SOLE 【anticon】コミュのKaigen - NewアルバムからのPV

Spear & Shield
written & performed by Kaigen
produced by Thavius Beck

from the upcoming 2011 album on Poetic Dissent

directed by Jay Tettamanti & Kaigen
©2010 XSTAR PROJEX

lyrics (Japanese)

崇高な”理想”が最強の矛となってかわいい我が
身を保護する最強の盾”現実”と衝突するサガ

崇高な”理想”が最強の矛となって醜い我が
身を保護する最強の盾”現実”と衝突するサガ

下駄箱に並ぶ一際くたびれた2足の草鞋
幸か不幸か本来の利き足を偽ってもなまじ
様になるもんだから周囲の勝手な期待というか
誤解に応えようとロード続きで磨り減って折れてしまった
踵や心ビートというホームで持ち前のプレイを取り戻しても
依然一介の賃金奴隷　生き延びる策として大企業の
歯車役を演じてるつもりがいつの間にか立派な稼ぎ頭に･･･
なくなく手放した魂の代償でうさ晴らしに無駄遣い
禁欲的かつ反体制的な主張とは裏腹に
正直な体は浪費の快楽に抗えず･･･
実生活ではお忍びで弱肉強食の食卓
をちゃっかり囲んでいる自分を黙認　行動と口頭がまるで別人
よそ行きの理論を鍛えるだけで肝心の実践は敬遠　
気づいていながら目を背けるのが一番悪質じゃん･･･
駄目な訳を挙げていけば果てしねえ堂々巡り　針のむしろ
も実は住めば都　ようやくお役御免となるとむしろ
去りがたし何を今更感傷にひたるなんて柄でも
あるまいし　形ばかりの情が移ったのだと思い　貧しい
胸中を確かめてみると案の定　どころかここぞというときに
使いやすかった弁解の余地を手放すのが急に惜しくなったらしい

崇高な”理想”が最強の矛となってかわいい我が
身を保護する最強の盾”現実”と衝突するサガ

崇高な”理想”が最強の矛となって醜い我が
身を保護する最強の盾”現実”と衝突する･･･だが！

相反する生き様の狭間で働きづめだった後ろめたさ
「お疲れ様」お蔭様で染まりきらずに踏みとどまった
所信に苦渋の選択を塗り重ねた書きかけの自画像
完成までの行程が遠く険しくてもその道中
で蓄えた経験が財産になることだってしょっちゅう
弱さは罪ではなく強くなるために課せられた試練のごとく
現時点での最善の一筆を粘り強く
とり続けることさえできればいよいよ佳境に入る
妥協もやがては感動の最終回を迎える