JGS（JAPANESE　現地　採用）コミュの（橋）011．企業が人材を採用するときの注意点

企業がWEBやHPなどを通じて人材を採用する際、

企業の募集要項を見ると、

ほとんどの場合、仕事内容はもちろんあるが、

給与水準や具体的人物像についての条件が厳しく描かれている。

もちろん企業が人材を採用するということで、

企業側（採用側）に主導権があるのだが、

就職とは一種お見合いのようなもので、双方が納得しなければ成立しない。

中国で多く見られるのは、人材の採用条件に対して細かく書いているが、

反対にこのポジションの魅力はわかりづらい。

結局求職者からすると、判断基準は仕事内容と給与になる。

ただ日系企業の給与は欧米系に比べて高くはなく、

仕事内容の詳細があっても、将来性があるかどうかはわからない。

中国では数回の転職が当たり前になっているが、

結局皆が転職したくてしているわけでなく、

転職をせざるを得ない状況があるということを

念頭においておかなければならない。

ある人事担当者は営業アシスタントの求人を依頼してきたが、

このポジションの魅力や将来性を聞いた際、

ただ単なる事務をやってもらえればいいと回答が返ってきた。

実際に企業の人事担当者がそういう風に考えているのに、

なぜ求職者が応募しようと思うだろうか？

このことは矛盾し、

また半年、一年でやめてもしょうがないとあきらめるしかないが、

それをすべて社員の責任に転嫁するということはどうなのか？

会社が社員を有効活用することにより、

社員はもちろん、会社も発展していく。

つまり社員のモチベーションを常に意識し、

そのような体制を作っていくことが大切であると考える。