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原始仏典コミュの相応部経典 大篇  第一  道相応3 「八正道3」

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(『南伝大蔵経16上 相応部経典5』大蔵出版 P168から)


「     第三 邪性品

   [二一] 第一 邪性

一–二 舍衛城因縁
三 比丘たちよ、私はあなたたちに邪性と正性を説こう。聞きなさい。
四 比丘たちよ、何を邪性となすのか。すなわち、邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定である。比丘たちよ、これを名付けて邪性となす。
五 比丘たちよ、何を正性となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。比丘たちよ、これを名付けて正性となす。


   [二二] 第二 不善法

一–二 舍衛城因縁
三 比丘たちよ、私はあなたたちに不善法と善法を説こう。聞きなさい。
四 比丘たちよ、何を不善法となすのか。すなわち、邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定である。比丘たちよ、これを名付けて不善法となす。
五 比丘たちよ、何を善法となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。比丘たちよ、これを名付けて善法となす。


   [二三] 第三 道(一)
一–二 舍衛城因縁
三 比丘たちよ、私はあなたちに邪道迹と正道迹を説こう。聞きなさい。
四 比丘たちよ、何を邪道迹となすのか。すなわち、邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定である。比丘たちよ、これを名付けて邪道迹となす。
五 比丘たちよ、何を正道迹となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。比丘たちよ、これを名付けて正道迹となす。


   [二四] 第四 道(二)

一–二 舍衛城因縁
三 比丘たちよ、私は在家・出家の邪道迹を賞讃しない。
四 比丘たちよ、在家・出家が邪行ならば、邪行のゆえに正理の善法を成功させない。
 比丘たちよ、何を邪道迹となすのか。すなわち、邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定である。比丘たちよ、これを名付けて邪道迹となす。比丘たちよ、私は在家・出家の邪道迹を賞讃しない。
五 比丘たちよ、在家・出家が邪行ならば、邪行のゆえに正理の善法を成功させない。
六 比丘たちよ、私は在家・出家の正道迹を賞讃する。
七 比丘たちよ、在家・出家が正行ならば、正行のゆえに正理の善法を成功させる。
 比丘たちよ、何を正道迹となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。比丘たちよ、これを名付けて正道迹となす。比丘たちよ、私は在家・出家の正道迹を賞讃する。
八 比丘たちよ、在家・出家が正行ならば、正行のゆえに正理の善法を成功させる。


   [二五] 第五 不善士(一)

一–二 舍衛城・・・
三 比丘たちよ、私はあなたたちに不善人と善人を説こう。聞きなさい。
四 比丘たちよ、何を不善人となすのか。比丘たちよ、ここに一部の者は邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定がある。比丘たちよ、これを名付けて不善人となす。
五 比丘たちよ、何を善人となすのか。比丘たちよ、ここに一部の者は正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定がある。比丘たちよ、これを名付けて善人となす。


   [二六] 第六 不善士(二)

一–二 舍衛城・・・
三 比丘たちよ、私はあなたたちに不善人と不善人よりも劣る不善人を説こう。聞きなさい。比丘たちよ、私はあなたたちに善人と善人よりも優れた善人を説こう。聞きなさい。
四 比丘たちよ、何を不善人となすのか。ここに一部の者は邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定がある。比丘たちよ、これを名付けて不善人となす。
五 比丘たちよ、何を不善人よりも劣る不善人となすのか。比丘たちよ、ここに一部の者は邪見・邪思惟・邪語・邪業・邪命・邪精進・邪念・邪定・邪智・邪解脱がある。比丘たちよ、これを名付けて不善人よりも劣る不善人となす。
六 比丘たちよ、何を善人となすのか。ここに一部の者は正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定がある。比丘たちよ、これを名付けて善人となす。
七 比丘たちよ、何を善人よりも優れた善人となすのか。比丘たちよ、ここに一部の者は正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定・正智・正解脱がある。比丘たちよ、これを名付けて善人よりも優れた善人となす。


   [二七] 第七 瓶

一–二 舍衛城・・・
三 比丘たちよ、たとえば瓶にもし支えがなければ転倒しやすく、もし支えがあれば転倒しにくい。比丘たちよ、このように心にもし支えがなければ転倒しやすく、もし支えがあれば転倒しやすい。
四 比丘たちよ、何を心の支えとなすのか。この聖八支道である。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。これが心の支えである。
五 比丘たちよ、たとえば瓶にもし支えがなければ転倒しやすく、もし支えがあれば転倒しにくい。比丘たちよ、このように心にもし支えがなければ転倒しやすく、もし支えがあれば転倒しやすい。


   [二八] 第八 定

一–二 舍衛城・・・
三 比丘たちよ、私はあなたたちに依るところがあり、資具がある聖なる正定を説こう。聞きなさい。
四 比丘たちよ、何を依るところがあり、資具がある聖なる正定となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念である。
五 比丘たちよ、この七支をともなう心の一境性は資具がある。比丘たちよ、この聖なる正定を名付けて依るところがあるとも、資具があるともなす。


   [二九] 第九 受

一–二 舍衛城・・・
三 比丘たちよ、三つの感受がある。何を三となすのか。楽の感受、苦の感受、不苦不楽の感受である。比丘たちよ、これを三つの感受となす。
四 比丘たちよ、この三つの感受を遍知するために聖八支道を修習しなさい。何を聖八支道となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。比丘たちよ、この三つの感受を遍知するためにkの聖八支道を修習しなさい。


   [三〇] 第十 ウッティヤ

一–二 舍衛城・・・
三 ときに具寿ウッティヤは世尊の行って世尊を敬礼して一方に座った。
四 一方に座って具寿ウッティヤは世尊に言った。
 大徳、ここに私は隠れたところに行って独坐していて心に考えが生じました。「世尊は五つの欲の種類(五妙欲)を説かれた。世尊は何を五妙欲と説くのだろうか」と。
五 善いかな善いかな、ウッティカ。ウッティカ、私は五妙欲を説いた。何を五となすのか。眼で識られるべき色の可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきもの、耳で識られるべき声の可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきもの、鼻で識られるべき香の可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきもの、舌で識られるべき味の可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきもの、身で識られるべき触れられるべきものの可楽、可愛、可意、愛色、欲を伴い、染められるべきものである。ウッティカ、私はこれを五妙欲と説いた。
六 ウッティカ、この五妙欲を断じるために聖八支道を修習しなさい。何を聖八支道となすのか。すなわち、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定である。ウッティカ、この五妙欲を断じるためにこの聖八支道を修習しなさい。

                                  第三 邪性品[畢]

  此[品]の摂頌に曰く
   (一)邪性と、(二)不善と、
   (三–四)二の道と、
   (五–六)二の善士と(七)瓶と
   (八)定と、(九)受と、(一〇)ウッティカと」

     『南伝大蔵経16上 相応部経典5』大蔵出版 P168–176


邪性:micchatā、ミッチャター
正性:sammatta、サンマッタ
不善法:akusala dhamma、アクサラ・ダンマ
善法:kusala dhamma、クサラ・ダンマ
邪道迹:micchāpaṭipadā、ミッチャーパティパダー
正道迹:sammāpaṭipadā、サンマーパティパダー
在家:gihin、ギヒン
出家:pabbajita、パッバジタ
邪行:micchāpaṭipatti
正行:sammāpaṭipatti
不善人:asappurisa、アサップリサ
善人:sappurisa、サップリサ
支え:ādhāra、アーダーラ、支持
資具がある聖なる正定:ariya sammāsamādhi
三つの感受:tisso vedanā、三受
楽の感受:sukhā vedanā
苦の感受:dukkhā vedanā
不苦不楽の感受:adukkhamasukhā vedanā
隠れたところ:raho
考え:parivitakka

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