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原始仏典コミュの七財 「信戒慚愧聞捨慧」 (南伝20 P237ー239)

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七財の記述を紹介します。









増支部経典>七集>第一 財品




「比丘たちよ、これらが七財である。七とは何か。

 信財、戒財、慚財、愧財、聞財、捨財、慧財である。

 比丘たちよ、信財とは何か。
 ここに信ある聖弟子がいて、如来の悟りを信じる。このようにあの世尊は、阿羅漢・正等覚・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏陀・世尊である、と。
 比丘たちよ、これが信財である。

 比丘たちよ、戒財とは何か。
 比丘たちよ、ここに聖弟子がいて、殺生を離れ、不与取を離れ、邪淫を離れ、虚言を離れ、穀酒・木酒・酒精の放逸処から離れる。
 比丘たちよ、これが戒財である。

 比丘たちよ、慚財とは何か。
 比丘たちよ、ここに慚を具えた聖弟子がいて、身悪行・語悪行・意悪行を慚じ、諸の悪不善法と合うのを慚じる。
 比丘たちよ、これが慚財である。

 比丘たちよ、愧財とは何か。
 比丘たちよ、ここに愧を具えた聖弟子がいて、身悪行・語悪行・意悪行を愧じ、諸の悪不善法と合うのを愧じる。
 比丘たちよ、これが愧財である。

 比丘たちよ、聞財とは何か。
 比丘たちよ、ここに多聞の聖弟子がいて、聞いたことを持ち、聞いたことを積集し、始め善く・中も善く・終わりも善い法にして、意義あり文ある純一円満で清浄な梵行を明らかにするこのような諸法を、彼は多く聞き、持ち、言葉によって熟達し、意によって思惟し、見解によってよく通達する。
 比丘たちよ、これが聞財である。

 比丘たちよ、捨財とは何か。
 比丘たちよ、ここに聖弟子がいて、物惜しみの垢・汚れを離れた心をもって家で暮らし、常に施し、自らの手で施し、捨を喜び、請いに応じ、布施を広げることを喜ぶ。
 比丘たちよ、これが捨財である。

 比丘たちよ、慧財とは何か。
 比丘たちよ、ここに慧を具えた聖弟子がいて、慧を具え、聖なる・決択にして正しく苦尽に導く生滅を知る智慧を成就する。
 比丘たちよ、これが慧財である。

 比丘たちよ、これらが七財である。

 信財と戒財と 慚財と愧財と
 聞財と捨財と 第七は慧罪である
 これらの財がある 男性または女性は
 彼は貧乏ではないと言われ その生活は空しくはない
 それゆえに信と戒と 清浄とまた法を見ることと
 諸仏の教えを 賢者は念じつつ行じなさい」

      南伝大蔵経20 増支部経典4 P237ー239








詳細は、姉妹コミュニティ「原始仏教」の方で。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25966142&comm_id=683880

コメント(2)

すばらしいです。
ありがとうございます!

七宝があれば、その人は貧乏ではなく、その生活は空しくないのですね。
ありがたいです。
七財も原始仏教だけでなく色々な分野にも応用できそうです。


ピアニストを目指す人の場合は、「自分はピアニストにきっとなれるぞ」というのが信財になると思います。また「この先生の指導を信じよう」「この訓練の仕方を信じよう」というのも信財だと思います。

戒財はピアニストとしての心得であり、ある道を究めようとする人は「飲む打つ買う」を控えるものであり、それを制御し、指を傷付けないように気を使い、日々の最低限行なう指のストレッチや最低練習時間の厳守などもピアニストとしての戒財だと思います。

慚財は「この曲が弾けない自分は駄目だ」というように自分で高みを目指して自分のハードルを上げて行くことだと思います。「自分の演奏でもっと人の心が動かなければ駄目だ」という感じで。

愧財は「彼の演奏は大したことがない」と人々に言われることを恥じて、さらに練習に打ち込むことだと思います。

聞財は一流のピアニストたちの様々な教えを書籍や実際の指導を受けることによって蓄積して、よく理解していることだと思います。

施財はピアノを弾くために必要なアイテムを気前良くあげて、指導者や教え子にも気前良く財産や贈り物を与え、ピアノを弾くテクニックの奥義を出し惜しみせずによく与え、ピアノを聞きたいと欲する人に快く弾いてあげることだと思います。

慧財はピアノに関するあらゆる智慧、縦横無尽な智慧でよいと思います。


このように理解すれば、自分が今やっている仕事に関する七財があるかどうか、人間関係をうまくやっていくための七財があるかどうか、上に立つ者としての七財があるかどうか、善人になるための七財、超能力を得るための七財、神々に転生するための七財があるかどうかなど、様々な七財を設定することができます。それらの七財が自己の法としてあるかどうかを念じて自覚するのも法念処の修行に含まれると思います。

これらあらゆる七財のうち苦滅に導く聖なる七財が最上だと思います。即ち、この法と律におけるブッダへの信、五戒、三悪行と悪法への慚愧、梵行の聞、慳を離れた布施、苦滅に導く智慧ということになると思います。このうち慧財が最高であり、苦滅に導く智慧とは四諦知そのものです。七聖財が一切の七財中最高であると考えられるのは苦滅をもって最大善利と見、他の利益は苦滅には劣ると見るがゆえだと思います。


この七財は「多く為すべき七法」としてサーリプッタが説いています。多修命令はゴータマからは出されていませんが、多く為すべき十法のうちの第七番目の法です。七財をさらに蓄積するための正見・正精進・正念を繰り返せば、ますます美徳は蓄積されて人々の中にあって輝くと思います。七財は奥深い教えだと思います。出家在家双方への教えでもありますので、在家の人にとっては非常に重要な教えだと思います。


在家の男性信者が目標とすべきとされる摂事第一のハッタカ居士は七財を成就し、第八に名誉を求めない少欲をも成就するとされる美徳の持ち主です。

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