ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

名盤!名曲!紹介&レビューコミュのアイルランドの子守歌/ポートリギーン・ニ・ウーラホーン

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
An Irish Lullaby/Pa'dragi'n Ni Uallacha'in

タイトルの通り、アイルランドの子守歌をポードリギーンと言う歌姫が詠唱しているもので、古くからケルトに伝わるものと、100年くらい前に作られた物、それと自作を織り交ぜてあります。

彼女の美しい歌声とその後ろに見える風景を描き出すのは、アイリッシュ・ハープ、フィドル、ヴィオラ、フルート、アコーディオン、ギター、単純なパーカッション、キーボード(聞いてみるとピアノの音なのですが何故かライナーにはそう書いてあります。)等のうち2〜4種類の楽器で構成されたシンプルなものなのですが、深い音の奥行きが感じられます。

私は、どちらかと言うと厚みのある音が好みなのですが、このアルバムに関してはシンプルな構成にもかかわらず、アンサンブルにはひじょうに満足しています。

又、歌詞も英語だけでなくアイルランドの言葉「ゲール語」で歌われている物が多く、今まであまり聞いたことのない言葉の響きには新鮮なものを感じます。

聞いているだけで、行った事もないアイルランドの霧深い森、断崖の上のやせた草原などの風景が、脳裏をよぎります。

これは私感ですが“ペンタングル”のフォーク・ミュージックと似たような印象を受けました。

歌詞の内容は、ライナーに書いてあるとおり“異界”を意識した物が多く、歌の中にはフェアリーとかバンシーとかトロールとかビーストなどが登場します。

又、ケルトの古い伝承にある「エンガスの夢」「リア王の子どもたち」「ディアムードとグローニャの追跡」等の物語から影響を受けている物もあります。

子守歌と言うと子供を寝かし付けるものと思いがちですが、それだけではなく、むしろ「怖い物が来ても私が守っていてあげるから安心してお眠り」という子供に安堵感を与えるもののようです。

古くは日本のフォーク・グループ“赤い鳥”の「もっこ来るぞー」と曲調こそ多少異なりますが子守歌には何処の国でも怖い「お化け」が登場するようです。


        輸入、発売元 
         トリニティー・エンタープライズ(株)
           東京都杉並区天沼3-6-6 吉田ビル
                 tel03-5347-5338
          http://www.trinity-music.co.jp
                 

コメント(1)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

名盤!名曲!紹介&レビュー 更新情報

名盤!名曲!紹介&レビューのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング