はじめまして。ポールって逆境のときに素晴らしい曲とかアルバム作れるような気がします。この時期は日本公演が中止になり、Wingsが解散しちゃった後でしたからね。細かい部分では、Dress Me Up As A Loverでのアコースティクギターによるスパニッシュな早いパッセージのギターソロが印象的です。
そして迎えた82年春頃でしたか、いよいよな発売であった「TUG OF WAR」曲に関してはもういう事なし(皆さんが十分に語ってらっしゃるので)ただその時の僕は“ビートルズのポールの新作”として聴いていた。つまり解散後だとかそういった概念なしでということです。伝わりづらいかもしれませんが、ビートルズ好きな人と話してると多くの人は「やっぱ結局は(ポール作品は)ビートルズ時代だよね〜」と言うので。
本作と翌年の「PIPES OF PEACE」この2作品に関しては僕にとっては「ビートルズのポール」の作品なのです。 (G.マーティン制作というのもあるのかな)
最初に買ったポールのアルバムがこれです。
当然、あのデュエット曲に釣られた口でしたが
Take it Away, Ballroom Dancing, Wanderlastどれも気に入ってます。
ジャケットデザインも良く、ポールのアルバムでは"Flowers in the Dirt"と並んで今でもよく聞きます。
ワンダーラスト は名曲だと思います。セルフカバーもしているし、ポール自身もお気に入りの曲なんでしょうね。お得意の対位法も使って曲に奥行きを出しているところもポールらしい。ビートルズ時代にも良くやってましたが、究極の対位法は「Silly Love Songs」ですね。ここでは3つのメロディを、一回づつ歌い、最後に3パートで見事なハーモニーを作る。さすがです。コードも3つ4つ位でこの構成力。いかにノッていたかがわかります。完全に考えて練られた曲です。ちょっと、話しが逸れちゃいましたね。すみません。
受験の頃、最初はFMでいくつかの曲がかかっていて期待がスンゲーふくらんだのを今でも覚えてます。
EBONY AND IVORY、BALLROOM DANCING、TAKE IT AWAY、HERE TODAYなどをエアチェックして、アルバムが店先に並ぶまで何度も何度もテープ聴いてました。
上記のナンバー群が気に入ってますが、時々疲れた時なんかにフッとSOMEBODY WHO CARESが聴きたくなります。ポールの才能は奥深いなあ、と思います。