この2年間で出産を経験し、母親になったアン・サリー。
このアルバムには、ライヴでもよく歌う伝統的な日本の唱歌として知られる作詞:島崎藤村、作曲:山田耕作によるM2「椰子の実」、ブラジルの名作曲家ミルトン・ナシメントの大名曲M13「トラヴェシア」、スタンダードM1「Over The Rainbow」、デューク・エリントンのM9「Prelude To a Kiss」、武満徹の楽曲M3「つばさ」を収録。
また、母として、歌手として、医師として、日々の暮らしの中の一つ一つの小さな輝きから自然に紡ぎだされた彼女のオリジナル曲として韓国語の歌詞による心の琴線に触れる民族的なM11「遠い日の子守唄」、
6,7月のNHK”みんなのうた”で放送が決定されているM4「のびろのびろだいすきな木」を収録。
アコースティックなサウンドを基調に、深遠な歌世界を存分に堪能できる会心の一枚。親子の絆、生命の尊さ、生きる喜びを包含するアン・サリーの心情が素直に反映され描かれた心暖まる歌集。