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原始仏典コミュの無為相応 「十一涅槃道」3

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(続き 『南伝大蔵経16上 相応部経典5』大蔵出版 P82−89 に相当)



「   第二 究極
378.比丘たちよ、究極[アナタ anata]と究極に行く道を説こう。それを聞きなさい。
 比丘たちよ、何が究極か。
 貪りが尽き、瞋りが尽き、癡かさが尽きること。
 比丘たちよ、これが究極と言われる。
 比丘たちよ、何が究極に行く道か。
 身体を念じること。
 比丘たちよ、これが究極に行く道と言われる。

 比丘たちよ、このように私はあなたたちに究極を説き、究極に行く道を説いた。
 比丘たちよ、弟子の利益を憐む師がその憐れみによって為すべきこと、それを私はあなたたちに為した。
 比丘たちよ、このような樹下、このような空き家がある。
 比丘たちよ、ジャーナしなさい。放逸であってはならない。後に悔いる者となってはならない。これがあなたたちへの私の教えである。


 比丘たちよ、究極と究極に行く道を説こう。それを聞きなさい。
 比丘たちよ、何が究極か。
 貪りが尽き、瞋りが尽き、癡かさが尽きること。
 比丘たちよ、これが究極と言われる。
 比丘たちよ、何が究極に行く道か。
 サマタとヴィパッサナー。・・・(他の四十六道を説く)・・・
 比丘たちよ、ここに比丘は遠離に依拠し、離貪に依拠し、滅に依拠し、放棄に行き着く正定を修習する。
 比丘たちよ、これが究極に行く道と言われる。

 比丘たちよ、このように私はあなたたちに究極を説き、究極に行く道を説いた。
 比丘たちよ、弟子の利益を憐む師がその憐れみによって為すべきこと、それを私はあなたたちに為した。
 比丘たちよ、このような樹下、このような空き家がある。
 比丘たちよ、ジャーナしなさい。放逸であってはならない。後に悔いる者となってはならない。これがあなたたちへの私の教えである。


   第三−第三十二 無漏
379−408.比丘たちよ、あなたたちに無漏[アナーサヴァ anāsva]と無漏に行く道を説こう。・・・
 ・・・真実と真実に行く道を説こう。[サッチャ sacca 四諦と]
 ・・・彼岸と彼岸に行く道を説こう。[パーラ pāra]
 ・・・聡明と聡明に行く道を説こう。[ニプナ nipuṇa]
 ・・・極めて見難いものと極めて見難いものに行く道を説こう。[スドゥッダサ sududdasa]
 ・・・不老と不老に行く道を説こう。[アジャッジャラ ajajjara 老いた〔jajjara〕の否定形]
 ・・・永遠と永遠に行く道を説こう。[ドゥヴァ dhuva 常、恒常]
 ・・・参入と参入に行く道を説こう。[アパローキタ apalokita 許可、聴許]
 ・・・見ることができないものと見ることができないものに行く道を説こう。[アニダッサナ anidassana 不可見]
 ・・・無戯論と無戯論に行く道を説こう。[ニッパパ nippapa]
 ・・・寂静と寂静に行く道を説こう。[サンタ santa]
 ・・・不死と不死に行く道を説こう。[アマタ amata]
 ・・・優れているものと優れているものに行く道を説こう。[パニータ paṇīta]
 ・・・吉祥と吉祥に行く道を説こう。[シヴァ siva]
 ・・・安穏と安穏に行く道を説こう。[ケーマ khema]
 ・・・渇愛が尽きることと渇愛が尽きることに行く道を説こう。[タンハッカヤ taṇhākkhaya 愛尽]
 ・・・物凄いことと物凄いことに行く道を説こう。[アッチャリヤ acchariya 不思議]
 ・・・あり得ないようなこととあり得ないようなことに行く道を説こう。[アッブタ abbhuta]
 ・・・災いのないことと災いのないことに行く道を説こう。[アニーティカ anītika イーティ〔悩みや患い〕の否定形]
 ・・・災いのない法と災いのない法に行く道を説こう。[アニーティカダンマ anītikadhamma]
 ・・・涅槃と涅槃に行く道を説こう。[ニッバーナ nibbāna]
 ・・・無悩害と無悩害に行く道を説こう。[アビャーパッジャ avyāpajjha]
 ・・・離貪と離貪に行く道を説こう。[ヴィラーガ virāga]
 ・・・清浄と清浄に行く道を説こう。[スッディ suddhi 清浄解脱と同じ「清浄」]
 ・・・解脱と解脱に行く道を説こう。[ムッティ mutti 脱すること]
 ・・・酔いが醒めることと酔いが醒めることに行く道を説こう。[アナーラヤ anāla 「アーラヤを喜ぶ者にこの法は見難い」のアーラヤを酔いと訳しました。アーラヤの意味は不明です]
 ・・・拠り所と拠り所に行く道を説こう。[ディーパ dīpa 州、灯明 自州法州と同語]
 ・・・避難所と避難所に行く道を説こう。[レーナ leṇa 避難所、庇護所]
 ・・・保護所と保護所に行く道を説こう。[ターナ tāṇa]
 ・・・帰依と帰依に行く道を説こう。[サラナ saraṇa]
 ・・・彼岸に到ることと彼岸に到ることに行く道を説こう。[パラーヤナ parāyana 到彼岸]それを聞きなさい。
 比丘たちよ、何が彼岸に到ることか。
 貪りが尽き、瞋りが尽き、癡かさが尽きること。
 比丘たちよ、これが彼岸に到ることと言われる。
 比丘たちよ、何が彼岸に到ることに行く道か。
 念身。・・・(他の四十六道も同様に説く)・・・
 比丘たちよ、ここに比丘は遠離に依拠し、離貪に依拠し、滅に依拠し、放棄に行き着く正定を修習する。
 比丘たちよ、これが彼岸に到ることに行く道と言われる。・・・

 比丘たちよ、このように私はあなたたちに彼岸に到ることを説き、彼岸に到ることに行く道を説いた。
 比丘たちよ、弟子の利益を憐む師がその憐れみによって為すべきこと、それを私はあなたたちに為した。
 比丘たちよ、このような樹下、このような空き家がある。
 比丘たちよ、ジャーナしなさい。放逸であってはならない。後に悔いる者となってはならない。これがあなたたちへの私の教えである。

                    第二品

   その頌
    アサンカタ・アナタ・アナーサヴァ
    サッチャ・パーラ・ニプナ・スドゥッダサ
    アジャッジャラ・ドゥヴァ・アパローキタ
    アニダッサナ・ニッパパンチャ・サンタ
    アマタ・パニータ・シヴァ・ケーマ
    タンハッカヤ・アッチャリヤ・アッブタ
    アニーティカ・アニーティカダンマ
    ニッバーナ、これを善いところに達した者が説いた。
    ディーパ・レーナ・ターナ
    サラナ・パラーヤナ。


           無為相応   終


(『南伝大蔵経16上 相応部経典5』大蔵出版 P82−89 に相当)




        無為相応    完




 
 

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