JGS（JAPANESE　現地　採用）コミュの（橋）001．面接前の事前準備

最近企業からの求人が増えてきています。これは景気回復の兆しと見て取れると思います。
ただ、企業から希望している人材が市場になかなかいないということもいえるます。
なぜなら、以前に比べて人材採用の基準が著しく厳しくなってきているからです。

金融危機までは特に日本人の場合、ある程度中国語ができ（目安はHSK6級以上）、日本での職歴が2年以上あれば仕事が決まっていましたが、最近ではある分野での経験、たとえば国際物流、国際貿易、カスタマーサービス、電子購買など経験を重視されています。さらには中国での就労経験、中国で現在在職中の求職予定者（就業ビザ取得者）などの要求もあります。だからといって給与がアップするというわけではなく、前職と同等レベルもしくは低い場合もあります。

今回、私は求職者の方に立ってお話しますが、できれば転職をする前に、何故転職をするのか、転職をしなければならないのか、をきちんと考えることが重要です。日本で就職活動のときは大学で、自己分析や自己PRなどのセミナーがありましたが、中国ではそのようなことはないですし、教えてくれる人もいません。その場合、自分自身でしっかり準備しなければなりません。転職をすることでプラスのことも多いですが、マイナスになることもあります。“転職活動は慎重に！”

今回初めて中国でお仕事探される方は、他の求職者との違いという面で、自己分析や自己PRを準備されることをお薦めします。中国語ができる、協調性がある、真面目、一生懸命など、だれでも言えるようなことを並べるのではなく、経験や体験を踏まえ、これらの言葉を説明することにより、より一層企業側の興味を引くと思います。たとえば、留学経験、部活・サークル活動、海外での滞在経験などです。まずはA4　1枚でまとめてみればいかがでしょうか。自分の性格や特長が明確になると思います。これで面接もばっちり！