ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

原始仏典コミュの入相応   完

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(『南伝大蔵経14 相応部経典3』大蔵出版 P362−368 に相当)


相応部経典>犍度篇



     第四 入相応[オッカンタ・サンユッタ]

   第一 眼
302.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、眼は無常であり、変化し別のものとなる。
 耳は無常であり、変化し別のものとなる。
 鼻は無常であり、変化し別のものとなる。
 舌は無常であり、変化し別のものとなる。
 身は無常であり、変化し別のものとなる。
 意は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって勝解するならば、こう言われる。
 「随信行者である[信に従って行く者]。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように智慧によってわずかでも考察することに耐えることができるならば、こう言われる。
 「随法行者である[法に従って行く者]。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように知り、このように見るならば、こう言われる。
 「流れに入った。堕ちない法である。
  決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第二 色
303.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、色は無常であり、変化し別のものとなる。
 声は無常であり、変化し別のものとなる。
 香は無常であり、変化し別のものとなる。
 味は無常であり、変化し別のものとなる。
 触は無常であり、変化し別のものとなる。
 法は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって勝解するならば、こう言われる。
 「随信行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように智慧によってわずかでも考察することに耐えることができるならば、こう言われる。
 「随法行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように知り、このように見るならば、こう言われる。
 「流れに入った。堕ちない法である。
  決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第三 識
304.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、眼識は無常であり、変化し別のものとなる。
 耳識は無常であり、変化し別のものとなる。
 鼻識は無常であり、変化し別のものとなる。
 舌識は無常であり、変化し別のものとなる。
 身識は無常であり、変化し別のものとなる。
 意識は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって勝解するならば、こう言われる。
 「随信行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように智慧によってわずかでも考察することに耐えることができるならば、こう言われる。
 「随法行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように知り、このように見るならば、こう言われる。
 「流れに入った。堕ちない法である。
  決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第四 触
305.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、眼触は無常であり、変化し別のものとなる。
 耳触は無常であり、変化し別のものとなる。
 鼻触は無常であり、変化し別のものとなる。
 舌触は無常であり、変化し別のものとなる。
 身触は無常であり、変化し別のものとなる。
 意触は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって勝解するならば、こう言われる。
 「随信行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように智慧によってわずかでも考察することに耐えることができるならば、こう言われる。
 「随法行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように知り、このように見るならば、こう言われる。
 「流れに入った。堕ちない法である。
  決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第五 受
306.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、眼触によって生じる受は無常であり、変化し別のものとなる。
 耳触によって生じる受は無常であり、変化し別のものとなる。
 鼻触によって生じる受は無常であり、変化し別のものとなる。
 舌触によって生じる受は無常であり、変化し別のものとなる。
 身触によって生じる受は無常であり、変化し別のものとなる。
 意触によって生じる受は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって・・・
 ・・・決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第六 想
307.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、色想は無常であり、変化し別のものとなる。
 声想は無常であり、変化し別のものとなる。
 香想は無常であり、変化し別のものとなる。
 味想は無常であり、変化し別のものとなる。
 触想は無常であり、変化し別のものとなる。
 法想は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって・・・
 ・・・決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第七 思
308.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、色思は無常であり、変化し別のものとなる。
 声思は無常であり、変化し別のものとなる。
 香思は無常であり、変化し別のものとなる。
 味思は無常であり、変化し別のものとなる。
 触思は無常であり、変化し別のものとなる。
 法思は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって・・・
 ・・・決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第八 愛
309.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、色愛は無常であり、変化し別のものとなる。
 声愛は無常であり、変化し別のものとなる。
 香愛は無常であり、変化し別のものとなる。
 味愛は無常であり、変化し別のものとなる。
 触愛は無常であり、変化し別のものとなる。
 法愛は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって・・・
 ・・・決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第九 界
310.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、地界は無常であり、変化し別のものとなる。
 水界は無常であり、変化し別のものとなる。
 火界は無常であり、変化し別のものとなる。
 風界は無常であり、変化し別のものとなる。
 空界は無常であり、変化し別のものとなる。
 識界は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって・・・
 ・・・決定した。正しい覚りに向かう」と。


   第十 蘊
311.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、色は無常であり、変化し別のものとなる。
 受は無常であり、変化し別のものとなる。
 想は無常であり、変化し別のものとなる。
 行は無常であり、変化し別のものとなる。
 識は無常であり、変化し別のものとなる。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように信によって勝解するならば、こう言われる。
 「随信行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように智慧によってわずかでも考察することに耐えることができるならば、こう言われる。
 「随法行者である。正性決定に入った。
  善人の領域に入った。凡夫の領域を越えた」と。
 その業を作すと地獄・畜生胎・餓鬼境に生じるところの業を彼が作すことは不可能である。また彼が預流果を実証せずに死ぬことはありえない。
 比丘たちよ、もしこの法をこのように知り、このように見るならば、こう言われる。
 「流れに入った。堕ちない法である。
  決定した。正しい覚りに向かう」と。

              入相応  


   その頌
    眼と色と識、触と受と
    想と思と愛、界と蘊との十
 


(『南伝大蔵経14 相応部経典3』大蔵出版 P362−368 に相当)

              

               完

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

原始仏典 更新情報

原始仏典のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング