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ペーター・ホフマン[MIXI出張所]コミュの夕星の歌

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Peter Hofman Singt Wagner
http://www.geocities.jp/euridiceneedsahero/memo08.html
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ペーター・ホフマンはとうとうタンホイザーを演じずに終わりました。いわゆる「ローマ語り」の部分はアリア集で聴くことができますが、すばらしいと思います。

まだ勉強中、そして、まだバリトンの声域を勉強していた頃の体験談が伝記にあります。「タンホイザー」の中で、タンホイザーの友人、ヴォルフラムが歌う美しいバリトンの歌「夕星の歌」についてです。

「まだバリトンだと思っていたころ、夕星の歌に取り組んだことがあった。まずその決定的な状況の解釈に三十分は費やした。その後は神経を集中しない悪い癖はおのずとなくなった。台本に対する責任感が生まれていた。もはや無意味に息を吸い込むことはできず、歌いはじめるためには、理解を深め、解釈を自分の中で消化せずにはいられなかった。

その時にはすでに、この歌の憂鬱な気分を意識していた。巡礼たちが通り過ぎてからも、ヴォルフラムはその場に居て、エリザベートがタンホイザーをむなしく待っているのを、目の当たりにしなくてはならない。

死の予感。この気分を捉え損なうことは、準備に際して前もって行ったあの三十分かけての解釈の後は、もはや絶対にありえなかった。

仲間との共同学習だったら、この歌をそれほど重大にはとらえなかったのではないだろうか。その結果、事もあろうに、このアリアを繰り返し聞くのは、私の耳にとって、まさに純然たる苦行になった。それは、ザイバーリッヒ先生によって目覚めさせられたこの歌に対する要求のせいだった。この歌は、今まさに思いのたけを打ち明けようとするように、心を込め、ひとつの思いを歌うのだが、やりすぎて下品にならないように、ごくまともな気分で、感情をあからさまにせず、静かに、厳かでなくてはならない。

  確かに、当時、私は、感傷に浸り過ぎていたが、死の予感とは何の関係もない声のポジションだけを、感じ取り、聞きとろうとしている人たちも何人かいた。人間のひとつの部品、すなわち、声帯だけが、このアリアに関与しているわけだ。これでは不完全であり、やはり何か欠けているように聞こえるものだ。」(ペーター・ホフマン)

ネットラジオで聴いた今年(2005年)のバイロイト音楽祭「タンホイザー」。ヴォルフラム(ローマン・トレーケル)の「夕星の歌」はこういう感じを相当に満たしていたような気がします。

http://www.geocities.jp/euridiceneedsahero/cd30.html

コメント(3)

ヴァラリンさん
同じようにきこえた人がいらっしゃって、うれしいです^^!

この「夕星の歌」こそ、今回の一連のネットラジオで、最大唯一の「掘り出し物」でした。
此処に書き込むのも少々問題かも知れせん。
若しかしたらワーグナーコミュにカキコするのが一番真っ当かも・・・

夕星の歌について、実はgommy様とわびすけ様の日記に何故いままで気づかなかったとっても重大なことを今更ながら知りました。

早い話、夕星(ゆうづつ)って「ヴィーナス」の事ですよね。
そう考えるとヴォルフラムは実は淫靡な歌を歌っていたのではという疑惑が自分自身持ち上がってフォーマットというか関連付けを考え直さなければいけないのではと思っています。

参考ウェブ資料
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/venus.html

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