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原始仏典コミュのスパンナ相応

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(『南伝大蔵経14 相応部経典3』大蔵出版 P399−404 に相当)


相応部経典>第3 犍度篇


     第九 スパンナ相応

   第一 清浄
392.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、これら四のスパンナ[金翅鳥]の生まれがある。何が四か。
 卵生のスパンナ、胎生のスパンナ、湿生のスパンナ、化生のスパンナ。
 比丘たちよ、これら四のスパンナの生まれがある。

   第二 捕らえる
393.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、これら四のスパンナの生まれがある。何が四か。
 卵生のスパンナ、胎生のスパンナ、湿生のスパンナ、化生のスパンナ。
 比丘たちよ、このうち卵生のスパンナは卵生のナーガを捕らえるが、胎生と湿生と化生を捕らえない。
 比丘たちよ、このうち胎生のスパンナは卵生と胎生のナーガを捕らえるが、湿生と化生を捕らえない。
 比丘たちよ、このうち湿生のスパンナは卵生と胎生と湿生のナーガを捕らえるが、化生を捕らえない。
 比丘たちよ、このうち化生のスパンナは卵生と胎生と湿生と化生のナーガを捕らえる。
 比丘たちよ、これら四のスパンナの生まれがある。

   第三 善悪[その一]
394.サーヴァッティ因。あるとき一人の比丘が先生を訪ねた。訪ねて先生に挨拶して一方に座った。一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「卵生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じる。

   第四 善悪[その二]
395.サーヴァッティ因。あるとき一人の比丘が先生を訪ねた。訪ねて先生に挨拶して一方に座った。一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「胎生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じる。

   第五 善悪[その三]
396.サーヴァッティ因。あるとき一人の比丘が先生を訪ねた。訪ねて先生に挨拶して一方に座った。一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「湿生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じる。

   第六 善悪[その四]
397.サーヴァッティ因。あるとき一人の比丘が先生を訪ねた。訪ねて先生に挨拶して一方に座った。一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「化生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じる。

   第七−十六 布施と援助と聞
398−407.一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「卵生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は食べ物を布施する。
 彼は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じる。
 ・・・彼は飲み物を布施する。・・・
 ・・・彼は衣服を布施する。・・・
 ・・・彼は乗り物を布施する。・・・
 ・・・彼はアクセサリーを布施する。・・・
 ・・・彼は香りを布施する。・・・
 ・・・彼は塗り物を布施する。・・・
 ・・・彼は寝具を布施する。・・・
 ・・・彼は住居を布施する。・・・
 ・・・彼は照明器具を布施する。
 彼は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に卵生のスパンナの仲間に生じる。

408−417.一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「胎生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は食べ物を布施する。
 彼は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じる。
 ・・・彼は飲み物を布施する。・・・
 ・・・彼は衣服を布施する。・・・
 ・・・彼は乗り物を布施する。・・・
 ・・・彼はアクセサリーを布施する。・・・
 ・・・彼は香りを布施する。・・・
 ・・・彼は塗り物を布施する。・・・
 ・・・彼は寝具を布施する。・・・
 ・・・彼は住居を布施する。・・・
 ・・・彼は照明器具を布施する。
 彼は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に胎生のスパンナの仲間に生じる。

418−427.一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「湿生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は食べ物を布施する。
 彼は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じる。
 ・・・彼は飲み物を布施する。・・・
 ・・・彼は衣服を布施する。・・・
 ・・・彼は乗り物を布施する。・・・
 ・・・彼はアクセサリーを布施する。・・・
 ・・・彼は香りを布施する。・・・
 ・・・彼は塗り物を布施する。・・・
 ・・・彼は寝具を布施する。・・・
 ・・・彼は住居を布施する。・・・
 ・・・彼は照明器具を布施する。
 彼は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に湿生のスパンナの仲間に生じる。

428−437.一方に座ったその比丘は先生にこう言った。
 先生、何を原因とし何を縁として、ここにある者は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じるのですか。
 比丘よ、ここにある者は身によって善悪を為し、語によって善悪を為し、意によって善悪を為す。
 彼は聞く。「化生のスパンナは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」。
 彼はこのようにある。「ああ、実に私は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生まれよう」。
 彼は食べ物を布施する。
 彼は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じる。
 ・・・彼は飲み物を布施する。・・・
 ・・・彼は衣服を布施する。・・・
 ・・・彼は乗り物を布施する。・・・
 ・・・彼はアクセサリーを布施する。・・・
 ・・・彼は香りを布施する。・・・
 ・・・彼は塗り物を布施する。・・・
 ・・・彼は寝具を布施する。・・・
 ・・・彼は住居を布施する。・・・
 ・・・彼は照明器具を布施する。
 彼は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じる。
 比丘よ、これを原因としこれを縁として、ここにある者は身が破れ死して後に化生のスパンナの仲間に生じる。

                 スパンナ相応  終

   その頌
    清浄と捕らえると四の善悪
    布施援助の章、スパンナを善説する


(『南伝大蔵経14 相応部経典3』大蔵出版 P399−404 に相当)




     スパンナ相応     完

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