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Apple Venus Vol.1コミュの 「Apple Venus Vol.1ができるまで」 <6> 追加・補正に関して

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このトピックでは、連載に洩れた事柄に関してランダムに書いていこうと思います。

(1)アンディの病気

「Apple Venus Vol.1」レコーディング前のトラブルの一つに、アンディの病気のことがあります。

1997年に耳の病気を発症します。
「右の内耳を悪くして耳が聞こえなくなった。
夜中の2時に医者をたたき起こしたよ。
耳から血が流れてきてたんだからね。」
    (ザ・ディグ1997年 5/6月号)

ミュージシャンが耳の疾患をするというのは、
ダメージが大きいものですが、
今年の7月頃、再発して、また回復するという状況です。

この時、音楽評論家の中には
「またブライアン・ウィルソンとの共通点ができた」
と評する人もいて、私としてはジョークのつもりがジョークに聞こえない、
複雑な気持ちになったのを覚えています。

コメント(11)

「耳から血」!どんな病気なんでしょっ!?

えー、その他のブライアン・ウィルソンとの共通点とはなんですか?
聞きかじりですが、「内耳出血」という病気と推測されます。
「突発性難聴」も併発するとのこと。
めまいなどを引き起こす「メニエール病」とは違うようですが・・・

ブライアン・ウィルソンとの共通点について。

1967年、ブライアンは傑作『Pet Sounds』の次の作品として、
『Smile』の制作に着手します。

しかし、この頃から精神疾患により途中で断念。ドラッグとアルコール依存症のため、音楽業界から離れることになります。

この一件を、アンディの1982年3月18日・フランスのル・パレでの公演中に起きた、
「ステージ・フライト」と重ねてみる人がいます。

また、Wikipediaによれば、
ブライアンは「補聴器が役に立たないほど右耳の聴覚障害がある」とのことです。
そのため、ステレオを聞き取ることができないので、
『Pet Sounds』はモノラルミックスだったと。

ただ、ブライアンは1988年のソロ・アルバムまで音楽活動を控えていたのに対し、
アンディはライブ中止後も「スタジオ」でせっせと曲作りに励みました。
また、ブライアンは「聴覚障害」ですが、アンディは「疾患」と、
異なる点も多いことを忘れてはいけないと思います。
(2)聴力の疾患について、アンディのコメント

 上記を踏まえたうえで、アンディ自身のコメントを見ると、更に痛々しいです。

聴力の疾患について、アンディは自分でこう言っております。

「耳は、聴力は戻ったが、高周波はかなり聞こえないままだ。
僕とブライアン・ウィルソンはまた変なところで共通点を持ったと言えよう(笑)。」
(ロッキング・オン1996年11月号)

私には笑えません。かなり、自虐ネタです。

病状については、状況について詳細に述べております。
「ストライキの間、耳にばい菌が入り、
痛みが激しいので頭を壁に叩きつけたら耳から血が噴き出してきた。
鼓膜が破れて、6週間、右耳が聞こえなくなった。
もう片方の耳はインフルエンザのせいでふさがり、3週間は何も聞こえない状態だった。
治ったけどね。前立腺がいかれた。酒か、ファックのせいか。」
(ソング・ストーリーズP421)
耳は聞こえてたらイイのですが。
微妙な音も聞こえたに越したことないですよねー?

ところではかまさんは
コリンがXTCを抜ける抜けないの話は聞いたことありますか?
http://www.xtcidearecords.co.uk/cgi-bin/ikonboard/topic.cgi?forum=34&topic=984

Ideaのフォーラムの記事のことですね。
これに関しては、

http://206.teacup.com/xtc/bbs

で触れてますね。

確かに、この記事の通りならば、大変にショックなことです。
一過性のものなのかはよくわかりませんが、
音楽活動が停止しなければいいなあと願っております。
元々、アンディの耳がどのくらいいいものか、
ということを表しているエピソードについて、以下を参照して下さい。

聴力が優れている人にとって、
「耳が聞こえなくなる」ということがどんな意味をもたらすかは想像を超えます。

「ミュージック・マガジン」1992年11月号の記事から。
…ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」が大好きだという話から、
「レコードを聴き込む」話に繋がっていきます。

『僕はビートルズのスタジオ・セッションで何が起こったかを発見するのが楽しくてね。
<オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ>をよく聴くと、
ストリング・セクションのメンバーの会話が聴こえるし、
<ア・デイ・イン・ザ・ライフ>の一番最後の(オーケストラの)残響のところには
ピアニストの椅子が”キィキィ”って鳴る音と、
それを制する”シッ”って声が入っている。

エンジニアが残響をより多く収録しようとして
フェーダーを上げていっているのはエア・コンディショナーの音が次第に大きくなっていくことからもわかる。
で、”キィキィ”(笑)』

本当に聴こえるのか、以前、自分で持っているCDで確認をやってみたことがありましたが…
全くわかりませんでした。

また、このインタビューで、「影響を受けたギタリスト」として、
オリー・ハルソールとピート・タウンゼントの名前を挙げております。
CDは余分な音が省かれているとかないのかなぁ〜・・・
いずれにしても、アンディは耳が良い。
始めまして。
アンディの聴力については始めて知りました。
心配です…。

確かにLP時代には、<ア・デイ・イン・ザ・ライフ>の最後の椅子が軋む音はハッキリ聞こえていましたが、でもそれ以外の音は全く気付きませんでした…。

すごく耳がいいのと、よほど聞き込んでいたんですね〜…。
>Rhiannonさん

ようこそ!

エンジさんの言うとおり、もしかして、レコードでは聴こえるけど、CDではやはり無理なのでしょうか…

本当に聴こえるんですね。 びっくりしました。
(3)「アップル・ヴィーナス」の「タイトル」が決められるまで(その1)

「クロスビート」1999年3月号によれば、次のとおりです。

インターネットのファンサイトで、
「前のアルバムの歌詞から、次のアルバムのタイトルをとっている」
という書き込みをアンディが読んだためです。

「『オレンジズ&レモンズ』は『スカイラーキング』の『Ballet for a Rainy Day』の歌詞の1行から、
『ノンサッチ』は『オレンジズ&レモンズ』の『チョークヒルズ・アンド・チルドレン』から。
たまたま偶然そうなっただけなんだけど、『ノンサッチ』の曲の歌詞に目を通し、
『ゼン・シー・アピアード』の<アップル・ヴィーナス>というフレーズに気が止まった。」
とあります。

『Ballet for a Rainy Day』の出だしに、”Orange and lemon” というフレーズが出てきます。

http://chalkhills.org/reelbyreal/s_Ballet.html

また、『Chalkhills and Children』の中盤に、”nonesuch” というフレーズが出てきます。

http://chalkhills.org/reelbyreal/s_Chalkhills.html

よく見ると、微妙に2つとも綴りが異なるのが分かります。

アンディとしては、元々意図しなかったのですが、
ファンからの指摘によってわざわざ意識した、
ということになります。
アンディがこの書き込みを見なかったら、
まったく違うアルバムタイトルになっていたかもしれません。

もっとも、人にはそれぞれ『好みのフレーズ』ってものがあり、
無意識にそのフレーズを多用する傾向があるのかも。
(4)「アップル・ヴィーナス」の「タイトル」が決められるまで(その2)

そして、アップル・ヴィーナスについてです。
アルバム『ノンサッチ』から、
“Then She Appeared” の冒頭です。

“Then she appeared, apple venus on a half open shell”

http://chalkhills.org/reelbyreal/s_Then.html

このフレーズについて、アンディはこう振り返ります。

「どことなく異教的で、女性的で、自然崇拝、自然から期待できるもの、
自然がもたらす豊穣というイメージがあるフレーズだった。
そこで、ファンのセオリーを拝借させてもらった。」
(クロスビート1999年3月号)

「植物や、”harvest"という言葉が出てくるが、それは偶然。
おそらく、そのときの僕の精神状態がもっと自然に触れたい、
自然が必要だと感じていたのだろう。」
(クロスビート1999年3月号)

作り手が意識しなかったものが他者からの指摘により意識され、
そして形になりました。

ちなみに、「Vol.2(ワスプ・スター)」について、
アンディはこう指摘しております。

「『ワスプ』は何もひっかけていない。『ワスプ』は白人ではない。
第一、イギリスでは白人を指すのに『ワスプ』という言葉は使わない。」
(ストレンジ・デイズ2000年7月号)

「『ワスプ・スター』のタイトルについて、アステカ文明のもので、
ヴィーナスという意味で、
”ワスプとスター“という二つの言葉を繋げただけで
素敵な詩ができあがるような感じがあった。

日本語に置き換えると「蜂と星」。
そんな小さな、ハチミツを取るような蜂ではなくて、
もっと大きなスズメバチのようなものだ。
その意味が"ヴィーナス"とわかったとたんに
これで決まりだと思った。響きがいいんだ。」
(ストレンジ・デイズ2000年7月号)

と、述べております。

いつ発表するかはわかりませんが、
まだ見ぬニュー・アルバムのタイトルは、
「Apple Venus」の中に隠れているのかもしれません。

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