パキスタンコミュの外務省からの【注意喚起】のスポット情報

10月6日（土）に予定されているパキスタンの大統領選挙投票日。
それを前後して、【注意喚起】が外務省から出されています。

１．９月２８日、パキスタン最高裁判所は、ムシャラフ現大統領が１０月６日の大統領選挙に陸軍参謀長を兼任したまま立候補することは違憲であるとの野党の訴えを棄却しました。これに対し、反ムシャラフ派の弁護士等が同２９日に首都イスラマバードの最高裁判所前で抗議デモを実施し、警察との衝突に発展しました。現在のところ、デモは鎮静化し、治安情勢の急激な変化はみられませんが、今後、投票日やその前後を狙ったテロ事件が発生したり、過激なデモや抗議行動が行われるなどの可能性は排除されません。
　
２．現在、パキスタン政府は、大統領選挙をめぐる大規模デモやテロを警戒し、全国各地で高度警備態勢を敷いています。特に、イスラマバード市内や近郊では道路封鎖や検問等による厳しい警戒態勢が急に敷かれることもあり、これらは大統領選挙日前後まで断続的に続く可能性があります。
　
３．また、これまでも危険情報、スポット情報でお知らせしているとおり、パキスタンでは各地において自爆テロ事件等が多発しています。
　
４．つきましては、特に投票日前後にかけてパキスタンに渡航・滞在される方は、次の点に留意して安全を確保するよう努めてください。

（１）テロの標的となりやすい場所（政府機関、軍・警察等治安当局施設（車両等を含む）、欧米関連施設、宗教関連施設等）にはできる限り近づかないでください。
（２）集会やデモが行われている場所には決して近づかないでください。
（３）マーケットやバス停など人の集まる場所では、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れてください。
（４）不要不急の外出は控え、買い物等の用事は短時間で効率的に行うようにしてください。
（５）万一、被害に遭った場合や周囲に異常を発見した場合には、速やかに在パキスタン日本国大使館又は在カラチ総領事館へ御連絡ください。

治安がどうなるか、心配です…。