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原始仏典コミュの律蔵 「ゴータマ伝5」 一切熾然の教え

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(続き)


「時に結髪者ウルヴェーラカッサパはその夜を過ごした後、先生のいるところに近づいた。近づいて先生に言った。
「大沙門、時間です、食事が調いました」。
「カッサパよ、行きなさい。私は後で行こう」。
 結髪者ウルヴェーラカッサパを先に行かせた後、ジャンブディーパ(閻浮提、えんぶだい。インド)の名称に由来するジャンブ樹の果実を取って、先に着いて火堂に座った。
 結髪者ウルヴェーラカッサパは先生が火堂に座っているのを見た。見て先生に言った。
「大沙門、あなたはどの道によって来たのですか。私はあなたより先に出たのにあなたは先に着いて火堂に座っています」。
「カッサパよ、私は今あなたを行かせた後、ジャンブディーパの名称に由来するジャンブ樹の果実を取って先に着いて火堂に座る。カッサパよ、このジャンブ果実は色を具え、香りを具え、味を具えている。もし望むなら食べなさい」。
「大沙門、やめてください。あなた一人のみがよくこれを食べるに値します。あなた一人のみがこれを食べて下さい」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、先に私を出発させた後、ジャンブディーパ州の名称の由来するジャンブ樹の果実を取って、私より先に着いて火堂に座っていたからだ。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパの食事を摂ってその密林に住んだ。

 時に結髪者ウルヴェーラカッサパはその夜を過ごした後、先生のいるところに近づいた。近づいて先生に言った。
「大沙門、時間です、食事が調いました」。
「カッサパよ、行きなさい。私は後で行こう」。
 結髪者ウルヴェーラカッサパを先に行かせた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるアンバ樹の果実を取って、先に着いて火堂に座った。
 結髪者ウルヴェーラカッサパは先生が火堂に座っているのを見た。見て先生に言った。
「大沙門、あなたはどの道によって来たのですか。私はあなたより先に出たのにあなたは先に着いて火堂に座っています」。
「カッサパよ、私は今あなたを行かせた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるアンバ樹の果実を取って先に着いて火堂に座る。カッサパよ、このアンバ果実は色を具え、香りを具え、味を具えている。もし望むなら食べなさい」。
「大沙門、やめてください。あなた一人のみがよくこれを食べるに値します。あなた一人のみがこれを食べて下さい」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、先に私を出発させた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるアンバ樹の果実を取って、私より先に着いて火堂に座っていたからだ。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパの食事を摂ってその密林に住んだ。

 時に結髪者ウルヴェーラカッサパはその夜を過ごした後、先生のいるところに近づいた。近づいて先生に言った。 
「大沙門、時間です、食事が調いました」。
「カッサパよ、行きなさい。私は後で行こう」。
 結髪者ウルヴェーラカッサパを先に行かせた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるアーマラキー樹の果実を取って、先に着いて火堂に座った。
 結髪者ウルヴェーラカッサパは先生が火堂に座っているのを見た。見て先生に言った。
「大沙門、あなたはどの道によって来たのですか。私はあなたより先に出たのにあなたは先に着いて火堂に座っています」。
「カッサパよ、私は今あなたを行かせた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるアーマラキー樹の果実を取って先に着いて火堂に座る。カッサパよ、このアーマラキー果実は色を具え、香りを具え、味を具えている。もし望むなら食べなさい」。
「大沙門、やめてください。あなた一人のみがよくこれを食べるに値します。あなた一人のみがこれを食べて下さい」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、先に私を出発させた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるアーマラキー樹の果実を取って、私より先に着いて火堂に座っていたからだ。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパの食事を摂ってその密林に住んだ。

 時に結髪者ウルヴェーラカッサパはその夜を過ごした後、先生のいるところに近づいた。近づいて先生に言った。
「大沙門、時間です、食事が調いました」。
「カッサパよ、行きなさい。私は後で行こう」。
 結髪者ウルヴェーラカッサパを先に行かせた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるハリータキー樹の果実を取って、先に着いて火堂に座った。
 結髪者ウルヴェーラカッサパは先生が火堂に座っているのを見た。見て先生に言った。
「大沙門、あなたはどの道によって来たのですか。私はあなたより先に出たのにあなたは先に着いて火堂に座っています」。
「カッサパよ、私は今あなたを行かせた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるハリータキー樹の果実を取って先に着いて火堂に座る。カッサパよ、このハリータキー果実は色を具え、香りを具え、味を具えている。もし望むなら食べなさい」。
「大沙門、やめてください。あなた一人のみがよくこれを食べるに値します。あなた一人のみがこれを食べて下さい」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、先に私を出発させた後、ジャンブディーパ州の名称に由来するジャンブ樹の近くにあるハリータキー樹の果実を取って、私より先に着いて火堂に座っていたからだ。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパの食事を摂ってその密林に住んだ。

 時に結髪者ウルヴェーラカッサパはその夜を過ごした後、先生のいるところに近づいた。近づいて先生に言った。
「大沙門、時間です、食事が調いました」。
「カッサパよ、行きなさい。私は後で行こう」。
 結髪者ウルヴェーラカッサパを先に行かせた後、三十三天に行きパーリチャッタカ華を取って、先に着いて火堂に座った。
 結髪者ウルヴェーラカッサパは先生が火堂に座っているのを見た。見て先生に言った。
「大沙門、あなたはどの道によって来たのですか。私はあなたより先に出たのにあなたは先に着いて火堂に座っています」。
「カッサパよ、私は今あなたを行かせた後、三十三天に行きパーリチャッタカ華を取って先に着いて火堂に座る。カッサパよ、このパーリチャッタカ華は色を具え、香りを具えている。もし望むなら取りなさい」。
「大沙門、やめてください。あなた一人のみがよくこれに値します。あなた一人のみがこれを持っていて下さい」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、先に私を出発させた後、三十三天に行きパーリチャッタカ華を取って、私より先に着いて火堂に座っていたからだ。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパの食事を摂ってその密林に住んだ。

 また時にその結髪者たちは火を供養しようと欲したが薪(まき、たきぎ)を割くことができなかった。時にその結髪者たちは思った。
「私たちが薪を割くことができないその理由は、疑いもなく大沙門の神通・威力である」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパに言った。
「カッサパよ、薪を割かなければならないのか」。
「大沙門、割かなければなりません」。
 五百の薪は一時に割かれた。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、薪が割かれたから。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 また時にその結髪者たちは火を供養しようと欲したが火を燃やすことができなかった。時にその結髪者たちは思った。
「私たちが火を燃やすことができないその理由は、疑いもなく大沙門の神通・威力である」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパに言った。
「カッサパよ、火を燃やさなければならないのか」。
「大沙門、燃やさなければなりません」。
 五百の火は一時に燃えた。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、火が燃えたから。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 また時にその結髪者たちはすでに火を供養し終わったが、火を消すことができなかった。時にその結髪者たちは思った。
「私たちが火を消すことができないその理由は、疑いもなく大沙門の神通・威力である」。
 時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパに言った。
「カッサパよ、火を消さなければならないのか」。
「大沙門、消さなければなりません」。
 五百の火は一時に消えた。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、火が消えたから。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 また時にその結髪者たちは寒冷の冬の夜に、八日祭りと次の八日祭りとの間、雪の降る頃ネーランジャラー川で、ある者は沈み、ある者は浮いて浮き沈みをした。時に先生は五百の火鉢を化作した。その結髪者たちは川から出てこれによって自らを暖めた。時にその結髪者たちは思った。
「これらの火鉢が化作されたその理由は、疑いもなく大沙門の神通・威力である」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、大きな火鉢を化作したから。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。
 また時に時ならずして大雲が現れ、雨が降って、大洪水が起こった。先生の住んでいたところは水に覆われた。時に先生は思った。
「私はまさに四方に水を退けて真ん中の塵埃に覆われた地面を経行しよう」。
 時に先生は四方に水を退けて真ん中の塵埃に覆われた地面を経行した。時に結髪者ウルヴェーラカッサパは「大沙門を水に漂わせてはならない」と思って船に乗って、多くの結髪者たちを率いて、先生の住んでいたところに行った。結髪者ウルヴェーラカッサパは、先生が四方に水を退け、真ん中で塵埃に覆われた地面を経行しているのを見た。見て先生に言った。
「大沙門、あなたはここにいるのですか」。
「カッサパよ、私はここにいる」。
 先生は空中を飛んで船に降り立った。時に結髪者ウルヴェーラカッサパは思った。
「大沙門は大神通・大威力を持つ。なぜなら、水にも漂わないから。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない」。

 時に先生は思った。「この愚か者はなおも長い間『大沙門は大神通・大威力を持つ。しかし、まだ私の阿羅漢となるにはいたらない』と考えている。私はまさにこの結髪者を発奮させよう」。時に先生は結髪者ウルヴェーラカッサパに言った。
「カッサパよ、あなたは阿羅漢でもないし、阿羅漢の道を具えているわけでもない。あるいは阿羅漢となりあるいは阿羅漢の道を具えるための道をもあなたはまだ持っていない」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパは頭によって先生の足を敬礼し、先生に言った。
「私は願わくば先生のもとで出家して具足戒を得ようと思います」。
「カッサパよ、あなたは五百人の結髪者の導く師であり、遍く導く師であり、最も尊く、第一人者であり、最上である。ひとまずは彼らに告げなさい。彼らはその考えるところに従って行うべきだろう」。
 時に結髪者ウルヴェーラカッサパはその結髪者たちのところに至ってその結髪者たちに言った。
「私は大沙門のもとにおいて梵行を修めようと欲する。あなたたちはその考えるところに従って行いなさい」。
「私たちはすでに長い間、大沙門を信じています。もし大沙門のもとで梵行を修めようとされるのであれば、私たちはすべて大沙門のもとで梵行を修めましょう」。
 時にその結髪者たちは髪の毛、結んだ髪束、荷物、火に仕える祭具を水に流し、先生のいるところに近づいた。近づいて頭によって先生の足を敬礼し先生に言った。
「私たちは願わくば先生のもとで出家して具足戒を得ようと思います」。
 先生は言った。
「来たれ比丘たちよ、法は善く説かれた。正しく苦を滅尽するために梵行を修めなさい」。
 これが彼ら尊者の具足戒であった。

 結髪者ナディーカッサパは髪の毛、結んだ髪束、荷物、火に仕える祭具を水に漂っているのを見た。見て思った。
「願わくば私の兄に災いがないように」
「往って私の兄を尋ねなさい」と言って結髪者たちを遣わして、また自ら三百人の結髪者を率いて尊者ウルヴェーラカッサパのところに行った。行って尊者ウルヴェーラカッサパに言った。
「カッサパよ、このようなことを優れているとなすのか」。
「そうだ、このようなことを優れているとなすのだ」。
 時にその結髪者たちは髪の毛、結んだ髪束、荷物、火に仕える祭具を水に流して先生のいるところに近づいた。近づいて頭をもって先生の足を礼し、先生に言った。
「私たちは願わくば先生のもとで出家して具足戒を得ようと思います」。
 先生は言った。
「来たれ比丘たちよ、法は善く説かれた。正しく苦を滅尽するために梵行を修めなさい」。
 これが彼ら尊者の具足戒であった。

 結髪者ガヤーカッサパは髪の毛、結んだ髪束、荷物、火に仕える祭具を水に漂っているのを見た。見て思った。
「願わくば私の兄たちに災いがないように」
「往って私の兄たちを尋ねなさい」と言って結髪者たちを遣わして、また自ら二百人の結髪者を率いて尊者ウルヴェーラカッサパのところに行った。行って尊者ウルヴェーラカッサパに言った。
「カッサパよ、このようなことを優れているとなすのか」。
「そうだ、このようなことを優れているとなすのだ」。
 時にその結髪者たちは髪の毛、結んだ髪束、荷物、火に仕える祭具を水に流して先生のいるところに近づいた。近づいて頭をもって先生の足を礼し、先生に言った。
「私たちは願わくば先生のもとで出家して具足戒を得ようと思います」。
 先生は言った。
「来たれ比丘たちよ、法は善く説かれた。正しく苦を滅尽するために梵行を修めなさい」。
 これが彼ら尊者の具足戒であった。
 先生の加持(神通)によるがゆえに五百の薪は割けず、また割けた。火は燃えず、また燃えた。また滅せず、また滅した。五百の火鉢は化作された。このような理由によって三千五百の神変が生じた。

 時に先生はウルヴェーラーで意のままに過ごした後、ガヤーシーサ山(象頭山)に向かって大比丘衆千人を率いて遊行した。彼らはみな元は結髪者であった。先生はガヤー国、ガヤーシーサ山に比丘千人とともに住した。
 そこにおいて先生は比丘たちに告げて言った。

「比丘たちよ、一切は燃えている(熾然)。
 比丘たちよ、なぜ一切は燃えているのか。
 比丘たちよ、眼は燃えている。色は燃えている。眼識は燃えている。眼触は燃えている。眼触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽も燃えている。何によって燃えているのか。貪りという火、瞋りという火、癡かさという火によって燃えている。生・老・病・死・愁・悲・苦・憂・悩によって燃えていると私は説く。
 耳は燃えている。声は燃えている。耳識は燃えている。耳触は燃えている。耳触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽も燃えている。何によって燃えているのか。貪りという火、瞋りという火、癡かさという火によって燃えている。生・老・病・死・愁・悲・苦・憂・悩によって燃えていると私は説く。
 鼻は燃えている。香は燃えている。鼻識は燃えている。鼻触は燃えている。鼻触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽も燃えている。何によって燃えているのか。貪りという火、瞋りという火、癡かさという火によって燃えている。生・老・病・死・愁・悲・苦・憂・悩によって燃えていると私は説く。
 舌は燃えている。味は燃えている。舌識は燃えている。舌識は燃えている。舌触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽も燃えている。何によって燃えているのか。貪りという火、瞋りという火、癡かさという火によって燃えている。生・老・病・死・愁・悲・苦・憂・悩によって燃えていると私は説く。
 身は燃えている。所触は燃えている。身識は燃えている。身触は燃えている。身触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽も燃えている。何によって燃えているのか。貪りという火、瞋りという火、癡かさという火によって燃えている。生・老・病・死・愁・悲・苦・憂・悩によって燃えていると私は説く。
 意は燃えている。法は燃えている。意識は燃えている。意触は燃えている。意触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽も燃えている。何によって燃えているのか。貪りという火、瞋りという火、癡かさという火によって燃えている。生・老・病・死・愁・悲・苦・憂・悩によって燃えていると私は説く。
 比丘たちよ、このように見る聞くことのある聖なる弟子は、眼を厭い、色を厭い、眼識を厭い、眼触を厭い、眼触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽を厭う。
 耳を厭い、声を厭い、耳識を厭い、耳触を厭い、耳触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽を厭う。
 鼻を厭い、香を厭い、鼻識を厭い、鼻触を厭い、鼻触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽を厭う。
 舌を厭い、味を厭い、舌識を厭い、舌触を厭い、舌触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽を厭う。
 身を厭い、所触を厭い、身識を厭い、身触を厭い、身触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽を厭う。
 意を厭い、法を厭い、意識を厭い、意触を厭い、意触によって生じる受のあるいは楽あるいは苦あるいは不苦不楽を厭う。厭えば貪りから離れる。貪りから離れれば解脱する。解脱すれば『私はすでに解脱した』という智が生じ、『生まれることはすでに尽き、梵行はすでに立ち、為すべきことはすでに為し終わり、さらにまた生存を受けることはない』と知る」。
 この教えを説いた時、その千人の比丘たちは執着なく諸漏から心解脱した」(続く)


    『南伝大蔵経3 律蔵3』大蔵出版 P54-63  を現代語訳

コメント(2)

sadhu sadhu sadhu(aは長母音) <(_ _)>

これは身の毛がよだつようなお話ですね!こう・・・読んでいて思わず、「感心」して心が知らずに統一されてくるようです。
(僕の普段の瞑想法は仏典を読んでこころが自動的に集中モードになってから、今度は今までの一切の思考概念を捨てて正念正知に入るというパターンが多いです。(^-^;)

律蔵というのは、面白いものですね。この南伝大蔵経3 律蔵3も、現在死蔵しているのでε=ε=ε=┏( ・_・)┛読んでみたいと思います。

ちなみに以前、
仏教かく始まりき―パーリ仏典『大品』を読む (単行本) 宮元 啓一 (著)

が律蔵の一部の現代語訳になっていそうなので購入しましたが、まだ読んでいません。
今回律蔵の「重要性」がわかり大変参考になりました。
そう言っていただけてよかったです。律蔵の面白いところだけをちょっと紹介したいと思って口語にしてみました。サーリプッタとモッガーラナあたりで、ゴータマ伝は一応完結という形になると思います。他にもダイバダッタの破僧など紹介できたらと思っています。

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