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原始仏典コミュの相応部経典 大篇  第一  道相応9 「八正道9」

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(『南伝大蔵経16上 相応部経典5』大蔵出版 P232から)



「     第七 尋覓品

 舍衛城因縁

   [一六一] 第一 尋覓
     (第一 勝智)
二 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。何を聖八支道となすのか。
三 比丘たちよ、ここに比丘がいて、遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正見を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正思惟を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正語を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正業を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正命を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正精進を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正念を修習する。
 遠離に依り、離貪に依り、滅尽に依り、放棄に変化する正定を修習する。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。
四 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。何を聖八支道となすのか。
五 比丘たちよ、ここに比丘がいて、貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正見を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正思惟を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正語を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正業を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正命を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正精進を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正念を修習する。
 貪欲の調伏に完結し、瞋恚の調伏に完結し、愚痴の調伏に完結する正定を修習する。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。
六 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。何を聖八支道となすのか。
七 比丘たちよ、ここに比丘がいて、不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正見を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正思惟を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正語を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正業を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正命を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正精進を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正念を修習する。
 不死に究竟し、不死に彼岸し、不死に完結する正定を修習する。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。
八 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。何を聖八支道となすのか。
九 比丘たちよ、ここに比丘がいて、涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正見を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正思惟を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正語を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正業を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正命を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正精進を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正念を修習する。
 涅槃に趣向し、涅槃に傾向し、涅槃に臨入する正定を修習する。
 比丘たちよ、この三つの尋求を勝智するために聖八支道を修習するべきである。
     (第二 遍知)
一〇–一七 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を遍知するために・・・この聖八支道を修習するべきである。
 勝智の如く遍知をも広説すべし。
     (第三 遍尽) 
一八–二五 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を遍尽するために・・・この聖八支道を修習するべきである。
 勝智の如く遍尽をもまた広説すべし。
    (第四 断)
二六–三三 比丘たちよ、三つの尋求がある。何を三となすのか。欲尋求、有尋求、梵行尋求である。比丘たちよ、これを三つの尋求となす。
 比丘たちよ、この三つの尋求を断つために・・・この聖八支道を修習するべきである。
 勝智の如く断をも広説すべし。

   [一六二] 第二 次第(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三次第がある。何を三となすのか。「私は優れている」という次第と、「私は等しい」という次第と、「私は劣っている」という次第である。比丘たちよ、これを三次第となす。
 比丘たちよ、この三次第を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・

   [一六三] 第三 漏(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三漏がある。何を三となすのか。欲漏、有漏、無明漏である。比丘たちよ、これを三漏となす。
 比丘たちよ、この三漏を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・

   [一六四] 第四 有(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三有がある。何を三となすのか。欲有、色有、無色有である。比丘たちよ、これを三有となす。
 比丘たちよ、この三有を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一六五] 第五 苦(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三苦がある。何を三となすのか。苦苦、行苦、壊苦である。比丘たちよ、これを三苦となす。
 比丘たちよ、この三苦を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一六六] 第六 礙(一–四)

二–三三 比丘たちよ、三碍(khila、碍、頑固、荒地、蕪心)がある。何を三となすのか。貪碍、瞋碍、癡碍である。比丘たちよ、これを三碍となす。
 比丘たちよ、この三碍を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一六七] 第七 垢(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三垢がある。何を三となすのか。貪垢、瞋垢、癡垢である。比丘たちよ、これを三垢となす。
 比丘たちよ、この三垢を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一六八] 第八 揺(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三破壊がある。何を三となすのか。貪破壊、瞋破壊、癡破壊である。比丘たちよ、これを三破壊となす。
 比丘たちよ、この三破壊を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一六九] 第九 受(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三受がある。何を三となすのか。楽受・苦受・不苦不楽受である。比丘たちよ、これを三受となす。
 比丘たちよ、この三受を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・


   [一七〇] 第一〇 渇愛(一–四)
二–三三 比丘たちよ、三愛がある。何を三となすのか。欲愛、有愛、無有愛である。比丘たちよ、これを三愛となす。
 比丘たちよ、この三愛を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

                          第七 尋覓品


   [摂頌]
    (一)尋覓と、(二)次第と、(三)漏と、
    (四)有と、(五)三苦と、
    (六)礙と、(七)垢と、(八)揺と、
    (九)受と、(一〇)渇愛と。




     第八 暴流品

一 舍衛城因縁

   [一七一] 第一 暴流
二 比丘たちよ、四暴流がある。何を四となすのか。欲暴流、有暴流、見暴流、無明暴流である。比丘たちよ、これを四暴流となす。
 比丘たちよ、この四暴流を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・
三–三三 尋覓の如くに広説すべし。

   [一七二] 第二 軛
二–三三 比丘たちよ、四軛がある。何を四となすのか。欲軛、有軛、見軛、無明軛である。比丘たちよ、これを四軛となす。
 比丘たちよ、この四軛を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七三] 第三 取
二–三三 比丘たちよ、四取がある。何を四となすのか。欲取、見取、戒禁取、我語取である。比丘たちよ、これを四取となす。
 比丘たちよ、この四取を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七四] 第四 繋
二–三三 比丘たちよ、四繋がある。何を四となすのか。貪求という身繋、瞋という身繋、戒禁取という身繋、この実執という身繋である。比丘たちよ、これを四繋となす。
 比丘たちよ、この四繋を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七五] 第五 随眠

二–三三 比丘たちよ、七随眠がある。何を七となすのか。欲貪随眠、瞋随眠、見随眠、疑随眠、慢随眠、有貪随眠、無明随眠である。これを七随眠となす。
 比丘たちよ、この七随眠を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七六] 第六 妙欲
二–三三 比丘たちよ、五妙欲がある。何を五となすのか。眼で識られるべき色の可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきもの、耳で識られるべき声・・・鼻で識られるべき香・・・舌で識られるべき味・・・身で識られるべき触れられるべきものの可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきものである。
 比丘たちよ、この五妙欲を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七七] 第七 蓋
二–三三 比丘たちよ、五蓋がある。何を五となすのか。欲意欲蓋、瞋恚蓋、惛眠蓋、掉悔蓋、疑蓋である。
 比丘たちよ、この五蓋を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七八] 第八 蘊
二–三三 比丘たちよ、五取蘊がある。何を五となすのか。色取蘊、受取蘊、想取蘊、行取蘊、識取蘊である。比丘たちよ、これを五取蘊となす。
 比丘たちよ、この五取蘊を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一七九] 第九 下分
二–三三 比丘たちよ、五の下分結がある。何を五となすのか。有身見、疑、戒禁取、欲への意欲、瞋恚である。比丘たちよ、これを五下分結となす。
 比丘たちよ、この五下分結を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断じるために聖八支道を修習すべきである・・・・・・

   [一八〇] 第一〇 上分
二 比丘たちよ、五の上分結がある。何を五となすのか。色への貪り、無色への貪り、慢、掉挙、無明である。比丘たちよ、これを五上分結となす。
 比丘たちよ、この五上分結を勝智・・・遍知・・・遍尽・・・断つために聖八支道を修習するべきである・・・・・・

                           第八 暴流品[畢]

  [摂頌]
   (一)暴流と、(二)軛と、(三)取と、
   (四)繋と、(五)随眠と、
   (六)妙欲と、(七)蓋と、
   (八)蘊と、(九、一〇)上下分と。

                         第一 道相応[畢]」

     『南伝大蔵経16上 相応部経典5』大蔵出版 P232–245

  
  完


尋求:esanā
欲尋求:kāmesanā
有尋求:bhavesanā
梵行尋求:brahmacariyesanā

勝智:abhiññā
遍知:pariññā
遍尽:parikkaya、遍く尽きる、完全に尽きる
断つ:pahāna

次第:vidhā、種、種類、次第;慢、慢類

欲漏:kāmāsava
有漏:bhavāsava
無明漏:avijjāsava

欲有:kāmabhava
色有:rūpabhava
無色有:arūpabhava

苦苦:dukkhadukkhatā
行苦:saṅkhāradukkhatā
壊苦:vipariṇāmadukkhatā、変易、変化、変壊の苦

碍:khila、碍、頑固、荒地、蕪心
垢:mala、垢、垢穢
破壊:nīgha、悩乱、激情;殺、破壊

欲愛:kāmataṇhā
有愛:bhavataṇhā
無有愛:vibhavataṇhā

暴流:ogha、暴流、流、洪水
欲暴流:kāmogha
有暴流:bhavogha
見暴流:diṭṭhogha
無明暴流:avijjogha

軛:yoga、軛、束縛、繋縛;結合、関係;瑜伽、瞑想、観行、修行、努力
欲軛:kāmayoga
有軛:bhavayoga
見軛:diṭṭhiyoga
無明軛:avijjāyoga

取:upādāna、取、取著、執着
欲取:kāmupādāna
見取:diṭṭhupādāna
戒禁取:sīlabbatupādāna
我語取:attavādupādāna

繋:gantha、縛、繋、繋縛[ganthati、縛る、結ぶ、調合する、編集する]
貪求という身繋:abhijjhā kāyagantha
瞋という身繋:byāpādo kāyagantha
戒禁取という身繋:sīlabbataparāmāso kāyagantha
この実執という身繋:idaṃsaccābhiniveso kāyagantha、idaṃこのsacca真実、諦abhinivesa執持、現貪、執着[nivesa、住居、住著]

随眠:anusaya、随眠、煩悩、使[anuseti、随眠する、随増する、潜在する]
欲貪随眠:kāmarāgānusaya
瞋随眠:paṭighānusaya、対碍随眠
見随眠:diṭṭhānusaya
疑随眠:vicikicchānusaya
慢随眠:mānānusaya
有貪随眠:bhavarāgānusaya
無明随眠:avijjānusaya

五妙欲:pañca kāmaguṇā
眼で識られるべき色:cakkhuviññeyyā rūpa
耳で識られるべき声:sotaviññeyyā sadda
鼻で識られるべき香:ghānaviññeyyā gandha
舌で識られるべき味:jivhāviññeyyā rasa
身で識られるべき触れられるべきもの:kāyaviññeyyā phoṭṭhabba
可楽:iṭṭha
可愛:kanta
可意:manāpa
愛色:piyarūpa
欲を伴い:kāmūpasaṃhita
染められるべきもの:rajanīya

蓋:nīvaraṇa
欲意欲蓋:kāmacchandanīvaraṇa
瞋恚蓋:byāpādanīvaraṇa
惛眠蓋:thinamiddhanīvaraṇa
掉悔蓋:uddhaccakukkuccanīvaraṇa
疑蓋:vicikicchānīvaraṇa

色取蘊:rūpupādānakkhandha
受取蘊:vedanupādānakkhandha
想取蘊:saññupādānakkhandha
行取蘊:saṅkhārupādānakkhandha
識取蘊:viññāṇupādānakkhandha

有身見:sakkāyadiṭṭhi
疑:vicikicchā
戒禁取:sīlabbataparāmāsa
欲への意欲:kāmacchanda
瞋恚:byāpāda

色への貪り:rūparāga
無色への貪り:arūparāga
慢:māna
掉挙:uddhacca
無明:avijjā

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