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美容・健康情報コミュのベインドレナージュ解説

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リンパドレナージュとベインドレナージュを分けて解説を行なうことになりました。

コメント(33)

痛いバストの張りの改善

豊胸手術後、出産後のバスとのうっ血、生理前症候群(PMS)時のバストの張りなどに効果的なベインドレナージュの紹介です。

1.鎖骨窩
2.腋窩
3.腋窩正中
4.側胸部
5.バージスライン
6.乳房間
7.鎖骨の下縁
8.乳房から静脈角に向かって
9.バスト下縁から腋窩に向かって
10.胸骨部分
11.胸郭ポンプ

1〜10まで各8回×2〜3セット
11の胸郭ポンプは3回になります。

11の胸郭ポンプは、喘息の方や心疾患の方には行ないません。
静脈について

静脈は伸展性(コンプライアンス)が高いので、循環血液量の70-80%を収めることができることから、容量血管と呼ばれています。

静脈の圧はゼロに近いため、立っている時では心臓より下方に位置する静脈に、血液が溜まることになります。

(余談ですが、江戸時代に死体解剖をしていると、動脈には血液がないことから、動脈を経絡と説明していた時期があります。)

静脈環流量に影響する因子としては、リンパ循環作用力と同じと考えていいと思います。その中で特に重要な筋ポンプと呼吸について紹介をいたします。

静脈環流の主要な駆動力は心臓のポンプ作用によって与えられる圧力なのですが、その圧力だけでは、脚の静脈血を心臓に戻すことはできません。

そのため、寝ているときに比べ立っている時は、下肢側に血液が貯留し、右心房への静脈環流量が減少するといわれています。

そこで、脚の筋肉を収縮させると(運動すると)、筋肉の間を流れる静脈が圧迫されて、下肢に貯まった静脈血が心臓側に汲み上げられる(静脈には逆流を防ぐ弁があり、心臓側にしか血液は移動しない)。これを筋ポンプ作用(ミルキングアクションといいます)といいます。

呼吸運動も静脈循環作用力といわれています。

わたし達が空気を吸う時(吸気時)には胸腔内は陰圧となり、肺が拡張されるだけではなく、肺静脈も拡張されて、血液が肺側に貯留し、左心房への静脈環流量が減少し呼気時には逆に静脈環流量が増加します。

このことにより、女性のきつい下着(この場合はブラジャーになります)は、静脈の流れを悪くする要因になりますのでうっ血しやすい方(脚がむくみやすい方、生理痛がある方など)は注意が必要です。
わたし達ドレナジストは、むくみの改善度合いを確認するために次のようなことをしています。これは、リンパ浮腫の方に用いるだけではなく、静脈系のむくみに対しても行ないます。

このチェックは、定期的に行なうことでむくみが改善したのかそうでないかの確認にもなります。


(1)シュテンマーテスト:
足指の皮膚を薄く摘めるか確認します。むくみが無い部分はヒフを薄く摘むことができます。

(2)皮膚肥厚テスト  :
体の各部の皮膚のつまみ具合をチェックします。シュテンマーテストと同様にむくみの無い部分はヒフを薄く摘めます。

(3)皮膚圧痕性テスト :
皮膚を押して、押した皮膚の戻り具合をチェックします。この跡のチェックは、むくみの初期ならヒフを押した跡がつきますが、むくみが酷くなると跡がつきにくくなりますが、リンパ浮腫の方に比べ、ある程度むくみが出てきても、ヒフに柔らかい感じが残ります。

(4)反対側との比較  :
正常がどのくらいなのか、また、むくみが片側だけか両方にあるかをみます。

(5)定点計測     :
リンパドレナージュの行った際にどれだけ改善したかをみていきます。また、毎回同じところを計測したいので、計測した場所をカルテなどに記入いたします(例:肘と肩峰の間なら、肘から何センチ上とか)。

このほかに、ヒフの状態や色調、熱感なども見ていくことになります。

これらはベインドレナージュを行う問診、視診、触診の中で行われていきます。
妊娠と静脈瘤

女性は妊娠することにより下肢に静脈瘤が発生することがあります。

この妊娠と下肢静脈瘤とは密接な関係があり、一般的には妊娠の5〜40%に下肢静脈瘤が発生するといわれています。

妊娠中に下肢静脈瘤ができやすい理由としては
?妊娠時には子宮が大きくなるために骨盤内の静脈の圧迫するため下肢の静脈の流れが悪くなる
?女性ホルモンの影響により血管が拡張しやすくなる
などが挙げられています。
 
女性の体は、妊娠を維持するため、いろいろなホルモンが働いています。

そのホルモンの中には血管壁を弛緩させる働きがあります。弛緩されるという事は、血管が拡張しやすくなるということで、この結果としてむくみやすく、静脈瘤もできやすくなります。

また、妊娠後期には子宮が大きくなり、下大静脈(ソケイ部を通る前は大腿静脈)を圧迫することにより足の静脈血が滞りやすくなり、足の静脈圧が上昇し(正常の約3倍)、静脈の拡張が起きることになります。

このときできた下肢静脈瘤は、妊娠3ヶ月までに下肢静脈瘤の約70%が発生すると言われ、多くは出産後3〜4ヶ月で消失していきますが、妊娠回数と共に静脈瘤が残っていく可能性が高くなります。

ベインドレナージュは出産後3〜4ヶ月後の状態を見てから行うことがより有効だと思います。また、消失した方も、静脈瘤ができやすい傾向にあることから、予防的に行うことをススメます。

妊娠時の静脈瘤の症状としては次のような足の症状が見られます。

1.疲労感
2.重さ、だるさ
3.足がパンパンになる
4.足がつりやすくなる
5.むくみ
以上の症状がいくつかある場合、静脈瘤が発生している可能性があるといわれています。

また、妊娠時の静脈瘤は次のようなときにできやすく増悪しやすいので注意してください。

1.家族に静脈瘤の方がいる
2.妊娠前から静脈瘤がある
3.同じ姿勢を強要される仕事や長時間の立ち仕事
4.気温が高い環境

このような妊娠時の静脈瘤の予防としては、足の高位保持と弾性ストッキングが有効です。

特に、脚の静脈のうっ血の改善は早期出産の予防や胎児の血流供給の改善いいといわれていますので、母体と胎児の健康のためにも静脈瘤予防は必要だと思います。
うっ滞性皮膚炎 
        
この皮層炎は、静脈瘤のある中高年(特に女性)の下腿にできることが多く、かゆみの強い発疹ができ、さらにこの発疹はなかなか治りにくいというのが特徴です。

この皮膚炎は、下肢の静脈性循環障害が根源にあり、皮膚炎部分には表在性静脈の拡張、蛇行、静脈瘤形成とその硬化などが見られる場合が多いようです。

うっ滞性皮膚炎ができやすい方として、
1.長時間の立ち仕事をする女性
2.頻回の妊娠
3.静脈瘤の既往などが挙げられています。

ひどくなると、ビランや潰瘍になったり、感染をおこして腫脹を起こす場合もあるので注意が必要です。

自宅では下肢の挙上と保温、そして患部を清潔に保つようにし、早めに専門医の治療を受けることが大切です。

ベインドレナージュはうっ滞性皮膚炎の初期であれば効果的で、足関節周囲にできている場合は、腹部や大腿部のベインドレナージュを十分に行うことが大切になります。

湿疹や潰瘍ができている場合は、ドレナジストの適用ではありません。また、ドレナジスト単独でこの皮膚炎の改善をしようとするのではなく、専門医との協力のもと行うことが必要になります。
ベインドレナージュと動脈マッサージ

ベインドレナージュと動脈マッサージは相性のいいマッサージになります。リンパドレナージュとはあまりよくない組み合わせですが・・・。

組み合わせで使う時は、最初にベインドレナージュを行い、静脈に流れ込むことのできる容量を増やしておき、その後、動脈マッサージを行い、再びベインドレナージュを行います。

これにより、静脈で滞った血液を心臓に戻す働きと、滞った所に新鮮な(?)血液を供給するということができるので、末梢の新陳代謝の促進や、疲労・冷え性の改善や組織の栄養状態の改善、体質改善に効果的に作用します。

ただ、この相性の良さも、健康を維持するために行う場合のことで、静脈の働きを改善しようとする段階では、ベインドレナージュだけ行い動脈マッサージは行わないほうがいいでしょう。
レストレスレッグシンドローム(RLS)と不眠症

これは「むずむず足症候群」とも呼ばれる睡眠障害の大きな要因のひとつです。

アメリカでは1200万人の患者がいるといわれますが、日本人では軽度の人を含めると3〜5%といわれており、20歳代からその前兆が現れるといわれています。

RLSは完治させることは難しく、いかに症状を抑えるかが不眠を防ぐポイントとなります。

症状が軽ければコーヒーやお酒を避けましょう。貧血も要因のひとつとされていますので鉄不足を補うことも大切になります。

また、血管系に負担があるときにも症状が出やすいといわれていますが、刺激の強いマッサージは避けた方がいいでしょう。私はこのような場合、主にベインドレナージュを行い、人によりリンパドレナージュを行います。

ただし、ベインドレナージュにより症状が軽減しても、薬を飲むのをやめたり減量するのはやめましょう。まれに悪性症候群に陥る人がいるからです。
ベインドレナージュと静脈マッサージ

ベインドレナージュと静脈マッサージには全く別物であり異なる体系を持った手技になります。

これは、リンパドレナージュとリンパマッサージが違うのと同じで、ベインドレナージュは静脈の働き側楽なる要因を改善しながら静脈循環の改善を促す手技になります。また、リンパドレナージュと同じように促進と再吸収があります。

これに対し、静脈マッサージは静脈に対する求心性のマッサージになりますから、ベインドレナージュとは異なることが分かります。

また、リンパドレナージュもベインドレナージュも名前が似ていることから同じようなものと考える方がいるかもしれません。

しかし、リンパドレナージュは、リンパ管系に働きかけを行い副交感神経に作用するものに対し、ベインドレナージュは静脈系に働きかけ交感神経に作用するものとなっています。

このような違いから、ベインドレナージュとリンパドレナージュは相反する作用を持つことから、効果を打ち消しあうことがあります。

それと、もう一つ。

リンパ浮腫の治療と行われる複合的物理療法の中にベインドレナージュは現在のところ含まれていません。

複合的物理療法とは、リンパドレナージュ、圧迫療法、運動療法、スキンケアになります。

以前は(今も行われていますが)、静脈の働きの改善にもこの複合的理学療法を用いていましたが、1990年代に入りベインドレナージュが開発され、静脈不全の方などに複合的理学療法の中にリンパドレナージュに代わりベインドレナージュを行うようになってきています。
腰部脊柱管狭窄症

腰椎の脊柱管や神経根管が骨性、椎間板性および靭帯性の要因により狭窄し、その内容物である馬尾および神経根の機能異常が惹起され発症します。

特徴的な症状として、馬尾神経性間欠跛行、下肢の疼痛やしびれ・異常感覚がみられ、立位や歩行の負荷により増悪します。

間欠跛行とは、歩くことにより起こる症状の増悪が、しばらく休むことでなくなることから、このような名前がついています。

この脊柱管狭窄症の各症状は狭窄による圧迫そのものが原因ではなく、神経根の血流障害、特に静脈のうっ血により生じる根内浮腫が神経症状の本態ともいわれているので、ベインドレナージュが有効といわれています。

実際、私も脊柱管狭窄症の方に行ない(1回30分を2週間で合計4回)、症状の改善(下肢のむくみの減退と1回の歩行できる距離の延長)が見られました。

その後、家族の介護の関係で私のケアは終了したので分かりません。

また、このときは、高齢なこともあり、頚部と腹部へのドレナージュは行わず、代わりに肝臓と腎臓、大腰筋に対してのオステオパシーの手技を行っています。
リンパドレナージュとベインドレナージュ

この2つを行うときには流す方向の違いを意識しなくてはいけません。

例えば、膝下の場合
リンパ・・・膝窩方向へ
静脈・・・・膝内側方向へ

大腿部
リンパ・・・ソケイリンパ節方向(場合により坐骨神経の経路)
静脈・・・・ソケイリンパ節方向と大腿二頭筋溝に沿った方向

同じ考えとしては、リンパドレナージュはステーショナリーサークルに代表されるように円運動が基本となり、ベインドレナージュも同様な考えになります。

ただし刺激の仕方に大きな違いがあります。

ベインドレナージュは、ゼロプレッシャーから皮膚へのすばやいスラスト運動が行われますが、リンパドレナージュは、ゼロプレッシャーからゆっくりと大きな動きが行われます。
深部静脈血栓症(DVT)について

最近、エコノミー症候群で有名になりました深部静脈血栓症ですが、どのようなことに気をつけるといいのかという話があまり伝わってきません。

深部静脈血栓症になりますと、下肢の痛み、むくみ等が起こります。また、長時間の座位の後に歩行を開始すると、この血栓が血管から心臓を通って、肺の血管の中に詰まり(肺血栓症といいます)、呼吸困難・胸痛・失神等を起こし、最悪の場合、死亡にいたることもあります。

では、どのような状況が深部静脈血栓症を引き起こすのかといいますと。

・運動量が極端に減り筋ポンプによる血液循環ができない
・座ったまま眠る状態により安静時でも血液還流が容易ではない
・乾燥した空気(脱水状態になりやすい)
・機内の気圧の低下や酸素濃度の低下

この要因から、適度な運動(関節を動かすような)や水分補給(徐々に補給するようにしてください)は自分でもできますので、健康に不安のある方で、長時間飛行機に乗る場合は、気をつけてみましょう。

また、次の状態にある方は深部静脈血栓症になりやすいといわれていますので長時間飛行機に乗られる場合には、主治医にご相談してみましょう。

・妊娠時および出産直後の方
・悪性疾患(癌など)の治療中及び治療終了まもない方
・静脈瘤のある方
・心臓に病気をお持ちの方
・避妊薬を飲まれている方、ホルモン治療をなさっている方(血栓ができやすいことがあります)
・メタボリック症候群の方(血管系に負担があります)
・血栓症の既往が本人または家族にある方
・最近手術または骨折をした方(脂肪が血管に沈着している時があります)
・40歳以上の方(特に60歳以上になりますと動脈硬化を持つ方が増えます)
・先天性血栓形成素因(血栓ができやすいです)


深部静脈血栓症の予防にむくみ防止用のストッキングは有効です。また、ベインドレナージュも予防法としてはいいと思います。そして、この急性症状が現れましたら10〜12日間ほどは要観察といわれています。

しかし、深部静脈血栓症では脚にむくみがでるのですが、むくみの治療にリンパドレナージュやベインドレナージュは禁忌(やってはいけない)となっています。ただし、深部静脈血栓後症候群(静脈瘤、色素沈着、潰瘍形成など)に対しては、主治医の指示のもと行うことがあります。
骨盤内うっ血症候群とは

生理前や生理中に起こる下腹部の痛みは、骨盤内の静脈に問題があることがあります。

その問題とは、骨盤内にある静脈が太くなって蛇行し、その部分に血液がたまって(うっ血)その状態が続くことにより静脈瘤が生じるのです。

このうっ血による身体症状一般を骨盤内うっ血症候群といいます。

この身体症状は、生理の1週間ほど前から起こることがあり、しかも、体が弱っている(体力が落ちている)時ほど激しい痛みが生じることあがあります。

骨盤内の静脈瘤は妊娠可能年齢の女性の最大15%にみられるとありますが、うっ血少女をお持ちの方はその何倍もいるといわれています。

この身体症状の主なものは、下腹部に起こる鈍痛やうずくような痛みですが、性交中や性交後も痛みや腰痛、脚の痛み、月経の異常、おりものの異常、頭痛、腹部の張りなどを伴うことがあるそうです。また、精神症状として疲労感、気分のむら、うつ感などもみられるそうです。

また、この痛みは、長時間座ったままでいたり立ったままでいるなどのうっ血が出やすい環境の場合、夕方から夜にかけて痛みがひどくなることも特徴の一つになります。

私が病院からの紹介で行ったときなどは、まだ、この名称がさほど知られていなかったのですが、今はPMSとともに知られるようになって来ました。

炎症などがなく、うっ血症状が出ている方に、ベインドレナージュを行うことにより、痛みの軽減を見ることができます。

まず、胸郭ポンプを行い、腹部のベインドレナージュを行います。通常痛みは生理の1週間前から起こることが多いので、その前に数回行うことが効果的な方法だと思います。

また、骨盤内うっ血症候群の方は、その殆どが足のうっ血もありますので、腹部だけではなく、脚のうっ血の改善を行うことも必要だと思います。
男性の不妊症

不妊症にはこのような定義があります。

「2年間夫婦生活を営んでいても、妊娠しない夫婦」

もちろん、避妊をしないという条件がつきますが。

不妊症の割合は、妊娠を望む夫婦の10%といわれています。しかし、女性の結婚年齢が高くなったことや男性の精子数減少などにより、最近では10%よりも増加しているともいわれています。

また、早期の不妊治療が効果を奏することから、最近では1年間妊娠を希望しても、妊娠しない夫婦を、不妊症というようにもなってきています。

不妊症の性別の原因は、11%が原因不明ですが、残りの半分は男性に原因がありますが、この男性の不妊治療は最近では85〜
90%に効果を上げているそうですので、不妊と感じましたら早めに相談することをお勧めいたします。


男性の不妊の原因として頻度が意外に高いものとして精索静脈瘤があります。この静脈瘤により、 陰嚢内の静脈が怒張・うっ血を起こすことにより清掃の温度が上昇し精子形成に悪影響を与えるというものです。


この、精索静脈瘤は不妊治療で来院する男性の35〜40%、一般男性の10〜15%にあるといわれており、肥満や男性にも増えたきつい下着(ブリーフも)、運動不足などが静脈瘤の形成の要因に挙げられています。

ベインドレナージュを胸部から腹部、脚の張りの強い方であれば脚も含めて行うことで、うっ血の改善にもなりますので、うっ血を感じる男性は一度行ってみてください。 
抜け毛とベインドレナージュ


頭髪の抜け毛は普通1日に10〜100程で平均すると40本〜60本前後位になります。この本数が100本を超えるようだと禿げていきますが、本数が平均でも禿げることがあります。

では、どのようなことが大切かというと、抜けた毛がどんな毛か? ということです。

まず、ブラッシングをして抜ける毛が多い。
これは毛の固着力の問題なのですが、髪の毛を締め付けている内根鞘皮や外根鞘皮などが角化していると抜け毛が増えます。頭皮を適度に動かすようにするといいでしょう。


頭皮の色が青白くない。
これは、頭皮に脂漏性の炎症やうっ血等がある可能性が大きく、頭皮のうっ血があるのならベインドレナージュを首から行うといいと思います。


最近毛が細くなった。
これは栄養も関わってきます。よく言われるのは、たんぱく質とミネラル不足。毛が急に細くなると、生える毛より抜ける毛が多くなるのでやっぱり禿げますね。


頭皮を観察すると赤っぽくなっている人で、目にクマができやすい方は頭皮もうっ血が起こっている方が多いかと思いますので、目にクマが出て薄毛になってきたなと思う方は、首から頭全体にベインドレナージュを行ってみてください。
褥瘡とは

褥瘡(:じょくそう)とは、「褥」はふとん、「瘡」はきずを意味する言葉で、一般に床ずれといいます。

寝返りを打たずにいることで、局所の組織末梢血管が閉塞して壊死を起こし、皮膚・皮下組織が血流障害(不全)状態(簡単に言うとうっ血)になる病態です。

改善方法として、体位変換、スキンケア、栄養が重要とされていますが、増悪因子である意識状態の低下、病的骨突出、浮腫、関節拘縮の改善も行うことが大切になります。

ベインドレナージュは、スキンケアの一環として、また、うっ血に伴うむくみの改善に用います。
リンパ浮腫とベインドレナージュ


リンパ浮腫の方にリンパドレナージュを行っていますと、静脈のうっ血を見ることがあります。

このようなときのうっ血はリンパドレナージュでは中々改善しないもので、私はうっ血の部分に対してベインドレナージュを行います。

もちろん、ベインドレナージュは交感神経に働きかける手技になりますし、リンパドレナージュは副交感神経に働きかける手技になりますから、同一部位に同時に行うことは、効果を相殺することになりますから、同一部位に行うことはありません。

2つの手技を同一部位に対して行いませんから、うっ血のある部位にはベインドレナージュを行い、他の部位にはリンパドレナージュを行って対処するのです。

また、リンパ浮腫の場合でも、うっ血が見られれば、ベインドレナージュだけを行うこともあります。

このように、ベインドレナージュとリンパドレナージュは、完全に分けて行うことが必要になります。
側副静脈路は、メインの静脈の流れが、何かの原因によって流れが滞った時に迂回路として働いている静脈です。

このがんの手術の後に側副静脈路が現れる事がありますが、その理由にはいくつかの理由があります。

・手術後の癒着や手術時のダメージにより静脈の働きが弱くなった
・放射線治療の後遺症
・がんの再発  など

最初の2つと違い、がんの再発による側副静脈路が現れる場合には、次の事を気をつけてください。

・からだの付け根に近い方のむくみ
・急速なむくみ
・皮膚に現れる多様な変化や症状
・しこりやリンパ節の腫脹
・急に疲れやすくなった

このいくつかが現れている場合には、早急に主治医に連絡をし、医療機関にて見てもらうように促してください。

手術後の癒着や手術時のダメージにより静脈の働きが弱くなった場合や放射線治療の後遺症の時には、うっ血の改善のためにベインドレナージュを行います。
施術姿勢


リンパ浮腫患者さんは本当に色々な方がいらっしゃいます。

例えば、筋肉にがんが浸潤していた場合。

その部位の治療後は、少なからず癒着があります。人によっては仰向けやうつ伏せになって寝ることができないことがあります。

そのような時は、迷わず座位で行います。側臥位(横向きになること)でも、いいと思います。

普通に寝れない方に対して、椅子に座ってもらい、昇降ベッドを高くして、前からもたれかかってもらい、側胸部と背部を行ってから、座位のまま脚のリンパドレナージュを行ったことがあります。

座位で行う腹部の処置は、後ろから手を回して行うのがラクだと思います。

もちろん、必要以上の密着は避けてください。

臀部を行いたいときは、椅子の座面から、お尻を半分ほど出すといいでしょう。


そのようなことから、ベインドレナージュを行うときの患者さんの姿勢は、工夫次第では寝ることが辛い方でも患者さんが受けやすい姿勢で行うことができるものだと思います。
慢性静脈不全症


慢性静脈不全症とは、「何らかの原因で、静脈血が心臓へ還る事が障害された結果、下肢の腫脹・疼痛・皮膚硬結・湿疹・潰瘍等が現れてくる病気」と定義されています。

原因として最も多いものとして、深部静脈血栓症(DVT)後の後遺症として起こることが多く、下肢静脈瘤が慢性化して起こる場合もあります。

多くの女性のむくみ(病気によらないむくみ)は、この慢性静脈不全の軽い状態に近い方が殆どで、リンパ管に対する施術より静脈に対するアプローチが大切になるかと思います。


慢性静脈不全になりますと静脈のうっ血が常に起こるため、下肢の倦怠感・違和感・むずむず感・むくみ等が起こるようになります。

病期は?期に分類されます。

?期:むくみはあまり顕著ではありません。

?期:静脈のうっ血によりむくみがあります。リンパ管が働きを代償していますので、むくみはさほど高度ではありません。

?期:リンパの働きによる代償もできない状態になっています。むくみは高度になっています。

ベインドレナージュやリンパドレナージュを行うときのセラピストは、むくみの改善より、うっ血の改善を目標に行うことが大切になります。

ベインドレナージュは第?〜?期まで行います。なるべく早い時期に行うことが大切になります。

うっ血傾向にある方は、海外旅行などに行かれる場合は、旅行の前にベインドレナージュをお受けするといいかと思います。

また、施術はリンパドレナージュとベインドレナージュを同じ部位に混合して行わないようにしましょう。
筋肉の過緊張とむくみ


筋肉が過緊張(緊張しすぎると)すると静脈にうっ血が起こることが知られています。

このことから、肩の筋肉にか緊張が起これば顔がむくみやすくなり。足の筋肉が過緊張すれば、足がむくみやすくなります。

ではどのようなときに過緊張するかというと、単に筋肉を使いすぎた時だけではなく、同じ姿勢で長時間いる時や、悪い姿勢でいる時なども過緊張を起こします。

このようなことから、日常的に起こる普通のむくみ(病的でないもの)は、リンパの働きが悪くなったためにむくむのではなく、静脈にうっ血が起こるためにむくみが出るのです。

このようなことから、日常のむくみの改善には、静脈の働きの改善が必要になります。
うっ血改善に

静脈に起きるうっ血改善のための日常生活の注意事項になります。

・適度な運動をしましょう
・喫煙をしている方は、減煙や禁煙を
・同じ姿勢を続ける時は、定期的に体を軽く動かしましょう
・むくみ防止用ストッキングの着用を
・過去に脚の骨折や手術などを行った方はうっ血に注意を
・長時間の正座はしないように
・動脈硬化のある方は運動だけではなく食事の見直しも
・脚は清潔に
・適正体重を超えている場合は減量を
弾性ストッキングの圧力

静脈の働きが悪くなったことによるむくみやリンパの働きが悪くなったために起こるむくみには弾性ストッキングが有効になります。

むくみには程度があるので、むくみの状態に応じて選ぶストッキングの圧力も変わってきます。

選ぶ基準はこのようになります(足関節部での圧力)。

単位はヘクトパスカルと読んで国際単位となっています。

27.0hPa未満
血栓症予防、静脈瘤予防

27.0〜40.0hPa
軽い静脈瘤、軽いリンパ浮腫、高齢者の静脈瘤

40.0〜53.0hPa
静脈瘤、静脈血栓後遺症、リンパ浮腫

53.0〜66.5hPa
リンパ浮腫、皮膚栄養障害のある静脈瘤、高度な浮腫

66.5hPa以上
高度なリンパ浮腫

目安としてclass2は31〜43hPaになります。この圧力より高いものはclass3となります。

静脈瘤やリンパ浮腫の方で弾性ストッキングをご購入の際には主治医にご相談していただくことをお勧めします。
年齢と静脈瘤


静脈瘤は男性より女性に多く、年齢が高くなるにしたがって増えていきます。

10代後半から20代の女性であれば、14%の方に静脈瘤があるのですが、30代になると実に6割の方が静脈瘤を持っているといいます。

では、男性が6割を超える年代はというと70歳後半。それだけ女性は静脈瘤ができやすいということになります。

静脈瘤を気にしていない方の脚によく見かけるのは、クモの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤です。

脚の静脈瘤が気になる方であれば、伏在静脈瘤が多いと思います。

静脈瘤が気になり始めたら専門医に相談を。また、家族に静脈瘤があるとか、立ち仕事をしているなどの場合、予防としてむくみ防止用ストッキングを履くことをお勧めします。
静脈血栓のできる原因


静脈血栓ができる原因にはVirchow(ウィルヒョウ)の3要因というものがあります。

・血流の停滞(血液の流れがゆっくり)
・血液凝固能の亢進(血液が固まりやすい)
・静脈壁の損傷(外傷や手術などで血管の内側が傷つく)
脚のだるさや重い感じの改善


脚の重い感じやだるさを訴えている方は非常に多くいます。

このような時、急に運動をすると、重い感じやだるさはひどくなることはあっても軽くなることは少ないようです。

このようなときに効果的なものが、ベインドレナージュになります。

静脈のうっ血により、老廃物を溜め込み、代謝も落ちて、脚の重さを感じやすくなった脚に、うっ血を改善し、老廃物を取り除きやすくすることで、足が軽くなってくるのです。

脚が重く、だるさがある足の改善に、一度ベインドレナージュを試してみてください。
リンパ管不全と静脈不全の合併症


リンパ管不全も静脈不全もどちらもむくみを作ります。

講習会によっては、リンパ管不全と静脈不全、そしてその合併症をそれぞれ分けてのケアを教えている所もあります(日本では未だありませんが)。

ベインドレナージュを行うセラピストは、この場合は静脈不全に対するベインドレナージュを最初に行うことになるかと思います。

これは、安静時のむくみの吸収は静脈はリンパ管に対して比べ物にならないほどむくみの吸収を行っているからです。

もちろん、圧迫療法はリンパ管不全と静脈不全の合併症に対しても行われますので、バンテージや圧迫ガーメントの使用は是非行うようにしましょう。

ただ、合併症に関しては、静脈不全に対するベインドレナージュの禁忌事項もありますので主治医からの患者紹介状を元に施術を行うようにしましょう。
<エコノミー症候群>車椅子の難病患者も発症 



長時間の空の旅などで肺血栓を引き起こす「肺血栓塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)」が、車椅子の難病患者にも発症しているそうです。

理由として

・血栓は脱水状態になるとできやすい(トイレに行くのを我慢するために水分の摂取を制限)。特に夏場に注意。
・車椅子の場合、ひざの位置が尻より高いと太もも部分の血液の流れが悪くなる


予防法として

・時々、足の屈伸運動をしてもらう。
・脱水症状にならないように水分補給をする(のどが渇いたと思うときには脱水症状の始まりといわれています)。
・座面にクッションをおいて腰の位置を高くする(高くしすぎると安定性が悪くなりますので注意してください)。
エコノミークラス症候群、カボスに予防効果!?


飛行機の乗客らに発症するエコノミークラス症候群などの血栓症の予防に、カボスが大きな効果を発揮する可能性が高いことが、大分大教育福祉科学部の望月聡教授(食物栄養学)らの研究でわかった。

今後、地元の製薬会社などと予防飲料の開発に取り組み、2年以内の商品化を目指す。

望月教授は、大分県の特産品カボスを健康食品として活用するため、2004年度から県などと果実の効能などを調べてきた。その結果、動脈硬化に有効とされるポリフェノールと似た強い抗酸化作用があることを確認。

試験管内で、カボスの搾り汁と生体の血液を混ぜると、血小板が凝集する凝固作用を抑える効果があることがわかった。


(読売新聞) - 7月24日

もともとむくみやすい方は、むくみ防止用ストッキングの着用や、機内でのエクササイズも行うとより効果的ということも忘れないでね。
静脈不全に対するドレナージュの紹介


静脈の働きが弱くなったことに起因するむくみの改善に対するテクニックが来年度から一部の看護学校で紹介されるようになるそうです。

今現在の所、日本でこのテクニックを医療機関で行っている方は、私を含めほんの数名、サロンで行っている方を含めても約30名あまりしかいないのですが、3年後には一挙に数百名もの看護師がその知識を持って医療機関で働くことになりそうです。

現在、同じむくみを改善することを目的としたセラピストでもリンパと静脈のむくみの違いを意識して手技を代えられる方は殆どいませんが、近い将来、その様なセラピストが増える事になりそうです。
静脈について2


私達の体に流れる血液の量は体重の8%(体重の1/13)を占めます。

その中で、循環系における血液の分布は低圧系と呼ばれる毛細管、細静脈〜大静脈に70%存在し、血圧の高い高圧系には15%程があるに過ぎません。

低圧系は血液を溜め置く量が大きいので容量血管(capacitance vessel)と呼ばれ有効循環血液量を調節しています。

容量血管の収縮は、容量血管中の血液を押し出すことになり、有効循環血液量を増やします。その結果として静脈圧は上昇し心室拡張終末期容積は増え、Starlingの法則により心拍出量は増大します。この働きにより循環血液量の調節につながるのです。

また、各臓器への血流の分配も循環血液量の調節に関与いたします。

安静時では、脳15%,気管支・肺8%,心臓5%,骨格筋15%,消化器(肝臓,胃腸,脾臓)30%,腎臓20%,皮膚等10%という具合に血液は分布しています。この割合は各臓器の抵抗血管の収縮程度により調節されている。

この分布状況は運動時には骨格筋の動脈の拡張により変化し、筋肉での血流量を増える代わりに内臓の動脈は収縮し内臓への血流量を減少します。これにより容量血管は収縮し、有効循環血液量を増やします。

このことにより、静脈の働きの改善のためには、有効循環血液量を増やすことが必要になることが分かります。

有効循環血液量を増やすためには容量血管の収縮が必要で、そのためには次のことが必要になります。

・関節の動き
・筋肉の収縮
・呼吸運動
・動脈の拍動
・内蔵の動き
・皮膚の伸長

この要素を含めたものは、負荷が軽めで、体を大きく動かすゆったりとした運動になります。

静脈が収縮してから再び拡張するのには時間がかかることから、ゆっくりとした動きが適しており、筋肉の過緊張は、静脈の働きを弱めますので、静脈の働きを改善するためには負荷が軽めがいいのです。
ベインドレナージュと静脈マッサージ…2


本来、静脈マッサージというものはありません。

なぜならマッサージは求心性に行うものであり、血液循環でいうところの静脈部分に働きかけているからです。

では、ベインドレナージュはどうなのでしょう?


ベインドレナージュは静脈の弁機構と心臓の拍動を加味して行うもので、普通のマッサージに比べ静脈の働きに合ったものと言えます。

体に起こるむくみの殆どはリンパ管不全よりが静脈不全に起因することが多く、静脈不全の時に普通のマッサージを行っても循環の促進は難しくなります。

この様な時にベインドレナージュが効果的に働くのです。

静脈・リンパ性浮腫…1


これは静脈性浮腫を長期間放置していることでリンパ性浮腫も併発してしまった状態です。

また、元々静脈性浮腫だった方が、手術などによりリンパ性浮腫となり、その結果として、静脈・リンパ性浮腫となることもあります。

MLD/CDTは、リンパ性浮腫の改善にもっとも効果的と言われていますが、静脈・リンパ性浮腫にも効果的なものになります。

もちろん、むくみの過程がリンパ浮腫とは違いますから施術方法も変わるのは当然といえます。


ただし、静脈性浮腫に効果的なベインドレナージュはリンパドレナージュとの相性は良くないと感じていますので、テクニックを混ぜての使用は避けた方が良いでしょう。

加圧トレーニングの弊害


「加圧トレーニング」とは、腕の付け根と脚の付け根に適正な圧力をかけ血流を制限した状態でトレーニングをすることをいいます。

このトレーニングでは、血流を制限した状態を人工的に作るわけですから、トレーニング時間が決まっています。

この決まった時間を越えてのトレーニングや適正以上の圧力をかけてのトレーニングを行うと、腕や脚にある静脈には必要以上の血液がプーリング(滞留)していきます。これをうっ血といいます。

うっ血は脚や手のむくみを作る大きな原因となりますが、間違えた加圧トレーニングによる急速なうっ血は、なかなか取れない痛みを引き起こしますので注意が必要です。

このような状態の時にはうっ血改善の手法としてベインドレナージュが効果的に働きます。しかし、うっ血改善のためのバンテージはロングストレッチのものを使い、痛みが出ない程度のきつさにしないと逆効果になることがあります。


このような弊害を出さないためにも、加圧トレーニングは経験のある専門のトレーナーの下でやるようにしましょう。

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