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短歌点コミュの短歌点45△お題:「春」

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短歌点45△お題:「春」
ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。


ちなみにこのルールは発想力コミュのインテリのルールを下敷きにしました。
そちらも面白いので良かったら是非。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=65955

コメント(58)

サクラサク 春一番にめくられたスカートの中 きみのパンティは
妊娠はしてないけれど順調に増える体重 もう春ですね
だからもう早くおいでよ東京も春の顔して待ってるからさ
春のくれ大根の種蒔かんとて鍬うちおろす土あたたかし
卒業の実感ないまま過ごす門出
早足の日に
気付けばひとり
春の夜 浮気をしてる人よ この桜吹雪が目に入らぬか
今夜0時で締め切ります。

テキーラさんの
食膳を囲むわが父耳そぎし仏頂面に花そへしこの春の耳ポロン
この歌、どーよみゃーいいんやー。と頭をかかへております。

春ですね。

ある意味春ですね。
春キャベツ 嗚呼嫉ましやその質感 冷えた我が実と比べても
春早くひとり舞姫旅に出た桜ながめているかな空から
どのへんの風が春だか知っていて彼女は髪を伸ばして丘へ 末松さん

わー。とてもいい景ですね。春を讃仰する作者の気持ちを美しく歌にしています。そうですね。春の風を感じるには丘ですね。
いやあ、もう、春を題にしてよかったよ。
出だしの どのへんの風が春だか・・・・のニュートラルなとこも好きです。

春風も感じないほど花散らし君といた街駆け抜けてゆく アオカン娼婦さん

今はもう別れている恋人と付き合っていたときの街を通るときの、その恋人と街との決別を歌にしている。花を散らすほどに駆け抜けているところに、作者の強い意志が垣間見えます。


いつからかよく知らないが校長がスキップしたから春なのだろう 辻さん

すっとぼけた歌ですね。いいですね。
あー。僕、市長が縄跳びやってる短歌作ったことあるわー。
なんじゃそりゃー。


ふくらはぎの少し上でひるがえす生春巻きのようなスカート ソーマさん

生春巻きのようなスカート、なんとなくどんなスカートか目に浮かびます。ひるがえすってかなりぼわーっとスカートが膨らんだ状態を思い浮かべるんだけど、ふくらはぎの上だとそんなにひるがえすほど広がるのかしら、いやいや、僕はファッションには疎いのであんまりそんなこと言ってはだめだ。


初任給扇子であおいだあの風は春一番よりモーレツに好き! たかぷこさん

主任給を(一万円札)を扇のようにして煽ぐ。さぞかしうれしき初任給。ありがたい歌です。
(一口メモ)アメリカのホームラン王のベーブルースは野球で初めてもらった給料で赤い自転車を買ったそうですよ。

やわらかく透き通ってゆくきみの黒髪を愛撫す春風のゆび はじめさん

やわらかく透き通ってゆく と黒髪を表現しているのは。春の光に透けているからなのでしょうね。
二句の部分が
透き通って 6音 までか 透き通ってゆく 8音 までかがちょっとわかりずらい

透き通って で切るとするときは、ゆく君の と、三句めを読んでしまうので、行く君の って読んでしまいそうになります。


黒髪を愛撫す が9音なのも長すぎると思うのだけど。
黒髪撫でる じゃあだめだったのかなー。
春うらら
染まるサクラ
南風
キミの街にも
春訪れる

AI嬢さん

春を迎える喜びが伝わります。
そうですねー。
うーむ。
春うららかな陽 染まる桜 南風
全部誰にでも春を連想させる言葉なのですが、ここはひとつ、AI嬢さんにしかない、思いつかない。ような春を教えて欲しかったよーな気もしました。ちなみに僕の家の庭の桜はまだ蕾です。
春楡の下でぼくたちまた会おう春楡に春一番吹く日 クロエさん

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/haru-nire.html
春楡の写真

女性が少年の視点で作った景を男の僕が読むと、正直なところ、やはり、腕組みをしつつ、この情景はどうよ。ってつぶやいてしまう自分がいます。やはり、女性的な感性の中で作られた歌。っていうバイアスが先にかかってしまうのかしら。
ただし、この歌の作者の性を白紙の状態でこの景を読むと、これはこれで。うーーん。って思うのもあるなあ。
漫画のラストシーンだけを立ち読みしてしまった感じ。
どこでそう思ってしまうのかを、うんうん考えてみました。

ぼくたちまた会おう がやはりネックか。
この少年の決意に至までのドラマが抜けているから、この決意が表面的にしか読み取ることが出来ないとこが残念なとこかもしれません。
でも、連作の形で、ドラマがあって、最期にこの歌で終わり。
とかだと、いいですね。
この星に宮川泰がいないのに今年の春はほんとに来るの? みにごんさん

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E6%B3%B0

宮川泰

氏のご冥福をお祈りします。
屋根の上猫がうにゃにゃと歌いだし私にも春 春うらららら あたみちさん

猫好きの僕にはたまらない歌です。結句の 春うらららら の脳みそのとろけっぷりもいい意味でたまりません。
春が重なるから一字あけにしたのだと思うんだけど、春を重ねる必要はそもそも無かったのではないでしょうか。春の位置は再考できると思います。
うっかりと乗り過ごしたような振りをして海まで行こう春の電車で 山田さん

思春期から青年にかけてのナイーブな感覚が表れています。
冬眠をしてるカエルやヘビさんやクマさんのように春を知りたい 天国ななおさん

春を感じとることがあまり無くなってしまった現代を生きる私たちはもっと冬眠をする動物のように春を喜びたいのだという意。


春やさゐ恋ひの苦さもかりそめの夜逃げて嫁ぐ友は処女なり テキーラさん

うーん。どう読もう。
春やさゐ は 春野菜って漢字にしたほうが読みやすいです。
春野菜 は まだ初々しく、恋愛に対して臆病で青い友のことを喩えているのかな。

かりそめの夜逃げて嫁ぐ

かりそめは 一夜とか、その場かぎりの意味だと思う。

そのような一夜かぎりの遊び?の恋愛から逃げるように他の人に嫁いだ友人のことを歌った。
でいいかな。

処女なり はちょっと重過ぎるような気もする。

これは友達のことを歌っているのだから、重要なことは彼女が処女かどうかではなくて、恋愛を知らぬまま嫁ぐ友人の女性の心情を推し量るところではないだろーか。
手作りのサーフボードで青春と呼ばれる波に飲まれていたよ カー・イーブンさん

あからさまに青春を表している景にデコレーションするがごとく「青春と呼ばれる波」という軽く胡散臭いネーミングまでほどこす。たとえるならば、漫画家でいうなら島本和彦ですね。いや、なんとなく、その過剰さが。
飲まれていたよ の悲しみ溢れる告白がこれまた美しい。


聞こえるは暴走族のパリラリラ深夜の和室春を感じる yossyさん

なんとなく、わかるような気もします。



ツヴェターエワからの手紙は光の驟雨となりいまミモザ散る春 kittenさん


kittenさんが日記で自作解説してくれていました。



(まずツヴェターエワですが、マリーナ・ツヴェターエワというロシア革命期の詩人です。彼女の人生は暗澹たるもので最後は自殺してしまうのですが、同時代のもっとも優れた詩人であるボリス・パステルナークに「光の驟雨」という文章を寄せています。ミモザははらはらとすぐ散る花。これがツヴェターエワのイメージと重なっています)

ミモザとはこの花
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A2%E3%82%B6

ミモザってサラダのことかと思っていました。

ツヴェターエワからの手紙は光の驟雨となり

この部分で完全に詩になっていると思うんです。

でもそのあとに いま と入れているのが 判りにくくさせているのかもしれない。

いま は kittenさんがこの歌を作ったときのことを指すのか、それとも、その詩人がいたロシア革命時の春のことなのか。


http://kitten.blog.ocn.ne.jp/kitten_diary/cat2093547/index.html

kittenさんのこの夏の一日という連作はいいですね。

ツヴェターエワを探していて、見つけました。

なまいきな瞳も髪もサヨサヨヲ 春のわだちを(振り返らずに) jerryさん

さようなら じゃなくて サヨサヨヲ とオノマトペにしているところが物凄いのかもしれない。僕がその感性に到達できていないのが残念だ。
下の句、素晴らしいと思います。景が見えますね。わだちがいいと思います。


種の味までする苺のチューハイにほろ酔いの我 春は未だ来ず のんさん

苺の種の味のまでする。というディテールの細かさがうまく効いています。

僕だったら、ほろ酔うわたしに春は近づく ってやります。



サクラサク 春一番にめくられたスカートの中 きみのパンティは ウミガラスさん

ピンク!なんですね!
妊娠はしてないけれど順調に増える体重 もう春ですね モーフさん

もう春ですね の すっとぼけ感が素晴らしいですね。
この一言で作者がとても魅力的な人に感じてしまうのはどうしてなんだろう。どうしてなんだかは知らないけど。素晴らしいですね。


だからもう早くおいでよ東京も春の顔して待ってるからさ ゆずさん

このいい加減な擬人法が恋人を東京に呼び寄せているのであろう作中人物のいい性格が見えてきますね。
ああー!もうなんでこんないい加減な台詞を思いつくんだろうか。
ひどい失恋でもすればいいのに!
春のくれ大根の種蒔かんとて鍬うちおろす土あたたかし おださん
土のあたたかさ、土の匂いがわかります。

卒業の実感ないまま過ごす門出
早足の日に
気付けばひとり

ナイナイナさん

卒業して、いつのまにかあわただしく日が過ぎ、ふと気づくと私1人の春だった。という作中人物の思いがよくわかります。
過ごす門出 って言わないんじゃないかしら。

春の夜 浮気をしてる人よ この桜吹雪が目に入らぬか matsuさん

春の夜に がいいような気がします。
浮気よりも桜吹雪を見なさい。
それとも、浮気が桜吹雪にばれているよ。
か、どっちなのだろう。

春キャベツ 嗚呼嫉ましやその質感 冷えた我が実と比べても 83さん

春キャベツの健康的な色や質感を嫉ましく思う作者の心情がわかります。野菜と自分を比べてしまうところに、哀しさが。
健康的な野菜の歌

白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる 俵万智


春早くひとり舞姫旅に出た桜ながめているかな空から みやまこさん

空から桜を眺めて・・・ということは飛行機に乗ったのだろうか。

舞姫は旅をしながら暮らしているというイメージもありますね。
やっと全部コメントできましたー。

長かったー。集中力が全く無いので時間がかかりましたよ。

まだどれにするか決めていません。

好みで決めます。

とりあえず。好きな歌は


どのへんの風が春だか知っていて彼女は髪を伸ばして丘へ

いつからかよく知らないが校長がスキップしたから春なのだろう


屋根の上猫がうにゃにゃと歌いだし私にも春 春うらららら

うっかりと乗り過ごしたような振りをして海まで行こう春の電車で

手作りのサーフボードで青春と呼ばれる波に飲まれていたよ

妊娠はしてないけれど順調に増える体重 もう春ですね


このあたりが好みです。
どのへんの風が春だか知っていて彼女は髪を伸ばして丘へ

いつからかよく知らないが校長がスキップしたから春なのだろう

手作りのサーフボードで青春と呼ばれる波に飲まれていたよ

妊娠はしてないけれど順調に増える体重 もう春ですね

(第二次選考)
いやー、どのうたもいいですねー。
困ったなー

歌自体の美しさは

どのへんの風が春だか知っていて彼女は髪を伸ばして丘へ

これが一番ですね。

それで、

いつからかよく知らないが校長がスキップしたから春なのだろう

手作りのサーフボードで青春と呼ばれる波に飲まれていたよ

妊娠はしてないけれど順調に増える体重 もう春ですね

この三つは作者の作る歌の空気がいいですね。
力を抜いたところがいい。
手作りのサーフボードで青春と呼ばれる波に飲まれていたよ カー・イーブン

この歌に決めます。

春の歌じゃないんですが、青春のやるせなさ、その青春が終わり、憧憬とともに、今思い出している。そこを選ばせて頂きました。

いい歌です。


カー・イーブンさん

次のお題よろしくお願いします。
しんくわさん、全コメ&選考おつかれさまー。
第二次選考まで残れて光栄です!
しんくわさん、コメント&選考お疲れさまでした。
同じくとってもためになります。

私も蛇足ですが、自作解説を(笑)、
例えば失恋とかして暗く落ち込んでいる人にも、どこかで春は恋はやってきて、でもそのままだと気がつかなかったりして過ぎてしまうんだけど、動物達のように眠っていても自然に気がついて起き出してくる、そんな力があったらいいなぁ、チャンスには必ず気がつくといいなぁ、と思った次第です。
しんくわさんコメントお疲れ様でした。

最初に思いついた時に春が重なってしまって、あまり良くないなぁとは思ったのですが、声に出して読むとあまりヘンでもなかったのでそのまま投稿してみました。
最初の方の春をうまく別の言葉で置き換えられたら良かったかもしれませんね。

ちなみに私はしんくわさんの選にも残っていた

 どのへんの風が春だか知っていて彼女は髪を伸ばして丘へ(末松さん)

が好きです。
絵のような風景が思い浮かんできて不思議な歌です。
しんくわさん、お疲れさまです。
わわー。二次選考に残れて光栄です。
なんだかくすぐったいです。

わたしは末松さんの歌が好きです。
色でいうと、青空色と若草色と白いスカートと菜の花色という感じ。
もうそれ自体が春っぽい!
お疲れ様です。
そうピンクなのです。
もう少しうまく表現したかったけど…まぁ気付いてもらえてよかったです。ありがとうございます。
しんくわさんおつかれさまです♡→ܫ←♡

>ひどい失恋でもすればいいのに!

ですよねぇ…そう思いながらつくりました(笑
ついていくなよ〜、ってww 


個人的には

いつからかよく知らないが校長がスキップしたから春なのだろう

がだいすきです☺☻春のほわわんな空気のなかで校長先生がスキップしてるなんて素敵vみてみたいです。黒柳徹子さんだといいな。
私も、辻さんの
いつからかよく知らないが校長がスキップしたから春なのだろう
が好きでした、春はやっぱりスキップです^^
春だからスキップしよう!スキップができない人はケンケンでも可
何だか好評のようで、ありがとうございます。
何かの漫画でそんなシーンありそうかもな、とも思ったんですが。
しんくわさん、こんにちは。

講評おつかれさまです。

>浮気よりも桜吹雪を見なさい。
>それとも、浮気が桜吹雪にばれているよ。
>か、どっちなのだろう。

気持ちは下でした。
私の中で、桜吹雪=金さん(遠山の)。

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