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原始仏典コミュのはじめに〜原始仏典について

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《全仏教経典について》

全仏教経典には「北伝文献」と「南伝文献」という二つの流れしかありません。


 北伝文献:サンスクリット語仏典・大乗仏教・原始仏典なし
 南伝文献:パーリ語仏典    ・上座仏教・原始仏典あり


北伝文献は、サンスクリット語の仏典を母体とし、北方の大乗仏教が伝えてきました。いわゆる日本の「お経」は北伝文献です。一方の「南伝文献」は、パーリ語の仏典で、南方の上座仏教が伝えてきました。南伝文献の一部に原始仏典があり、他は長老作品です。

この南伝文献は、近代に西洋による植民地化政策の過程で発見され、研究されてきました。研究の結果、北伝文献よりも南伝文献の方が「よりゴータマ・ブッダ自身の言葉に近い」と結論され、普通「原始仏典」と言えば、パーリ経蔵律蔵を指します。北伝文献にもそのパーリ経蔵に対応する部分があり、それは古くより阿含経と呼ばれてきました。この漢訳阿含よりもパーリ経蔵の方がゴータマ・ブッダの言葉に近いと言うのが基本的な定説です。従って、本コミュニティにおいては「漢訳阿含」は参考程度にとどめます。

「パーリ三蔵」や「南伝大蔵経」を「原始仏典」と呼ぶのは適切ではありません。法・律の解説である「論」(論蔵と蔵外経典)を含んでいるからです。「原始仏典」とは、正しくは「パーリ論蔵と蔵外経典と疑わしい部分を省いたパーリ経蔵とパーリ律蔵の二つ」を指します。本コミュニティにおいては原始仏典であるこの「パーリ経蔵とパーリ律蔵」を主に扱います。


 原始仏典:パーリ経蔵とパーリ律蔵
 南伝文献:原始仏典+上座独自の教え・上座仏教・明治時代に渡来
 北伝文献:捏造仏典+大乗独自の教え・大乗仏教・飛鳥時代に渡来
 
   *北伝文献の阿含経は原始仏典ではありません。




《南伝文献》
      
  経蔵  1 長部経典   内容が長い経典群      →仏説   
      2 中部経典   内容が中程の経典群     →仏説
      3 相応部経典  内容が主題に関連した経典群 →仏説
      4 増支部経典  内容が数字に関連した経典群 →仏説
      5 小部経典   上座部独自の経典群  →ほとんど長老作品    

  律蔵  1 経分別    出家者の律     →仏説     
      2 犍度部    サンガの規則    →仏説   
      3 附随     上座部独自のまとめ →長老作品     

  論蔵  省略      →完全に長老作品
  蔵外  清浄道論など  →完全に長老作品

コメント(4)

南伝のダンマパダ(法句経)やスッタニパータ(経集)、説一切有部のウダーナヴァルガなどはブッダの直説ではなく長老作品だと僕は思っています。理由は以下をご覧になってください。

・仏説非仏説の判断基準 「仏典六分」
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30075062&comm_id=683880

他トピックも堅い内容が多いですが、気軽にご覧になってください。

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