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クラシック音楽館アマ〜プロまでコミュの第四章 自動演奏ピアノの登場と衰退

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ピアノそのものの改良が一段落すると、自動演奏機能を付加したピアノの開発が進みました。

特に現在のようなオーディオ装置の無かった時代において、音楽を再現させる試みの一つとして、それまでオルゴールの技術等で培われた技術をピアノ演奏における応用が始まったのです。

また、初期の蓄音機では満足の行く音楽再生には技術的に程遠かった事もあり、1920年代までは自動演奏機能付のピアノの開発が進んだのです。

そうした自動演奏ピアノ用に様々な作曲家やピアニスト達がピアノロールと呼ばれる再生用のロール作成に挑んだのです。

私自身が放送やレコード等で耳にした、ピアノロール作成に参加した主な音楽家として以下の方々がいます。

●イグナツ・ヤン・パデレフスキー(作曲家・ピアニスト・ポーランド初代大統領)
●パーシー・グレンジャー(作曲家・ピアニスト)
●セルゲイ・プロコフィエフ(作曲家・ピアニスト)
●セルゲイ・ラフマニノフ(作曲家・ピアニスト)
●イーゴリ・ストラヴィンスキー(作曲家)
●クロード・ドビュッシー(作曲家)
●モーリス・ラヴェル(作曲家)
●ガブリエル・フォーレ(作曲家)
●カミユ・サン=サーンス(作曲家・ピアニスト)
●グスタフ・マーラー(作曲家)
●ベーラ・バルトーク(作曲家・ピアニスト)
●ジョージ・ガーシュウィン(作曲家・ピアニスト)
●フェルッチョ・ブゾーニ(作曲家・ピアニスト)
●エンリケ・グラナドス(作曲家)
●マヌエル・デ・ファリャ(作曲家)
●エドアルド・グリーグ(作曲家)
●リヒャルト・シュトラウス(作曲家)
●オットリーノ・レスピーギ(作曲家)
●レオポルド・ゴドフスキー(ピアニスト)
●ハロルド・バウアー(ピアニスト)
●ヨゼフ・ホフマン(ピアニスト)
●ヴラディーミル・ド・パハマン(ピアニスト)
●ウラディーミル・ホロヴィッツ(ピアニスト)
等々

この他にも沢山の音楽家がピアノロールを残しているようです。

ピアノロールによる自動演奏は空気圧で動作させる仕組みでした。詳細は以下のサイトも併せてどうぞ^^
http://www.musical.jp/box/musicbox1/mb16.htm
https://www.hamanako-orgel.jp/instrument/autopiano/

再生中の動画:http://www.youtube.com/watch?v=6fWLBvJkcYQ&feature=related
※日本国内では元ソニー会長の故森田昭夫氏のコレクションが有名です。

しかし第二次世界大戦後、LPレコードの発明やオーディオ装置の発展と普及により、急速に衰退する事になったのです。

なお、近年(1970年代後半)になって、自動演奏ピアノが新しい形、つまり電子データとして記録・再生する形で登場しています。

これ等は従来の自動演奏ピアノのような空気圧による動作ではなく、電磁ソレノイド(簡単に言えば電磁石)で動作させるものです。

その最初の登場がアメリカのオーディオメーカー“Maranz(マランツ)”が開発・発売した、カセットテープに電子データとして記録して再生するピアノプレイヤーであり、その後、電子データとしてFDに記録し、自動ピアノ演奏用にYAMAHAが開発したピアノプレイヤーです。もちろん、再生用のFDも用意されているので、ピアノが弾けなくてもピアノ演奏が自宅で楽しめます。

最近では更に改良が加えられており、インターネット配信で新しい楽曲データも受信できる製品もあるようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E

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