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【絵師と】名無し書店【執筆の】コミュの【まさかの】涼宮ハルキの嫉妬【良作】

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沙都子(はな)

水銀燈(ナギ)

空気@ステルス+ナレ

の順番で書いたSSです。
たまに順番無視してます。


※コメント禁止

コメント(16)


【キョン】

春先の朝比奈さんの暴走はどうやら俺には飛び火しなかったようだ。
それから何事もなく5月も終わろうとしている。ハルヒのくだらない思い付きや苛立ちも最近は落ち着いているようだ。
古泉も閉鎖空間が発生しないと喜んでいたな。


話は変わるが、もうすぐ鬱陶しい梅雨だ。
6月。またもやハルヒは俺を悩ませる。


〜放課後部室にて〜


【ハルヒ】

もうすぐ6月ね…
6月と言えばあれよ!


【みくる】

あっあれってなんですかぁ…


【ハルヒ】

6月と言えばジューンブライド!
結婚式よ!!


【キョン(語り)】
突然何を言い出すかと思えばまたぶっ飛んだことを言いやがった。こいつの思考は常人には理解できない。


【みくる】

けっ結婚式ですかぁ…
でも誰が…


【キョン(語り)】
ああ朝比奈さん、皆あなたを見ていますよ
こう言う時にこの方は、何故いつも自分の身にせまる危険に気付かないのか…
【ハルヒ】

ということで…

ジャーン♪(紙袋を見せつけながら)


【キョン(語り)】
ハルヒ…たまにはいいこと考えるじゃないか。
今ならお前を神と称えられる。女神は朝比奈さんだがな


【みくる】

はわぁっ
もしかして…


【キョン(語り)】
そうですよ朝比奈さん、花嫁はあなたしかいません、ハルヒは…


【ハルヒ】

さぁ…みくるちゃあん?
着替えるわよぉ♪


【キョン(語り)】
古泉に目配せし、部室から出る。
すみません朝比奈さん。
正直たまりません。


【みくる】

涼宮さん////
ちょっとまってくださぁい//////


【キョン(語り)】
ドア越しに朝比奈さんの声が聞こえる
さて朝比奈さんのウェディングドレス姿か…
想像しただけでメシが何杯でもいけるな

ところでここで一つ問題がある、花婿は誰がやるんだ?
むろん俺がやらしてもらおう


【ナレーション(?)】
ウェディングドレス@朝比奈sでメシが何杯もいける?・・・・・・・スーッ・・・・(引いてます
花婿は故泉あたりでいいんじゃね?
え?何故かって?キョンが忌々しそうに見る姿が見たいからに決まっている。
後ハルヒが許さないはず。
【ハルヒ】

ほら早く脱ぎなさい!!
手伝ってあげるわね♪


【キョン(語り)】
やれやれ…
健全な学生である俺の妄想を掻き立てるのはやめてくれ。
それにしても楽しみです…朝比奈さん。


【みくる】

うぅっ
着替えれましたぁ//////


【キョン(語り)】
ようやく終わったか…
どれどれ早く朝比奈さんの神々しい姿を拝むとするか


【キョン(語り)】
こっ、これは!
朝比奈さん…やはり貴女は天使…いや、女神だ。
ごちそうさまです。
叶うなら俺が花婿になって連れ去りたいです。


【ハルヒ】

花婿は誰にしようかしらね?


【ナレーション】
そういって一瞬ハルヒはキョンを見る。がすぐにジト目に変わりこういった。


【キョン】

もちろん俺…


【古泉】

僕がやりましょう(キリッ
【ハルヒ】

あんたたち何言ってるの?

花婿は…


あ た し




【キョン(語り)】
……ーと、
どうやら疲れているようだな、それとも何かに憑かれているのか


いや、何かに憑かれているのはハルヒ。お前だ。


【ナレーション(こちらの要求はグロテスク)】
と言ってハルヒはどこからともなく花婿衣装(高そうな奴)を取り出し着替え始めようとした。


【みくる】

すっ涼宮さんが花婿…


【キョン(語り)】
やれやれ…
こうして俺達は、またハルヒの訳の分からん思い付きに
付き合うハメになった


【ナレーション(こちらの要求はグry)】
SOS団一行は雰囲気を出したいからというハルヒの意見で最寄の教会に立ち寄った。


【長門】

…時空間の歪みを確認。
巨大な情報フレアが……世界が…裏返る


【キョン】

長門いたのか!
じゃない!何が起きるんだ!


【長門】
全ての性別が裏返る



【キョン(語り)】
そこで俺の意識は途絶えた
(ノ)゚ω゚(ヾ) クッション (ノ)゚ω゚(ヾ)
【みくる】

キョンさん起きてください
今日は涼宮君が結婚式の練習をするって言うから教会まできたのに


【キョン(語り)】
強引にみくる君に起こされた私は、ぼ〜っとした頭で何があったか思い出そうとしていた…
だけど何も思い出せない
何か重要な事のハズなんだけど…


【ナレーション(こちらの要求はグロてry)】
性別が変わった事に違和感を感じないのか、普通に朝比奈は喋りかけてくる。
かくいうキョンも気づいてないのだが・・・


【身近に聞こえる天の声(本当はステルスで背後に)】
バカキョン・・・性別が入れ替わった事を思い出せ!
時空間の歪みのせいでおかしな世界になったんだよ。さっさと思い出せks


【ハルヒ】

おいみくる?何やってんだよ?
キョンも変な顔してどうした?


【キョン(語り)】
これは…記憶があるのは俺だけなのか?
ふと横を見ると長門…だよな?
長門の面影のある青年が立っていた。男の時の俺より背が高いな。


俺の意味ありげな視線を感じたのか長門はコクリと頷いた。
そうか…お前も大丈夫なのか…
【みくる】

あのぉ…
やっぱり恥ずかしいです涼宮くん////
僕がウェディングドレス着るなんて//////

【キョン(語り)】
そこには女性の時と、何らかわりない超美少女…いや美少年のみくるさんがいた
男のくせに俺を惑わすなんて…
どこぞのホモとはえらい違いだ
ところでなんでハルヒはこのような世界を望んだのか


【ナレーション(要求はぐry)】
どうやら長門とキョンだけは記憶が残っているようだが、朝比奈は自覚していない模様。
なぜこのような世界になったか。
仮説1:朝比奈・キョンを例え演技でもくっつけさせたくないために、ハルヒが朝比奈を男にし無意識でキョンの記憶はそのままの状態にした。
仮説2:ハルヒは自分がウェディングドレスを着てキョンと挙式(模擬)をあげるのが負けた気がするので、自分が男になってキョン(子)と挙式をあげたいと願ったから。
あくまで仮説だがありえなくもない。


【長門】

あなたのこの世界での記憶を一部覚醒させる


【キョン(語り)】
長門はそう呟くと俺の額に手のひらを当てた
記憶の奔流が頭を巡る


「東中出身…涼宮ハルキ」
そこには美青年が立っていた

「あの人はやめときなさいキョン子」
谷口…女らしくてムカつく。ヘアピンかよ。

「キョン子は昔から変な人が好きだったわよね〜」
国木田違和感ないな。

「僕は人間ではない。統合思念体に作られた有機生命体」
長門…お前は変わらないな

「朝比奈みつるですぅ〜、みつる君って呼んでください♪」
俺にショタ属性はないはずだったが…悪くない

「はじめまして…古泉一美ですわ」
子憎たらしい笑顔がおぞましい

「君を殺して涼宮ハルキの出方を伺う」
朝倉…


「あたしは眼鏡ないほうがかっこいいと思うよ?」
長門に助けられたんだったな

一人称はあたしか…


ふいに現実に引き戻される


【長門】

これ以上は精神崩壊の危険がある。
【キョン子】

ありがとう長門
なかなかハードな記憶だったが…
つまりあれだな、あたし達は三年前から性別が入れ代わっているんだな
(しまったあたしっていてしまった)


【長門】

………そう


【みつる】

あっキョン子さ〜ん
こんな所に居たんですね♪


【ハルキ】

ったく何やってんだか…
そういえば古泉はどこいったんだ?


【キョン子】

あたしは見てないわよ?


【キョン子(語り)】
おぞましいが故に思い出したくもないが、古泉は可憐な美少女となっていた。
あの笑顔が本当におぞましい


【古泉】

あら皆さんお集まりで
んっふ、キョン子さん…少し話しがあるので、こちらに来ていただけませんか?
ハルキくん少しキョン子さんを借りますよ。


【ハルキ】

しかたないな…
1分だけだからな!!!!
時間オーバーしたら罰金だぞ罰金!!!!!!


【キョン(語り)】
古泉め美少女になりやがって…
不覚にもあたしは今ものすごくときめいてしまっている
悪夢だこれは悪夢に違いない
【キョン子】

で、なんだ?古泉


【古泉】

どうやら長門さんとあなたと私だけは記憶があるようですね…
どう思います?


【キョン子(語り)】
いきなり振られてもわかるはずがない。
あいつの考えはあいつしかわからない。
俺のような一般人には想像すらできない


【キョン子】

どうやらそのようだが…
そもそもハルヒはなんでこんな世界を望んだんだ
性別を入れ替える必要などないだろ。


【古泉】

たしかにそうかも知れませんね
あなたは世界がこうなってしまう前に涼宮さんが
何か変な行動をとっていたなんていう事は知りませんか?
どんな些細な事でも構いませんから


【キョン子】

そう言えばあいつ…


【古泉】

どうされました?


【キョン子】

いやなんでもない


【キョン子(語り)】
そう言えばハルヒの奴花婿役を選ぶ前に、一瞬俺を見ていたような…
それに花嫁だって1番始めはあいつがやりたそうに…
いや、考えすぎか
それで性別が変わるのもおかしな話しだ


「ちょっとお前達遅い!!!!」

遠くからハルキの声が聞こえる


【ハルキ】

ったく影でコソコソなにやってんだよ
ミツルも着替えろ!

【みつる】

な、なんで僕が花嫁なんですかぁ〜?


【古泉】

(閉鎖空間が発生しないうちに涼宮さんの言うとおりにしましょう)


【キョン子(語り)】
俺は頷くと長門に視線をやる。頼むぞ、長門。またお前の力に頼ることになりそうだ。
鍵は俺が探す。一刻も早く元に戻りたいからな。

俺の意を受け取ったのか、長門はコンマ2ミリほど頷いた(ように見えた)
(ノ)゚ω゚(ヾ) クッション (ノ)゚ω゚(ヾ)
【キョン子(語り)】
そんなこんなで、俺達の結婚式?が始まった。


【キョン子】

おいハルキ、朝比奈さ…朝比奈君が花嫁で、ハルキが花婿だと言う事はよ〜くわかった
なら俺と長門と古泉は何をすればいい?


【ハルキ】

決まってるだろ、お前は雑用だ!!!!
古泉さんと長門はどうしようかな…


【キョン(語り)】
ただでさえハルヒの言動は無茶苦茶なのだが
男のハルキになってからいっそう激しく感じる
そんな言われ方をされて、やる気になる奴がいたら見てみたいね
まぁ今のわた…俺には拒否権などないのだがな
まぁせいぜい頑張らせてもらいますよ
まったく…


【ナレーション(こちらの要求はグロテスク)】
とうんざりしながらも雑用に移ろうとするキョン(子)にある疑問がフッと浮かんだ。
それは、朝比奈に自覚させることはできないかという事。
それができないかいてもたっても居られなくなり、長門に聴きに行こうとした。

が・・・そこにハルキは気付いてキョン子を捕捉する。(スタンバイ、レディ・・・・・)
【ハルキ】

なんだ?キョン子
お前…花嫁やりたいわけ?


【キョン子(語り)】
待て待て待て待て待て待て待て待て待て待てどうしてそうなる?

これは何かの冗談だ…いや、ハルキは本気だ…


【ハルキ】

なら着替えてこいよ♪


【キョン子(語り)】
断ったら面倒なことになるのは目に見えている。
あた…俺は渋々ドレスを受け取り試着室に入る。


…ん?ぐはぁっ
俺は今女だった!


【キョン(語り)】
完全に忘れていたこの胸についている物…
いやまてこれは自分の体だ…
何も恥ずかしがる事はない

んっ?


【古泉】

やぁキョン君(ニコッ


【キョン子】

なんでお前も着替えている!!!!!!


【ナレーション(こちらの要求はグロテスry)】
故泉のおぞましい姿を見たキョンは卒倒しそうになった。
そこにさらに追い討ちをかけるように故泉がかけよって体を支えてくる。
こいつがわざとやっているようにしか思えないまま気絶した(笑

さらにそこに状況がややこしくなる原因、ハルキの登場。
気絶した状態のキョンを支える故泉。
だめだこのシチュは死ねる。
【キョン子】

んっ……


【みつる】

あっ!キョンさん気がつきました〜
涼宮く〜ん!!


【ハルキ】

ったく大丈夫か?
ほら、式始めるぞ?


【キョン子(語り)】
そこには純白のタキシードに包まれたハルキの姿が。
意外にかっこよくないか?

って、まてぇぇえええい!!!!!!
恐らく古泉に着替えさせられたのだろう。
それだけでも忌々しいのにハルヒ…いや、ハルキと結婚?
仮に擬似体験だとしても惨い。惨いにも程がある。


【長門】

あなたもわかっているはず
キーワードは白雪姫…


【キョン子(語り)】

認めたくないものだが……くそっ!


【キョン子(語り)】
ついに始まってしまった…
周りを見渡せば.谷口.国木田.鶴屋さん.あっあれは…妹…いや…
ついに俺に弟ができたか…
ハルキと腕をくみ、皆が見守る中二人りで歩いていく
悪夢だ…


【キョン子】

ハルキ……


【ハルキ】

なっなんだよ////


【キョン子】

じっ実はあたし………


【ナレーション(こちらの要求はry)】
そこまでいいかけて自分が置かれている状況を思い出した。
だがこの空気だ。
この空気を壊すとハルキが閉鎖空間を生み出すかもしれない。
そんなことを思いつつも心の片隅にはまぁいいやという気持ちがあった。
考えてるうちにこのままでもいい。どうにでもなれという気持ちが強くなった途端、何も考えられなくなった。
頭が真っ白になってそのまま・・・・・。
【キョン子】

素のあなたが大好き


【ハルキ】

あっ?……むぐっ


【キョン(語り)】
そして世界は光に包まれた。


目が覚めた俺は、自分の姿が男である事を確認すると、ほっと胸を撫で下ろした
だがどうだろう今は、あの忌ま忌ましい閉鎖空間に居た時とは訳が違う
夢ですまされる事もなく、はたまた軽いジョークノリなんてものもあるわけがない…
俺の目の前には顔を真っ赤にしたハルヒが直立不動でたっている
マズい…
皆さん誰も見ていませんよねぇ〜アハハ…
そんな事を思うも
なんででしょう
ハルヒに無理矢理連れてこられた方々は全員こちらを見ている
谷口なんかカメラで撮影までしてやがる

マズイ…

マズイぞ…


【キョン】

え〜っと
これはだなハルヒ…


【谷口】

WAWAWA……ごゆっくりぃいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


【キョン(語り)】
谷口が叫ぶと皆一斉に外へ出ていく。
残されたのは俺。

そして涼宮ハルヒ。
おい、ハルヒー?
なんで頬を赤らめているんだ?
お前らしくねーぞ?
などと通じる訳はない。


【キョン】

……っと、これはだな


【ハルヒ】

……か


【キョン】

か?


【ハルヒ】

キョンの馬鹿っ!!


【キョン】

ぐはぁっ!!!!!!!


【キョン(語り)】
華麗な右ストリートが顔面に飛んできた。
避ける間もなく俺は教会の天井を見上げることに。

無理矢理起き上がってハルヒを確認すると顔を真っ赤にしてしゃがみこんでいた。
お前らしくもない。




なぁ…ハルヒ…お前は何を望んでいたんだ?
(ノ)゚ω゚(ヾ) クッション (ノ)゚ω゚(ヾ)
【キョン(語り)】
そんなこんなで皆の誤解が解けない侭SOS団は解散
いつもならハルヒに無理矢理奢らされるハズなんだが
ハルヒの奴今日は真っ先に帰りやがった、まぁ俺も人の事は言えないが…
家に帰った俺は、どうやって妹の誤解を解こうか検討するのだが全く思いつかない…


【キョン】

あの今日の事はだな…


【キョン妹】

あっまてぇ〜シャミ〜♪


【キョン(語り)】
どうやら聞いてくれそうにもないな…


後日談になるわけだが、ハルヒに償いをするために今日は飯に誘った。

あいつのふてくされた顔を見たいがために待ち合わせの30分前から待機している。

改札から出てきたハルヒはやはり気に食わないような表情をしている。
まぁ、いいじゃないか

今日は俺の奢りだ
腹一杯食うがいいさ



そして、ハルヒにあの短い夢物語を語ってやろうと思う。



【涼宮ハルキの嫉妬】


〜完〜

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