打ち出したが、今回は達成期間などを具体的に明示。同時に小泉純一郎首相が衆院選の争点とする郵政民営化では、郵貯預入限度額の引き下げ目標を掲げ、自民党との対立点を際立たせようとしている。マニフェストは財政健全化、郵政改革のほか、社会保障・雇用、外交・安保など14項目で構成。約150万部を作成する。前回同様、党執行部は全立候補予定者に、マニフェストに同意する誓約書への署名を求める。
★女川原発、運転再開のめど立たず
└宮城地震

 東北電力の女川原発1、2、3号機は、地震直後に自動停止した。3基は水平方向に200ガル(地震の加速度を表す単位)、垂直方向に100ガルを感知すると、自動停止するように設定されており、今回は最大で251ガルを観測した。同社は原子炉などの設備に影響がなかったかどうかを点検する方針で、運転再開のめどはたっていない。

 同原発の3基合わせた出力は217万キロワットで、04年の実績値で供給量は同社全体の24%を占める。3基同時の停止で供給に支障を来さないため、同社は止めていた新潟県の東新潟火力発電所と福島県の第二沼沢揚水発電所で急きょ、発電を始めた。一方、東京電力の福島第一、第二原発は通常通り運転を続けた。自動停止の基準は95年の阪神大震災後、それまで200ガル台だったのを、水平方向135ガル、垂直方向100ガルに改めたが、今回の地震では水平・垂直方向に約30ガルだったという。
★暴走族あおり、初の立件
└「ハム太郎」着て声援少女ら−佐賀

 佐賀署は16日、アニメキャラクターの着ぐるみを着て、暴走族の暴走行為をあおったとして、佐賀市の女子高校生(15)と佐賀県久保田町の無職少女(16)を、県暴走族追放促進条例違反(あおり行為の禁止)で佐賀家裁に書類送致した。同署によると、同様の条例を定める22道府県で、あおり行為の立件は初めて。調べでは、2人は4月24日深夜、佐賀市駅前中央のJR佐賀駅周辺で、ハム太郎やクマのプーさんの着ぐるみを着て暴走族に手を振ったり、声援を送ったりした疑い。
★予告の地震か別物か、ひずみ解消がカギ
└宮城沖地震

 東北地方を襲った大揺れは、想定された大地震なのか。その予兆に過ぎないのか。「マグニチュード(M)7.2」という数字に、専門家の見方は割れている。

 「想定していた地震なのか、前触れなのか」。宮城県沖では26〜42年間隔で、大地震が繰り返されてきた。前回は1978年でM7.4。政府の地震調査委員会は03年、30年以内に99%の確率でM7.5前後の地震が起こると発表した。今回の地震がこの想定地震かどうか。目下、地元の東北大学を始め地震学者らの最大の関心だ。「まだ分からない。考え方としては、大ざっぱに3通りある」と松澤暢(とおる)東北大助教授は地震発生直後に語った。 一つは今回のが想定地震で、78年の地震以降の太平洋プレートの沈み込みに伴うひずみが解消されたとの見方だ。「プレート境界型」で、震源が想定震源域付近であることなどが根拠だ。前回から27年しかたっておらず、ひずみのたまり方がやや少なく規模がM7.2と小さかったとみる。

 二つ目は、規模が小さかったのは想定震源の約半分が割れたためで、残りは割れ残ったとする見方だ。もしそうならば、同じような規模の地震がもう1回起こりうる。三つ目は、想定地震と今回はまったく別もので、従来想定してきた宮城県沖地震は依然可能性が続くというものだ。気象庁は16日夕の記者会見で、今回の震源域を示すと考えられる余震分布が、78年の宮城県沖地震の震源域と一部重なると発表した。関田康雄・地震情報企画官は「想定地震と今回の地震に何らかの関係があることは間違いない」としながらも、それ以上の明言は避けた。

 一方、八木勇治・筑波大助教授は、世界各地で観測された地震波を使い、25秒間続いた地下の破壊の様子を再現した。その結果、今回の破壊は78年の宮城県沖地震の震源域の南端で発生し、さらに南の想定震源域外に進んだことが分かったと別もの説を主張する。「78年の震源域のひずみは解消されず、むしろ増えたと考えられる」と警告する。

 想定地震との関係は、17日開かれる政府の地震調査委員会で総合的に検討される見込みだ。03年9月には北海道十勝沖地震(M8)が起きた。関東地方では、今年7月に千葉県北西部で地震(M6)が起きたばかり。日本列島は「活動期」に入ったのか。日本地震学会の大竹政和会長は「関西では活動期が来たと言われることもあるが、日本列島全体で地震活動の活発化を明確に示す統計的なデータはない」という。一度地震があると、周辺地域で地震が続くことはある。例えば北海道十勝沖地震では、発生後に地殻変動が周辺に広がるのが確認され、隣接する釧路沖での地震を誘発する可能性が指摘される。ただ、溝上恵・東京大学名誉教授は「同じ時期に連続したからといって、離れた地域での地震を根拠なく関連づけるのは無理がある」という。

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