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今日のニュースコミュの2005年8月1日(月)-東京-晴

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★カネボウ裏金、60年代から捻出
└政治家・総会屋に提供

 カネボウの旧経営陣による一連の不正経理問題で、同社が60年代から架空取引などの手法で裏金を作り続け、国会議員に対する裏献金や総会屋への資金提供などに継続的に使っていたことが関係者らの話で分かった。裏金はピーク時で年間約8000万円にのぼり、90年代には年2回で計約4000万円を捻出(ねんしゅつ)していたという。こうした組織的な裏金作りは繊維部門から化粧品部門などに受け継がれ、30年以上続く企業体質となっていた実態が浮かび上がった。

 同社の元社長帆足隆(69)と元副社長宮原卓(63)両容疑者=いずれも証券取引法違反容疑で逮捕=が99〜02年に計2億5000万円の裏金を作らせたことが判明しており、帆足元社長らは長年にわたる裏金作りを継承したとみられる。伊藤淳二・元名誉会長(83)は朝日新聞の取材に、社長当時に政界に対して領収書を受け取らずに献金していたことを認めているが、「社内で裏金が作られていたという認識はなかった」としている。

 歴代の同社元役員ら関係者によると、遅くとも60年代後半には裏金作りが始まっており、90年代前半のピーク時で、盆暮れの時期に国会議員に提供する裏献金用として年間約3000万円、株主総会対策として総会屋に提供する資金として年間約5000万円の計約8000万円が捻出されていたという。

 90年代後半には減少したが、それでも毎年6月と12月に各2000万円ずつ作られ、政治献金に加えて、6月は総会屋対策費、12月は有力取引先へのリベートなどに使われていたという。

 政界への裏献金は、自民党各派閥の領袖(りょうしゅう)クラスや野党の指導層を中心に広範囲に提供され、大物議員には1回あたり数百万円で、国政選挙の実施時期にはさらに増額されたという。この定期的な裏献金は、00年前ごろまで続いたとされる。

 また、総会屋に対する資金提供は毎年、株主総会後に20〜30人に対して行われた。82年に総会屋への利益供与を禁止した改正商法が施行されて以降も資金提供は続いた。98年ごろになくなったとみられるが、裏金を作る慣習はその後も社内で継続していたという。

 こうした裏金作りは、販売子会社や下請けの取引先との間の取引などで捻出され、役員を含む幹部社員同士でその手法が引き継がれてきた。60年代から主に繊維事業部門が裏金作りの役割を担っていたが、同部門が業績不振に陥った後は、業績の良い化粧品事業部門などで作られるようになったという。

 同社元幹部の一人は「裏金は、総会屋対策費や各種の営業対策費として組織的に使われることが多かった。様々な取引をカネボウに有利に進めるためには必要悪という意識だった」と話す。

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★ハンバーガー大手2社「栄養不安」払拭へ本腰 
└HPや出張授業で「食育」啓蒙

 ハンバーガーの大手チェーンが、子供に食生活の大切さを教える「食育」の啓蒙(けいもう)活動に本格的に取り組み始めた。小学校向けに「教材」を作成して学校に提供し、授業の場などで役立ててもらう。ハンバーガーには「規則正しい食生活」とはかけ離れたイメージがあり、食育基本法の施行で食育への関心が高まる中、大手チェーンはむしろ好機ととらえて積極的にかかわることで、先入観を払拭(ふっしょく)する狙いもあるようだ。

 ハンバーガーチェーン最大手の日本マクドナルドホールディングスは、インターネットのホームページに「食育の時間」(http://www.chantotaberu.jp)というウェブサイトを開設した。「ハンバーガーは何でできているの?」「どうしておなかがへるのかな?」といったテーマで、全五時間の授業構成とした。アニメやゲームなどの要素をふんだんに盛り込み、子供が興味を持てる工夫を凝らしている。愛知や岩手、千葉県など五つの小中学校は九月から、「総合的な学習の時間」の授業に同ホームページの活用を決めた。

 一方、「モスバーガー」チェーンを展開するモスフードサービスも、店長やオーナーを小学校に派遣し、正しい食のあり方やリサイクルなどのテーマで出張授業を行う「モスバーガー食育プログラム」を作成。調理場に児童を招くハンバーガーの調理体験を行うプログラムもあり、十月から本格的な普及活動を行う計画だ。両社が食育活動に積極的なのは、家庭や学校での規則正しい食生活を推進する食育基本法が七月十五日に施行されたことと関係がある。外食のファストフードに対し、消費者は栄養や健康面に不安を抱きがち。食育への関心の高まりを機に説明責任の大切さを感じたようだ。モスフードは「素材や栄養など『食』を大事に考えていると伝えることはブランド向上にも有効」とし、食育普及活動を通じて「ハンバーガーは信頼性の高い食品」と訴えていく。


 ≪食育基本法≫

 家族で食事を取らずに独りで食事をしたり、偏った食事を取るなど食生活の崩壊が指摘されるなか、正しい食生活を身に付けて、国民の健康と活力ある社会の実現を目指そうとの目的で制定された。今年7月15日に施行。国や自治体に食育施策の推進を求める一方、生産者や食品業者には安全な食品の提供を要請している。最近では米国で公開されたドキュメント映画「スーパーサイズミー」でマクドナルドのメニューとその他大手食品産業を弾圧したことからマクドナルド側がメニューから「スーパーサイズ」を廃止したことが話題になった。


日本マクドナルドの食育プログラム
http://www.mcd-holdings.co.jp/pressroom/news/2005/csr/syokuiku.html
★<自殺>自民党の永岡洋治衆院議員
└東京の自宅で首つり

 自民党の永岡洋治衆院議員(54)=茨城7区=が1日午前、東京都世田谷区上祖師谷2の自宅で首つり自殺を図り、搬送先の三鷹市内の病院で死亡した。議員事務所は、「昨日は地元を回っていたが、事情が分からない」としている。

 永岡氏は東大法学部卒業後の75年、農林水産省に入省。03年の衆院補選で初当選を果たし、現在2期目。

◇郵政法案に賛成票、亀井派内の一部から批判
 永岡氏は自民党亀井派で、7月5日に行われた郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で賛成票を投じ、反対派が多い同派内の一部から賛成議員に批判が出ていたという。同氏は4月27日付の自身のホームページで「私は現在の(郵政)政府案に反対の立場である。完全民営化について工夫を凝らせば歩み寄る余地はある」と書いている。亀井派事務所によると、亀井静香元政調会長は1日昼前、永岡氏が治療を受けている病院に向かった。国会内の衆院第1議員会館7階にある永岡議員の事務所では、政策秘書が「家族から何も聞かされていない」と困惑気味に語った。この秘書によると、永岡氏は先月29日夜、会館を出る時に「じゃあ、また」と言って別れた。週末は茨城県の地元に帰り、この日上京する予定だったという。

 ◇選挙区に衝撃走る 茨城・古河
 茨城7区選出の永岡洋治衆院議員の自殺は、地元にも衝撃を走らせた。古河市にある永岡氏の事務所では1日午前、留守番の職員が電話で「まだ状況が分からない。同行していた秘書が午後、地元に戻れば分かると思う」と話した。また、自民党茨城県連の大高松男事務局長は「テレビのニュースで初めて知った。ただただ驚いており、信じられない。岡田広参院議員が先週土曜日の会合で一緒になった時は元気そうだったらしいが……」と語り、ショックを隠しきれない様子だった。
★世田谷の一家殺害、韓国人犯行説消える

 東京都世田谷区で2000年暮れ、会社員の宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された強盗殺人事件で、警視庁成城署特捜本部が、犯行は韓国人によるものではないと断定し、犯人像を「事件当時、京王線沿線で生活していた若者」と絞り込んだことが、31日分かった。発生から4年7か月が経過し、捜査は大きな転換点を迎えた。

 また犯人が現場に残したものと同じトレーナーのうち、都内販売分は10枚で、うち9枚分の購入者が特定されていないことも判明。特捜本部は1日、都内でこのトレーナーを販売した4店の場所を初めて公開し、購入者の割り出しを急ぐ。

 この事件では、宮沢さん方に残されていた足跡から、犯人がはいていたのは韓国製テニスシューズ「スラセンジャー」で、サイズは28センチだったことがわかっている。このサイズの同製品は、国内では販売されていなかったことから、特捜本部は当初、韓国人による犯行の可能性も視野に入れて捜査を進めてきた。

 しかしその後、現場に残された犯人の生体情報などの捜査資料をもとに、韓国警察当局と情報交換を進めた結果、特捜本部は最近になって、「韓国で生まれ育った人物の犯行ではない」ことを確認した。

 一方、犯人が宮沢さん宅2階に脱ぎ捨てていったトレーナーと同じものが、事件当時、宮沢さん一家や周辺住民らが普段から利用していた京王線沿線の、若者向け衣料品店2店でも売られていたことがわかった。

 このトレーナーは灰色地で、両袖と丸首部分が紫色になっている「ラグランシャツ」と呼ばれるもので、テレビドラマで人気タレントが着ていたことから当時、若者の間で流行。00年8月から事件発生までの5か月間に、中国から国内に約2200枚が輸入されていたが、現場に脱ぎ捨てられたものと同じ色で同じサイズ(Lサイズ)は、全国で約130枚しか販売されていなかった。

 このうち都内では、京王線京王八王子駅、同線聖蹟桜ヶ丘駅、JR荻窪駅、京成線青砥駅の近くのテナントビルに入居する衣料品店4店で、計10枚しか販売されていなかったことが判明。特捜本部は現在までに購入者1人を特定。購入者が特定できていないトレーナーを9枚にまで絞り込んだ。

 これらの捜査状況について、特捜本部は〈1〉犯人は流行のトレーナーを着ていた〈2〉トレーナーは宮沢さん方から最寄りの京王線の沿線で売られていた〈3〉宮沢さん宅の2階風呂場の高窓から侵入しており、運動能力が高いと考えられる――ことなどに着目。犯人像を「事件当時15歳以上」で「当時、京王線沿線に住んでいた」若者と絞り込んだ。

 特捜本部は1日から、都内でトレーナーを売っていた4か所をホームページなどで公開するとともに、京王線の車内にも広告を出して情報提供を求める。
★ヤナセ元部長ら書類送検

 大手輸入車販売「ヤナセ」(東京都港区)が鉄道保線作業車の重量を軽く偽装し、車検証を不正取得していた事件で、神奈川県警は一日、道路運送車両法違反の疑いで、ヤナセの元機械事業部長(64)ら同社社員九人、下請けの鉄道保線車両メーカー「北陸重機工業」(新潟市)の社長(50)と社員四人の計十四人と、法人としての両社を書類送検した。

 調べでは、ヤナセと北陸重機工業は二〇〇二年九月から〇三年二月にかけ、保線車両の車軸二輪を鉄製からプラスチック製に変えたり、部品の一部を外すなどして、車検証の許容重量を下回るように車両総重量を偽り、車検証を不正取得した疑い。「偽装車両」は、JR東日本に五台、JR西日本に一台納入された。

 保線車両をめぐっては、車両発注者のJR側が重量八トン未満で普通免許でも運転できる軽い車両の納入を要求。ところが、保線車両は鉄道上を走る特殊車両のため、本来は鉄輪やフックなど重量の重い部品が多数必要で、大型車に分類される重量に達する。

 だが、ヤナセは貴重な受注を失いたくないとして、車両の軽量化を発案。同工業に「車検を通るような車両を造ってほしい」と指示。同工業は「ヤナセと取引している看板を失いたくない」として指示に従っていたという。この問題は今年三月、JR西日本やヤナセが国土交通省に報告して発覚した。
★落雷で重体の男性死亡
└もう1人も危険な状態

 千葉県白子町の九十九里浜の海水浴場で9人が落雷に遭い、意識不明の重体となっていた東京都葛飾区青戸の会社員菊地陽一さん(32)が1日、収容先の病院で落雷によるショックなどで死亡した。重体となったもう1人、千葉県九十九里町の建具師丸山人視さん(33)も依然、危険な状態だという。
★サウジのファハド国王が死去
└後継はアブドラ皇太子

 サウジアラビアの国営テレビは1日、同国の開明的指導者として知られ、近代化を進めたファハド・ビン・アブドルアジズ国王が同日、死去したと発表した。82歳とみられる。

 新国王には異母弟で今年81歳のアブドラ皇太子(第1副首相)が、新皇太子にはスルタン第2副首相が即位した。親米色を強めたファハド国王と対照的に、新国王は伝統や宗教戒律、イスラム諸国との関係を重視する民族派とされるが、1990年代後半から病弱の国王に代わり国政の実権を握っており、対米協調を軸とした穏健な外交路線に大きな変化はないとみられる。

 ファハド国王は世界最大の石油輸出国の最高指導者であることを背景に、ペルシャ湾岸諸国の盟主に君臨。イスラム教の「2大聖地(メッカとメディナ)の守護者」としてアラブ、イスラム世界で大きな発言力を持った。
★会計士が税逃れ指南
└国税、顧問先調査で7億円指摘

 東京都新宿区の公認会計士が顧問をしていた法人が一斉に東京国税局の税務調査を受け、04年までの約7年間で少なくとも7億円の所得隠しを指摘されたことがわかった。取引先に架空経費を支払う方法などで裏金を捻出(ねんしゅつ)し、その一部が会計士に渡っていたと認定された。会計士がこうした「税逃れ」の方法を指南したといい、裏金の一部はその報酬だったとされる。

 調査を受けた法人にはコムロ美容外科を経営する医療法人社団「美祥会」(東京)などが含まれ、申告漏れの総額は11億円を超え、追徴税額は重加算税などを含め数億円とみられる。会計士自身や自ら経営する会社も、報酬を申告しなかったなどとして所得隠しを指摘されたという。

 関係者によると、美祥会や、同会のグループ会社の「日本予防医学研究所」(東京)、「オルモック」(同)などは、福岡市や東京都にある取引先の会社と業務委託契約やコンサルタント契約を締結。委託料やコンサルタント料を取引先の銀行口座に振り込み、経費計上した。

 ところが、国税局が調べたところ、取引先には業務の実態がなく、委託料などは現金で戻されていたという。このため、国税局は、グループがダミー会社を使って架空の契約を結んで経費を計上し、税負担を免れたと認定したとされる。グループ全体の所得隠しは1億数千万円とみられる。

 調査の過程で、一連の取引を顧問の公認会計士が「節税」策として指南していたことが判明。知人らが代表を務めるダミー会社と同会グループの取引を計画し、グループが振り込んだ金の一部を受け取っていたという。

 この会計士が顧問をしている複数の法人に同様の方法を助言しているという情報があり、国税局は同会を含む法人に一斉に税務調査を実施。東京都江東区の医療法人や同大田区の青果物卸売会社などが相次いで課税処分された。

 朝日新聞の取材に対し、この公認会計士は「個々の顧客のことは守秘義務があるので答えられない。私の件もお話しすることはない」と話した。美祥会は代理人弁護士を通じて「上場会社ではないので、業務上の問題については公開を差し控えているため、質問に対しては回答することができない」としている。信用調査会社などによると、コムロ美容外科は、東京、名古屋、大阪、福岡に開業、年商は数十億円とみられる。
★道路公団現職理事を逮捕
└橋梁談合事件で東京地検特捜部

 日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は1日、同公団理事の金子恒夫容疑者(57)を独占禁止法違反の幇助(ほうじょ)と背任の疑いで逮捕した。

 特捜部によると、金子理事は技師長だった公団副総裁の内田道雄容疑者(60)=独禁法違反の幇助などの疑いで逮捕=と共謀し、04年5月、業界の談合の仕切り役だった横河ブリッジ元顧問で公団元理事の神田創造(そうぞう)容疑者(70)=同法違反容疑で逮捕=から依頼を受けて、公団静岡建設局が約98億円で一括発注を決めていた「第2東名高速道路富士高架橋工事」の分割発注を指示。受注できるメーカーを3社から5社に増やし、(1)神田元理事の受注調整の手助けをした(2)公団に諸経費など少なくとも約5000万円の余分な支払いをさせて同額の損害を与えた、とされる。
★路線価、東京都は13年ぶり上昇
└下げ幅縮小が地方にも

 相続税や贈与税の算出基準となる05年分の路線価(評価時点1月1日)が1日、国税庁から公表された。東京都が13年ぶりのプラスに転じたほか、下げ幅の縮小が大都市圏だけでなく地方にも広がり、全国的に下げ止まり感が強まった。山林などを除いた全国約41万地点の標準宅地の平均路線価は1平方メートルあたり11万2000円で、前年を4000円下回り、13年連続で下落した。圏域別の平均額は、東京圏が前年を0.8%下回り25万6000円となった。大阪圏が4.5%減の14万8000円、名古屋圏も2.1%下がり9万2000円。その他の地方圏も7.1%下落して5万2000円だった。

 下げ幅は全国で前年より1.6ポイント縮小し、過去13年で最低となった。圏域別でも東京圏で1.9ポイント、大阪圏で3.2ポイント、名古屋圏で3.9ポイント縮小。地方圏も4年ぶりに縮小に転じ、1.1ポイント下げ幅が減った。47都道府県の平均額では、東京都が0.4%上昇して45万8000円となり、バブル後の長期下落からようやく抜け出した。都心回帰や再開発による集客力の向上、不動産投資の拡大などが影響した。

 都市再生の取り組みが続く東京駅西側の丸の内では、容積率の緩和なども加わり、18.2%の飛躍的な値上がり地点があった。海外ブランド店舗の立地が進む銀座や表参道も10%程度の上昇がみられた。上昇や横ばいは、武蔵野市や立川市など近郊の鉄道沿線都市にも広がった。下落率が縮小した都道府県も、前年の21から29に増加。反対に下げ幅が拡大した都道府県は、東北や北陸、四国、九州南部に偏っており、下げ止まりが都市圏から地方に向かって波及しつつある様子がうかがえる。

 都道府県庁所在都市の最高路線価は、東京・銀座の銀座中央通りが20年連続でトップ。5年連続の値上がりで1平方メートルあたり1512万円だった。名古屋と福岡も2年連続の上昇で、横浜、京都、大阪が新たに加わり、上昇は6都市と前年から倍増した。一方、下落率が拡大したのは青森、千葉、甲府、高松、大分、宮崎の6都市で、前年の16都市より大幅に減った。20%以上の下落も、前年の5都市から秋田、甲府の2都市に減った。


 〈キーワード・路線価〉 

 国税庁が定める、路線(道路)に面した土地1平方メートル当たりの価格。相続税や贈与税を課税する際の基準となる。国土交通省が発表する「公示地価」をベースにして、売買の実例や不動産鑑定士の評価などを参考に算出する。 このほか、公示地価を補完する狙いの都道府県による「基準地価」、市区町村が固定資産税を課する際の基準となる3年に1度の「固定資産税評価」などがある。
★「なでしこ」も北朝鮮に敗れる
└東アジア女子大会

 サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”は1日、「東アジア女子サッカー大会2005」の開幕戦で北朝鮮と対戦。前日の男子チームと同じく0−1のスコアで敗れた。

 日本は前日までの練習どおり、4−2−3−1のフォーメーションでキックオフを迎えた。4バックは右から豊田、磯崎、下小鶴、矢野。守備的MFに酒井、柳田。攻撃的MFは右から安藤、澤、大野と並び、1トップは永里が務める布陣だ。対する北朝鮮は中盤をボックス型にした4−4−2でスタート。

 序盤、北朝鮮は右サイドバックのソン・ジョンサンがドリブルで攻め立てるが、日本は矢野がこれを阻止する。しかし、試合はすぐに北朝鮮のペースとなった。前半3分には右CKから守備的MFのホ・スンフイが左足でセンタリングを上げると、ファーサイドでFWリ・クムスクが振り返りざまにファーストシュートを放った。日本は下小鶴らが懸命のカットを続けてピンチをしのぐが、右サイドバックのソン・ジョンサンに加えて、左サイドMFのリ・ウンスクも果敢なドリブル突破を仕掛け、日本の守備陣を揺るがしていく。日本は、前半14分にFW永里が相手DFのパスミスをカット。FW大野へスルーパスを出すが、これはDFに阻まれた。その後も永里はポストプレーなどで何とか日本の攻撃の起点になろうとするが、なかなか形を作れない。前半15分すぎには、北朝鮮が右サイドのFKで鋭いクロスを上げるが、これはGK山郷がパンチングでクリア。
 一方、北朝鮮は22分に決定的な場面を迎える。右MFのジョ・ユンミが前線へロングフィードを送ると、FWパク・キョンソンがスピードを生かしてDFラインの裏へ抜け出る。日本はDFが完全に裏を取られたが、GK山郷が飛び出してスライディング。両足で挟む形でボールを奪い、辛くもピンチを逃れた。北朝鮮はさらに右サイドを崩した後、ミドルシュートなどで襲い掛かるが、山郷がキャッチでゴールを阻む。日本はDF磯崎が突破を止めにかかってファウルを犯しイエローカードをもらうなど苦しい展開が続く。前半30分、日本は一時的に試合のペースを取るが、右サイドバックの豊田からのパスを中央の磯崎がトラップした瞬間にDFラインを一気に押し上げるなど、隙のないサッカーで日本にまったくチャンスを与えない。すぐさまペースを取り返した北朝鮮は、前半30分にFKから左利きのホ・スンフイが見事なキックを放ったが、壁に当たったボールはわずかにゴール右にそれた。

 押されながらも失点だけは避けてきた日本だが、前半38分についに均衡を破られた。右サイドバックのソン・ジョンスンがサイドを崩すと、MFジョ・ユンミへボールを戻し、そこからゴール前へ。逆サイドから流れ、前線で待ち構えていたリ・ウンスクがワントラップでDFをかわしてシュート! ここまで懸命なセーブを見せてきた山郷もこれは止められず、北朝鮮が先制点を奪った。バックスタンドでは統一朝鮮の大きな旗が揺れるなど、日本は完全にアウエームード。北朝鮮は前半44分にも左サイドを崩し、中央へ戻したところに走り込んだMFが弾丸ミドルシュート! これはわずかにゴール上に外れたが、最後まで日本にペースを渡さずに前半を終えた。

 後半、日本は大野に代えてFW大谷を投入。しかし、流れは変えられない。北朝鮮はすぐさま左右からサイド攻撃を展開し、日本にペースを与えない。後半9分には右サイドでこぼれ球を拾った守備的MFリ・ウンギョンが思い切ったミドルシュートで日本ゴールを脅かす。後半15分辺りでは、攻撃的MFの澤が完全に守備に戻される場面が続くなど、やや“ジリ貧”の感さえ漂う。

 日本は、澤の左サイドへのパスから安藤が右足でシュートを放つ場面を作り出すが、これはGKが正面でキャッチ。数少ないチャンスもものにできない。後半18分にはベンチが動いた。DF豊田に代えてMF宮間を投入。大谷と永里で2トップを形成し、攻撃的MFに安藤、澤、宮間を配する3−5−2にシステムを変更した。その直後21分には澤が右サイドへ抜け出てフィードボールを受け、センタリング。惜しくも永里には合わなかったが、流れをつかみにかかる。続く23分には右CKの柳田のセンタリングをニアサイドで大谷がそらすが、惜しくも阻まれて再びCK。ヘディングで競り合ったボールをDF磯崎が右足でシュート。しかし、これはゴール上方へそれた。それでも日本にとっては貴重なシュートチャンスを作り出すことに成功。徐々に突破口が見え始める。しかし、後半29分には北朝鮮が左CKにヘディングを合わせ、日本ゴールに迫る。これはGK山郷がキャッチで防ぎ、日本は反撃に望みをつなぐ。

 DFラインから中盤を経由してサイドを変え、サイドから縦へと突破して中央へボールを送る。時折見せる縦へのフィードボールを除けば、北朝鮮の作戦は一貫しているが、日本は最終ラインで止めるのが精いっぱい。次第にペースは北朝鮮へと戻っていく。それでも後半34分には永里がタッチライン際のポストプレーでファウルを受け、チャンスメイク。宮間が鋭いクロスを送るが、相手DFのヘッドに阻まれる。しかし、日本は諦めない。後半35分には2列目中央の位置でボールを受けた大谷が前を向いて、ドリブルからシュート。ゴールやや上に外れたが、惜しい場面を作り出した。

 後半37分、日本はMF酒井に代えてFW丸山を投入。急造ながら永里、大谷、丸山の3トップに変更し、3−4−3へ。しかし、後半40分にはカウンターを食らい、途中出場した北朝鮮の右MFキム・チャンシルにドリブル突破からあわやシュートという決定的な場面を迎えた。これはGK山郷が体を張ってこらえ、何とか追加点は免れた。何とか同点に持ち込みたい日本は後半43分、左サイドで丸山がスピードを生かしたドリブル突破で崩しにかかるが、相手DFに潰されてしまう。後半44分、日本はGK山郷がペナルティエリアラインギリギリでボールをキャッチしたプレーをハンドと見なされ、厳しい位置で北朝鮮のFKとなった。しかし、これは壁に入った宮間が顔面ブロックで防いでみせた。後半46分、日本は永里が右サイドでタックルを受けながら粘ってFKを獲得。ラストチャンスに日本は全員がゴール前へ。柳田の左足のキックは壁に入った選手の手に当たりハンドの判定。少しゴールへ寄った位置から、今度は宮間がキック。ゴール前では両チームの選手が激しくやり合う。宮間は左足で直接ゴールを狙ったが、ゴールのやや上を通過。ボールがタッチラインを割った瞬間、無情のホイッスルが鳴り響いた。日本は男女とも初戦で北朝鮮に敗れる結果となった。

 次戦は中国と8月3日に対戦する。日本は、過去5年間で中国に2分4敗と勝利がない。第2戦で優勝候補筆頭の中国を破ればチームも勢いづくだけに、何とか勝ち点を奪いたいところだ。

<日本女子出場メンバー>

GK:1 山郷のぞみ
DF:14 豊田奈夕葉→17 宮間あや(後半17分)、2 磯崎浩美、3 下小鶴綾、15 矢野喬子
MF:6 酒井與惠→16 丸山桂里奈(後半37分)、8 柳田美幸、7 安藤梢、10 澤穂希、18 大野忍→11 大谷未央(後半1分)FW:9 永里優季

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