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短歌点コミュの短歌点53△お題:「匂い」

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短歌点53△お題:「匂い」

ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選び、その選出理由を書きこみます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

コメント(34)

匂い立つような美人になりたいとオー・デ・コロンを振りかける君
ふう、いいな・・・。昼寝の猫にくっついて日なたの匂いに浸る昼すぎ
もう僕の夢なのだから紫陽花の匂いにむせる廊下にいます
アジエンスの匂いは反則ですってば。すみれに似てる、すぐ恋しちゃう。
いろいろな君の匂いを嗅いでみる どこまで好きか確かめてみる
目をつむり君が私の髪の匂い「好きだ」と言うから背中を向ける
焼きたてのパンの匂いを追いかけて歩く(知らない街って素敵)
夕暮れの果実のように奪いたい
その首筋にゆれる匂いも
太陽に草の匂いが反射して春がますます春になる朝
灼けたアスファルトに俄か雨が降る時の匂いは夏の証明
GWいかがお過ごしですか? 6日の24:00に締切といたします
出題者です。GWももうお終いですね…
こちらも締め切ります。投稿ありがとうございました!
感想発表と選歌は、のちほど〜
ああ連休もついに終わり… 今年も近場をうろついただけでしたが、
終わるとなるとやはりブルー…
ま、明日からまたボチボチいってみましょっ!

さて、「匂い」へのご投稿ありがとうございました!
「匂い」は味覚や人の好みのタイプと同じくらい、それぞれの好き・嫌いな匂い、
敏感に感じる匂い、違いますよね。
それで、みなさんそれぞれの「匂い」への思いを知りたいなぁと思い、
お題としました。

それでは感想を述べさせていただきます。(講評なんておこがましいと思うので…)
つたない内容ですが、ご容赦願います。
読んだ瞬間の感想を、カッコ書きではじめに付けさせて貰いました。



精液と汗の匂いを嗅ぎながら去りゆく君を尻目に眠る (アオカン娼婦さん)

 「オっトナだなぁ」
 リアルでもあり、想像力も掻き立てられます。
 感情を排除して表現されている分、実に冷静に大人の関係が表されていると思います。
 “去りゆく君”をいろんな意味に取ってしまいました。考えすぎました(苦笑)
 

匂い立つような美人になりたいとオー・デ・コロンを振りかける君
                    (ふれどりっくさん)

 「せつないねぇ…」
 “振りかける君”を見ている主人公、とは違う誰かのために、
 彼女は綺麗になりたいと思っている…
 他意のない彼女の行動が、俯瞰の格好でくっきり浮かびます。痛いです。


朝起きて
君の匂いに
気がついて
恋する僕は
深呼吸す (AI嬢さん)

 「恋なのねぇ」
 匂いは、モノより存在感を示すことがありますね、こと恋愛では。
 なんで彼女は朝を待たずに帰ってしまったんだろう…?
 “恋する僕は”が平凡でもったいない、また、“深呼吸する”のほうが
 自然かなーと思いました。


鼻水の匂いだけしかしませんが新たな始まりにしたい夜です (みにごんさん)

 「あったなぁ…」
 泣き続けていると、涙の理由より泣いてる自分に泣けてエンドレスになる。
 涙も鼻水も水分は出切っちゃたんですね(泣)でも私も泣きたいときは
 泣く派。
 “です”ときっぱり言い切っているところに、主人公の前向きさが見えていいです。


好きな子の恋愛相談のりし日の気づいて欲しも匂い殺して  (テキーラさん)

 「つらいねぇ」
 好きな相手から打ち明け話をされてるのに、自分は無として
 向き合わねばならないせつなさ。
 同じような相談されたことがありました。血迷って自分の気持ちを
 ぶつけてしまいミジメになった経験が…
 テキーラさんの独特さは、「選歌対象外」のほうが強烈でした。
 

ふう、いいな・・・。昼寝の猫にくっついて日なたの匂いに浸る昼すぎ
                      (みみり〜にょさん)

 「猫はいいよねぇ〜」
 猫の毛をなでまわすのが好きです。気持ちいいですよねー。
 くっつくのは、この場合犬ではダメで、やっぱり猫でないと。
 “日なたの匂い”という言葉が個人的に好きです。


もう僕の夢なのだから紫陽花の匂いにむせる廊下にいます (しんくわさん)

 「妖艶な…」
 “僕の夢”に“もう”としているところに、気持ちの盛り上がりを感じます。
 誰かと一緒に紫陽花を見ることが夢で、その願いが叶ったのでしょうか?


なつかしい煙草の匂いに辿り着く確実に鍵をかけた小部屋で (クロエさん)

 「小説みたいな…」
 すごく感情を抑えてまとめられいて、静かに表現されているのに、
 熱くなりました。
 主人公は“辿り着く”ことができて、よかった〜…
 

アジエンスの匂いは反則ですってば。すみれに似てる、すぐ恋しちゃう。 
(HADDYさん)
 
 「青春だねぇ」
 いつの時代も男子は女子の髪の毛に弱いんですね…。
 (やはりロング?)
 香水やトワレじゃなくて、シャンプーの匂いに惹かれちゃうところが
 若さですよねぇ…


彼女の髪の匂いがして果実のように添寝する甘い休日 (kittenさん)

 「やはり女は髪…」
 HADDYさんしかりだし、男性は女性の髪の匂い、好きなのですね…。
 “果実のように添寝する”の言い回しが優しすぎかな、と感じました。
 僭越ながら、勝手に改作を試みました… 
   彼女の髪の匂いがしてどうしても離れられない甘い休日
 こうしてみると、kittenさん作のほうが、ふわ〜んと漂うラブラブな
 匂いが感じられて良いですね…(汗)


いろいろな君の匂いを嗅いでみる どこまで好きか確かめてみる  (天国ななおさん)

 「いろいろって…?」
 相手への自分の気持ちを冷静に見極めようとしてる?
 それともちょっと冷めた時期?
 いやそれとも、文字通りいろいろ嗅いでみているの?丹念に?
 うーん、いろいろ想像してしまいます。というか妄想を誘われますね。
 (私が変?)


目をつむり君が私の髪の匂い「好きだ」と言うから背中を向ける (ナイナイナさん)

 「背中なのかぁ…」
 “髪の匂い「好きだ」”と言われて背中を向けるのは、もっと嗅いでほしいから?
 私なら嬉しくて嬉しくて、飛びついちゃうかもしれない(笑)


焼きたてのパンの匂いを追いかけて歩く(知らない街って素敵) (matsuさん)

 「パリを思い出す…」
 実は、これより前に投稿してくださった、

  ついていく なんだかとてもいい匂いするし あなたも笑っているし
 
 このうたが私はとても好きでした。根拠のないシアワセに嬉しそうに
 している主人公の気持ちが手に取るようでした。
 “焼きたての…”は旅行に出られて出来たうたでしょうか?さらっと
 まとまってしまっているところがちょっと残念。
 

夕暮れの果実のように奪いたい
その首筋にゆれる匂いも (ゆずさん)

 「夏の恋?」
 “その首筋にゆれる匂いも”この言い回しは匂い立つさまがリアルに
 感じられて良いですね。
 “夕暮れの果実のように”のイメージは何でしょうか?奪いたい相手そのものかな…?


太陽に草の匂いが反射して春がますます春になる朝 (Saekoさん)

 「まさに今だねぇ」
 この時期、新芽が若葉に成長して、天気の良い朝は草や木の匂いが
 もわ〜っと立ちこめますね。
 緑の生命力に気づかされる季節ですね。とてもよくわかります。
 季節としては、夏の入り口かな…と。
 

灼けたアスファルトに俄か雨が降る時の匂いは夏の証明 (山田杜魚(せば)さん)

 「そうそう…」
 冬が苦手でどんなに暑くても40℃近くになっても夏のほうが好きです。
 夏のにわか雨は、なんともいえない埃っぽさがありますが、
 じゃばーと地面に水が染みこんでいくのは気持ちが良いです。
 ぱっと読んだとき言葉が切りづらく、惜しいなと思いました。


松本で降りた君にはもう会えぬ化粧室に残った匂いを胸に (たかぷこさん)

 「リアル…」
 これはひょっとして実際に最近あったこと?なんて思ってしまいました。
 会いたいけど“もう会えぬ”…。感情を自分の内に仕舞い込もうと
 しているさまが何ともセツナイ…
 後半、字余りがちょっともったいないですね。


中毒
ヴァーチャルな多幸感に包まれる香水の匂い (食用さん)

 「ほー…」
 書き方も文字数も自由ですね。わたしは割と定型の短歌に馴染んでいるもので、
 この自由さに気を取られました… 
 “ヴァーチャルな多幸感”→匂いについて幸せなの記憶…?
 なぜだか、最近友人が観た映画「スーパーサイズミー」の話を思い出しました。
 マックには繰り返し食べたくなる中毒性の要素を入れ混んでるらしいです…
 (ズレてすみません)


以上です。ありがとうございました。
こうして見ると、「人にまつわる匂い」についてのうたが多かったですね。
髪の匂いや、気になる人そのものの匂い、などなど。
人間関係のなかで匂いは重要な要素なんだなー、と改めて思いました。


強烈なインパクトを受けたのは、アオカン娼婦さんの、

精液と汗の匂いを嗅ぎながら去りゆく君を尻目に眠る

でした。一番目に投稿頂いて、見た瞬間、うわ〜っと思いました(笑)
カッコイイです!


とてもキューンと来たのは、たかぷこさん、

松本で降りた君にはもう会えぬ化粧室に残った匂いを胸に

去られた方は、今さっきまでそこに居た相手の残像がつらく、
どうしていいか解らずただ気持ちを抱えるだけ…
せつないですね。



さて、一番のお気に入りとして選ばせて頂いたうたは、



鼻水の匂いだけしかしませんが新たな始まりにしたい夜です (みにごんさん)


です。
えんえんと泣いてしまい、目は腫れ鼻も真っ赤。もはや鼻水の匂いしか感じない惨め感。
自分にはかなしみしか残ってなくて、気持ちは空っぽ状態…。
だけど自分で自らを切り替えようとしている。
思わずファイト!って声を掛けたくなります。
「前向き短歌」と勝手に決めさせていただき、選ばせていただきました。

それではみにごんさん、次のお題発表、よろしくお願いします!
みやまこさん、コメントありがとうございます。

変な話で恐縮ですが^^; 相手のことがどれくらい好きかっていう尺度のひとつに、相手のものならどこまで許せるか平気かというのってあると思うんです。 その人の良い香りから臭い匂いまで、順にレベルを上げていって、そこまではOKみたいに、好きなレベルを判断してみる、という感じでした。

私の奥さんの人は、私の加齢臭だけで駄目だと言ってます(笑)。
みにごんさん

> 57597で定型に出来なかったことが非常に悔しかったのですが、
> どの文字も代えることが出来なくてそのままになってしまいました。

 この気持ち、とても解ります!
 いけない、と思いつつ、私はあまり推敲をしませんでして、
 (推敲するとどんどん変になっていくような気がしまして)
 字余りも、えーい今回はいいや、なんて甘くしてしまうので…
 今回のみにごんさんのうたは、主人公の前向きさが、なんといっても
 良かったです。
 また素敵なうたをお願いします!


天国ななおさん

 私も同じように捉えてました。
 (感想にはそのニュアンスが薄かったですね…)
 私にとってまさに恋は盲目です。
 相手の吸う煙草の匂いも良いな〜と思えたのはナゼでしょう(爆)
 奥さんも、きっとななおさんの匂いは、好きですよ!
 (好きですよ…、好きですよ… ←やまびこのつもり)
 

食用さん

 解説して貰うと、うたがはっきり見えてきますね。
 やっぱり短歌への考え方は人それぞれですね。だから面白いのかな。
 匂い(食用さんにとっては香り?)への思い、わかりました。


テキーラさん

 その人っぽい、とか勝手に当てはめてしまうのは、短歌にとっては
 良くなかった…でした。
 対象外のほうは、まさに野獣っ!と思いましたよ(笑)


たかぷこさん

 日記、読ませていただきました。そちらにも書き込みしましたが、
 書き忘れが。
 やっぱり恋の始まりは男性に引っ張ってほしいのですよ〜
 これ、女ゴコロです。
たかぷこさん

 旅+恋の短歌をつくれたら、すごくやる気が出そうですよね?

アオカン娼婦さん

 書き込み有難うございます!
 「こんなドキッとする短歌をつくるひとって〜?」と思っていましたが、
 コメントはとてもフツーな方で、ホッ。 (気を悪くしないでください!)
 私は、ディオールのディオリッシモを付けています。
 と言っても、ほぼ毎日付け忘れて出掛けちゃうのですが。
みやまこさん、遅くなってしまいすみません。
コメントありがとうございました!

偶然あまりにも美しい春の日に出会い、
ほとんど直感的に詠んだ歌でしたので、
主観的になり過ぎはしていないかと少し不安でいたのですが、
キチッと汲み取ってくださり、本当に嬉しく思います。

本当にありがとうございました!
Saekoさん、
書き込みありがとうございます。
春は、生命力に溢れていて、特に草花の。
緑から沸き立つ匂いがすごいですよね。
そんなことに遭遇するたび、にんげんてちっさいな、と思います。

たかぷこさん、
今ごろどちらで電車に揺られてるのでしょう?
4月に東北に行ったんですけど、単線の旅は良いですね。
短歌ゼミ、いいなぁ。私も勉強しておけば良かった(苦笑)

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