発売前には、"TUG OF WAR 2"と呼ばれ、ポールの最高傑作という前評判だったAlbumですが、かなりガッカリさせられたAlbumでした。
先行Singleの”SAY SAY SAY"は当時人気絶頂のMichael Jacksonのお陰でクリスマス休みを挟んでの計6週間の全米No.1ヒットでした。前年Michael Jacksonは"Billy Jean"、"Beat It"の2曲でPromotion Videoというものに革命を起こし、Album"THRILLER"を年間1位の大ヒットとしましたが、翌年にもクリスマスを狙ってPromotion Video"Thriller"を発表。ビデオ化して売り出したこともあって、再びAlbum"THRILLER"は売れまくった。ちょうどその時に発売されたのが、”Say Say Say"。Michaelが踊るPromoが発表されると売り上げもJump Up。前年”THRILLER"からの第1弾Single "The Girl Is Mine"がHall & Oatesの"Maneater"に押さえ込まれて2位どまりだったのに、その復讐なのか、Hall & Oatesの"Say It Isn't So"を抑えての1位。Paul Fanの私でも「どうして?」と思うほど、いい曲だったのに(”Say Say Say"じゃ、どう考えても勝てないけどなあ。)、やはりMichaelの人気は凄かった。
米での第2弾Singleの”So Bad"がセールス的に惨敗したこともあって、第3弾にまたMichaelとのDuet曲を発売することにしたところ、「Paulは1人ではヒット曲が書けない。Beatles時代にはJohnがいた。”McCARTNEY"と"RAM"に収録されている曲の大半はBeatles時代に作ったもの。WingsにはDenny Laneがいた。」と非難されると、第3弾の発売を取りやめてしまいます。「大衆が怖い」と言ってBodyguardに囲まれてじゃないと人前にも出なくなったPaulはCostelloに会うまで、長いスランプにはいってしまったのはこの頃でしたよね。大衆への恐怖感はLive AIDに出演した事で、ふっきれるんですが。
好きなナンバーは、「Pipes Of Peace」「Keep Under Cover」「So Bad」「Sweet Little Show」〜「Through Our Love」ですね。
「Keep〜」は、ベースの音がいいですね。ベース音好きの私には、たまらんです!
「So Bad」は、PVも素晴らしいし音だけでもあまーいPaulらしいLoveSongですね!
一昨年(やっと)出た解散後ポールのPV大全集DVDで「PiPES OF PEACE」を観た時、ポールもジョンに負けず「平和」を追求してるんだなあ〜と何だか嬉しくなりました。 アルバム発売当時は高校の中間テストの頃だったにもかかわらず聴きまくっていました。その試験の結果は...ご想像あれ
その頃の“圧迫された気持ち”が今でも蘇ってくるアルバムです。
「SAY SAY SAY」ファンの皆さんには不評みたいですが当時は純粋にすげえ〜DUOと思い「ベストヒットUSA」等で録画したPV観まくって友達とよく真似してました(笑) 特に“You never ever worry and you never shed a tear〜”あたり(ひげ剃り中のポールとその周りをうろついて踊るマイコー) ほんとゲラゲラ笑いながら若かったなあ
僕も大好きなアルバムです。 自分が好きなアルバムを、他の人も気に入ってくれるとうれしいものです。 ポールの作品の中でも、特に親しみやすい曲が多いと思います。 僕はベースが好きなので、ベースラインが良い曲(タイトル曲、2曲め、…あ、全部でした)がお気に入りです。 SO BADは、サビのメロディーがちょっと物足りないかな、とも思うけど、やっぱり美しいですよね(PVも含めて)。 あと、SWEETEST LITTLE SHOWの間奏は、BLACKBIRDみたいに(キーも同じGだし)解放弦を使って滑らせてたらだいたい弾けちゃったのがうれしかったです。 最後に、僕は英語の先生をしてるんですが、THROUGH OUR LOVEのサビで、WE CAN DO THINGS THAT THEY SAID WERE IMPOSSIBLEという風にTHEY SAIDという挿入節(連鎖関係詞節)を用いることによって、「みんなが無理だと言ったことでも(愛があれば)できるんだ」という歌詞は、ポールらしく、とてもポジティブで大好きです。