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ペーター・ホフマン[MIXI出張所]コミュのオペラ歌手のレパートリー

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 マイミクシィのふくろうさんの日記のトピック、「本当はこれを歌いたかった!」とても興味深く、おもしろく読んでいるところですが、歌手がそのキャリアの中でレパートリーをどう形成して行くかというのも、オペラ・ファンには関心があります。

 レパートリー形成に関わることは沢山あります。歌手自身の興味、好み。声域、声質。身体的特徴(これはオペラ歌手の場合、あまり問題にされないというか、してはいけないというか.... 「微妙」なところ)生まれた国もある程度影響するかもしれません。自分の国のオペラが沢山ある、イタリア、ドイツ語圏出身者は、そしてフランス人やロシア人も多かれ少なかれ、それに縛られがちというか、こだわる傾向が強いようです。時代の要求、好み、需要も影響大でしょう。他にもいろいろあると思いますので、ご意見、思いつき等、コメントいただければうれしいです。
 仕事となれば、好きなことだけやっているわけにはいかないのはどの職業でも同じでしょう。
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 ペーター・ホフマンの場合、キャリアの初期の劇場専属歌手としての仕事が中心の時期には、様々な役を歌っています。はじめから主役級の契約だったということで、いわゆる小さな役の経験は、幸か不幸か、ないということです。

 伝記から、リューベックとヴッパータール時代の役を、ざっと並べると、モーツァルト:タミーノ(魔笛)、イドメネオ、モンテヴェルディ:ネロ(ポッペアの戴冠)、グノー:ファウスト、J.シュトラウス:アルフレート(こうもり)、ヴェルディ:アルフレート(椿姫)、ラダメス(アイーダ)?、ベートーベン:フロレスタン(フィデリオ)、ベルク:鼓手長(ヴォツェック)、ビゼー:ドン・ホセ(カルメン)、ウェーバー:マックス(魔弾の射手)、ワーグナー:ジークムント(ワルキューレ)、ローゲ(ラインの黄金)、パルジファル、クレーベ:クリスティ(真の勇者、新作オペラです、別にトピックを立てる予定です)などです。他の劇場に客演したものも含みます。

 シュトゥットガルト歌劇場と5年契約を結んだ1975年以降は、ワーグナーが彼のレパートリーの中心になります。
 ヴッパータールで、クレーブスの新作オペラ「真の勇者」に出演する直前1975年のインタビュー記事です。

 「パルジファル、いつもパルジファル。何よりもワーグナー。彼はワーグナーが気に入っている。ローエングリンの話に熱中し、シュトルツィングをやりたいと望んでいる。イタリア物はなし? 彼はイタリア物はあまり好きじゃない。そして、彼を刺激することができるものは、『たぶん、ドン・カルロ』だが、目下、かかわっている役のことを考えると、今は歌いたくない。経験の浅い歌手はさまざまな役をあれこれ歌うべきではないという理由だ。
それに、原則的に、『私はいずれにしてもイタリアン・テノールではない』ということだ。彼はドイツのテノールだから、ワーグナーのほかには、フロレスタン、マックス、ボヘミアのハンス(多分、スメタナ作曲、売られた花嫁)、ファウスト(たとえフランス人でも)、イドメネオといった役に律儀に留まっている。
 バッカス(R.シュトラウス、ナクソス島のアリアドネ)はやりたい。クレーブスの「真の勇者」は楽しみにしている。そして、タミーノ役は、居心地がよくて特に好きだ」(ケート・フラム)
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写真1)マックス(魔弾の射手)ウィーン
写真2)フロレスタン フィデリオ、レオーノーレはカタリーナ・リゲンツァ 1984年 ベルリン・ドイツ・オペラ
写真3)ローゲ(ラインの黄金)ドルトムント1975年 ヴォータン:リヒャルト・クロス、フリッカ:リンダ・カレン

コメント(10)

>「ドン・カルロ」
う〜〜〜ん?! イメージがわきません....^^;

>「タンホイザー」
これは歌ってもらいたかったです。要するに、間に合わなかったんでしょう....... ジークフリートも。ワーグナーは50歳を過ぎてから〜〜〜なんて、意見もあるみたいですが、もしホフマンがそんなことしてたら、彼のワーグナーはひとつも聴けなかったわけです。若いときに歌ってくれて感謝!です。しつこく言います^^;ジークフリートとタンホイザーが間に合わなかったのは残念です.........
ヴァラリンさんは、ドン・カルロ鑑賞のエキスパートですからね^^!

>カルロが良くないと魅力半減
そうかもしれませんね。まだ、カルロに夢中!になれる上演に出会っていないってことですね。なんだかピンと来ないカルロばっかりだったような......

今度は
>もし彼がやっていたとしたら
という視点で、鑑賞してみます.....^^;
クラシック音楽、特にオペラは、もっとも国際化が進んでいる分野ではないかしら。

自国語のオペラがないか、あっても数が少なかったり、人気がない作品が多かったりする、そういう国に生まれた歌手は、むしろ気楽にレパートリーを選ぶことができるのではないかと想像します。そうでないと、歌えるものが極端に少なくなってしまいますもの....

オペラがもっとも盛んだったイタリアやドイツ語圏の歌手は、自国の伝統や言語に縛られがちというか、おのずとこだわってしまうところがあるのではないかと思います。

イタリア・オペラはなんといってもオペラの華で、ドイツ語圏でもやはり人気演目は伝統的イタリア・オペラでしょう。ものの本などによれば、ドイツ語圏では、イタリア・オペラに限らず、ロシア語やチェコ語のオペラもドイツ語上演が一般的な時代が長かったようです。ペーター・ホフマンがキャリアの初期に歌ったイタリア・オペラ、おそらくドイツ語だったのだろうと思います。ドイツ語圏では自国語で歌うという形で、外国のオペラを自分たちのものとして受容して来た伝統があるわけです。イタリアでは、この辺はどうだったのでしょうか。ヴェルディなどはイタリア語版、フランス語版があったりしますし、フランスとの関係は同じようなものだったのだろうと思います。カルメンやファウストなど、イタリア語で上演したようです。録音もありますし。

>「メンタリティが違う」
ホフマンの声楽教師エミー・ザイバーリッヒもこう言っています。

「残念なことに、ドイツ人の優秀な若手歌手の数は少ないです。外国語を話す芸術家に反対するわけではありませんが、すばらしい例外はあるにしても、やはりメンタリティーは別のものです。」
ロシアの歌手は独特の発声法なので、
ドイツオペラを聴くとかなり違和感があります。
私が聴いたのは「ワルキューレ」でしたが、
途中で聴くのをよそうかと思ったくらいです。
東欧系の歌手もイタリアオペラを歌うとやはり、
違和感がつきまといます。
イタリアオペラばっかり歌っている歌手が、
ドイツオペラを歌ってもけったいなもので、
私はミルンズのヨカナーンでコケました(^^;
ヴァラリンさん:
>発声云々よりも、私は言葉の口跡がはっきりしているか否か・・>のほうが、より気になります。

これは気になりますね!
それでグレギーナがだめでした。
何を歌っているのかサッパリわからない歌手でした。
私が聴いたのはMET「トスカ」でした。
日記のどこかにぶつくさ文句を書いています(^^;

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